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2020.12.17 知って得する塗装講座

ローラー塗装と吹き付け塗装の主な特徴は?使い分けのコツを詳しく!

「塗装の種類にはローラー塗装と吹き付け塗装があると聞いたけど、具体的にどんな特徴や違いがあるのだろう」とお考えではありませんか? せっかく業者に塗装を依頼するなら、なるべくメリットの多い方法で依頼したいですよね。そのためにも、まずは、ローラー塗装と吹き付け塗装それぞれのメリット・デメリットを理解することが必要でしょう。

そこで今回は、ローラー塗装と吹き付け塗装について詳しく解説します。

この記事を読むことで、ローラー塗装と吹き付け塗装の特徴や使い分けるポイントなどがよく分かります。まずは、記事を読んでみてください。

1.ローラー塗装の特徴は?

最初に、ローラー塗装の主な特徴について見ていきましょう。

1-1.ローラー塗装とは?

ローラー塗装とは、ローラーを使って屋根や外壁などを塗装する工法のことです。業者に塗装を依頼すると、多くの場合でローラー塗装によって進めることになるでしょう。ローラー塗装では、塗装場所の条件に合わせてローラーの大きさや種類を変えることで、より美しく仕上げることができます。ただし、細部の仕上げには別途、刷毛(はけ)工法を併用することが一般的です。

1-2.ローラー塗装の主なメリット

ローラー塗装の主なメリットを詳しく解説します。

1-2-1.広範囲を短時間で塗装できる

ローラー塗装の主なメリットの一つは、広範囲を短時間で塗装できることです。ローラーを転がすだけで一気に塗装できるため、短時間で作業が済みます。たとえば、店舗のリニューアルオープンに向けてなるべく早く塗装を終えたいときなどは、ローラー塗装のメリットが大きいでしょう。

1-2-2.塗料の飛散が少ない

ローラー塗装の主なメリットに、塗料の飛散が少ないことが挙げられます。ローラーで塗ると、塗料が塗装面にしっかり密着するからです。また、塗料の無駄も少なく、塗装コストを抑えることができます。

1-2-3.厚塗りしやすい

ローラー塗装は、厚塗りしやすいのもメリットの一つです。塗装する際の力加減で、塗料を厚く塗ることができます。厚塗りによって高級感のある仕上げにしたいときなどは、ローラー塗装が向くでしょう。

1-2-4.作業員の技術力に左右されにくい

ローラー塗装は、作業員の技術力に左右されにくいのもメリットになります。経験が浅いスタッフでも、丁寧に作業すればベテランと仕上がりで大きな差が出にくいのです。そのため、若手スタッフにもある程度塗装を任せやすく、業者側としても助かるといえます。

1-3.ローラー塗装の主なデメリット

ローラー塗装の主なデメリットも理解しておきましょう。

1-3-1.細かな部分の塗装に向かない

ローラー塗装は、細かな部分の塗装に向かないのが大きなデメリットです。たとえば、塗装面の隅など、物理的にローラーが届かない部分は対応できません。また、立体的なものを塗装するのにも不向きです。そのため、ローラー工法は刷毛工法と併用することになります。

1-3-2.塗装場所の条件によってローラーの交換が必要

ローラー塗装では、塗装場所の条件によってローラーの交換が必要になるのもデメリットといえます。広い壁面を塗装するときは大型のローラー、表面がザラザラした壁面を塗装するときは毛足の長いローラーを使用することになるでしょう。また、ローラーを交換する手間がかかることで、塗装時間が長引く原因になります。

1-3-3.塗りムラが発生することがある

塗りムラが発生することがあるのも、ローラー塗装のデメリットです。ローラーの使い方にクセがあったり、力の入れ方が不均一だったりすると塗装がムラになってしまいます。また、塗料の量が多過ぎる・少な過ぎる場合も、ムラになりやすいので注意が必要です。

1-3-4.吹き付け塗装より時間がかかる

ローラー塗装は、すべて手塗りで作業するため、吹き付け塗装より時間がかかります。たとえば、急ぎで塗装する必要がある場合などはおすすめできません。特に、大型ビルやマンションの外壁塗装などは、ローラー塗装だと工期が長引く傾向があります。

2.吹き付け塗装の特徴は?

吹き付け塗装の主な特徴について詳しくご紹介します。

2-1.吹き付け塗装とは?

吹き付け塗装とは、スプレーガンなどに塗料を入れ、屋根や外壁などに吹き付ける工法のことです。塗料が霧状の粒子になるため、ローラーが届かないような細かな部分までキレイに塗装できます。また、吹き付け塗装は、ローラー塗装などの手塗り工法と比較して、よりスピーディーに作業できるのも特徴です。

2-2.吹き付け塗装の主なメリット

吹き付け塗装の主なメリットを詳しくご紹介しましょう。

2-2-1.広範囲を短時間で塗装できる

吹き付け塗装は、広範囲を短時間で塗装できるのが主なメリットです。スプレー状の塗料を連続して噴射できるので、塗装時間を大幅に短縮できます。何らかの理由で工期を優先すべき場合は、吹き付け塗装を選ぶとよいでしょう。

2-2-2.仕上げにバリエーションがある

吹き付け塗装では、仕上げにバリエーションがあるのがメリットです。たとえば、以下のような仕上げにすることができます。

  • リシン仕上げ:塗料に小さな石などを混ぜることで、塗装表面がザラザラした仕上がりになる
  • スタッコ仕上げ:塗料にセメントなどを混ぜることで、塗装表面が重厚感のある仕上がりになる

さらに、職人に高い技術力があれば、想像以上に美しい仕上がりを得ることも可能です。

2-2-3.仕上がりがキレイ

吹き付け塗装は、スプレー状の塗料を吹き付けて塗装するため、仕上がりが均一でキレイなのが特徴です。手塗り独特の跡が塗装面に残らないため、ローラー塗装と比較して美しい仕上がりになります。

2-2-4.塗装費用が安価

吹き付け塗装は、塗装費用が安価に済むこともメリットといえます。広範囲の塗装でも、効率よく短時間で作業できるからです。塗装費用を抑えたい場合には、吹き付け塗装を検討するとよいでしょう。

2-3.吹き付け塗装の主なデメリット

吹き付け塗装の主なデメリットを詳しく見ていきましょう。

2-3-1.塗料が飛散しやすい

吹き付け塗装のデメリットの1つは、塗料が飛散しやすいことです。たとえば、養生が不十分な場所に付着してしまったり、空気中に飛散して風に運ばれて思わぬ場所にまで影響が出たりすることもあります。場合によっては、隣家などに塗料が付着して汚してしまったときには弁償することもあるでしょう。また、塗料の飛散と共に強い臭いが広がりやすいのも大きな問題です。

2-3-2.塗料の無駄が発生しやすい

塗料の無駄が発生しやすいのも、吹き付け塗装のデメリットです。吹き付け塗装は、狙った場所以外にも塗料が飛散してしまいます。そのため、場合によっては想定量以上の塗料を使用し、多くの無駄が発生してしまうのです。また、作業員の技術力が乏しいと、必要以上に吹き付けてしまい、塗料を無駄にしてしまうこともあります。

2-3-3.塗装時の騒音が大きい

吹き付け塗装は、塗装時の騒音が大きいこともデメリットです。吹き付け塗装では、スプレーガンなどの機械を使用するため、騒音が大きくなってしまいます。しかも、塗装中はずっと騒音が出続けるため、大きなクレームにつながりやすいのも事実です。

2-3-4.周辺の養生に手間がかかる

吹き付け塗装は、周辺の養生に手間がかかるのも大きなデメリットといえます。吹き付け塗装は塗料の飛散範囲が広く、風向きや風の強さも考慮して広範囲に養生を行う必要があるからです。ローラー塗装と比較すると、養生の手間が数倍かかることもあります。

3.ローラー塗装と吹き付け塗装を使い分ける方法は?

ローラー塗装と吹き付け塗装を使い分ける方法について、具体的に見ていきましょう。

3-1.ローラー工法がおすすめの場合

ローラー工法がおすすめなケースには、以下のようなものがあります。

3-1-1.近隣に迷惑をかけたくない

塗装の際に近隣へ迷惑をかけたくない場合は、ローラー塗装をおすすめします。ローラー塗装は、塗料の飛散や塗装時の騒音が発生しづらいからです。たとえば、近隣に塗料が飛散すると、塗料の付着や臭いの問題が発生します。また、騒音による迷惑も心配です。ローラー塗装を選べば、近隣にかける迷惑を最低限にとどめることができます。

3-1-2.塗料の使用量を抑えたい

高価な塗料で塗装する場合は、塗料の使用量も気になるところでしょう。その点、ローラー塗装なら塗料の無駄が少なく、少ない塗料で効率よく塗装できます。また、塗料の使用量を抑えることで、塗装費用を安くすることも可能です。

3-2.吹き付け塗装がおすすめの場合

吹き付け塗装がおすすめなのは、以下のようなケースです。

3-2-1.広範囲をスピード重視で塗装したい

広範囲をスピード重視で塗装したい場合は、吹き付け塗装を選ぶとよいでしょう。たとえば、大型ビルやマンションなどの外壁は、塗装面が広範囲過ぎてローラー塗装では膨大な時間がかかってしまいます。その点、吹き付け塗装なら短時間で作業できるため、工期遅れの心配を大幅に減らすことが可能です。

3-2-2.特別な仕上がりを希望する

特別な仕上がりを希望する場合は、吹き付け塗装がおすすめです。ローラー塗装は平面的な仕上がりになるため、特別感を出すことができません。一方、吹き付け塗装は、この記事の「2-2-2.仕上げにバリエーションがある」のとおり、好みの仕上がりを選ぶことができます。こだわりのある仕上がりにしたいのなら、吹き付け塗装を選びましょう。

4.ローラー塗装と吹き付け塗装に関するよくある質問

最後に、ローラー塗装と吹き付け塗装に関する質問に回答します。それぞれ確認してください。

Q.ベランダの塗り替えもローラー塗装で対応できる?
A.ベランダの床など、平らな面はローラー塗装で対応できます。しかし、手すりなどはローラーが入らないため、吹き付け塗装や刷毛塗装などを併用することになるでしょう。

Q.依頼者が塗装方法を指定することは可能?
A.可能です。よりメリットの多い塗装方法を指定することで、満足度もアップします。ただし、場合によっては指定した塗装方法が向かないこともあるでしょう。その場合でも、信頼できる業者なら丁寧に理由を説明してくれるだけでなく、代替案を提案してくれるので安心です。

Q.吹き付け塗装時に近隣からのクレームを予防する方法は?
A.塗装工事が始まる前に、近隣にお知らせを兼ねてあいさつしておきましょう。早めに塗装日程を知らせておくことで、近隣も窓を閉めたり洗濯ものを干さないようにしたりなどの対処ができます。また、事前にあいさつしておけば、心理的なクッションになるため、クレームの予防に効果的です。

Q.業者がローラー塗装をした後で隅に塗り残しを発見したのですが?
A.まずは、証拠写真をスマホでもよいので塗り残し部分を撮影し、そのまま業者に連絡して現場を確認してもらいましょう。明らかに業者の落ち度による塗り残しなら、すぐに対応してくれるはずです。

Q.信頼できる業者を選ぶポイントは?
A.以下を参考に選んだ業者なら、安心して依頼できます。

  • 屋根や外壁などの塗装実績が豊富にある
  • 丁寧な作業や高品質な仕上がりで定評がある
  • 現地視察および見積もりは無料
  • リーズナブルかつ分かりやすい料金システム
  • 希望の工期に合わせてもらえる
  • スタッフの言葉遣いや対応が丁寧で親切
  • 顧客からの評判がよい
  • 手厚い保証やアフターサービスを受けられる

なお、当テンイチでも数多くの塗装をお受けしており、ご好評をいただいています。まずは、お気軽にお問い合わせください。

まとめ

今回は、ローラー塗装と吹き付け塗装について詳しく解説しました。ローラー塗装と吹き付け塗装は、両方とも外壁塗装などによく使われる工法で、短時間に広範囲を塗装できるなどが主なメリットです。ただし、それぞれにメリット・デメリットがあるため、よく理解して選ぶことをおすすめします。また、ローラー塗装と吹き付け塗装のいずれを選ぶにしても、信頼できる業者に塗装を依頼することが肝心です。この記事を参考にして信頼できる業者を選び、よく相談してみるとよいでしょう。

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