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2016.02.23 知って得する塗装講座

外壁塗装の下地処理とは?どんなことをするの?

外壁塗装とは、外壁に塗られた塗料を塗り替え変えることです。外壁は常に風雨にさらされているため、約10年前後で寿命を迎えます。

今回はそんな外壁塗装の塗り替えのときに行われる下地処理の重要性や役割についてご紹介しましょう。外壁塗装は、ただ単に古くなった外壁の上に塗料を塗るだけで終わりではありません。

下地処理を丁寧に行わないと、耐久性にも重大な影響が出るのです。これから外壁塗装の塗り直しをしたい、と考えている方はぜひこの記事を読んで知識を深めてください。

1.外壁塗装の役割とは?

外壁塗装とは、外壁の上に塗られている塗装のことです。コンクリート打ちっぱなしなどの住宅でない限り、必ず外壁は何らかの塗料で塗装されているでしょう。

また、一戸建てだけでなくマンションなどの集合住宅も同じです。外壁塗装は家の印象を大きく左右します。築年数がたった家でも外壁塗装を塗り替えれば、見違えるでしょう。

さらに、外壁塗装の役割はそれだけではありません。実は、外壁自体には防水性や断熱性がないのです。その効果を持った塗料を塗ることで、初めて断熱性や防水性が備わります。

外壁塗装が劣化すれば、外壁自体が雨風で急速にいたんでしまうでしょう。そうなると、家自体の寿命も大幅に縮まる可能性があります。ですから、外壁塗装は定期的に塗り直すことが大切です。

一般的に外壁塗装の寿命は10年~13年といわれています。しかし、条件によってはもっと短くなることもあるでしょう。

なので、塗り替え後8年を過ぎたら外壁を定期的にチェックし続けてください。ひびが入っていたり黒カビやコケが発生していたりするようならば、塗り替えが必要です。

2.下地処理とは?

外壁塗装は、単に古くなった外壁の上から塗料を塗って終わり、というわけではありません。前述したように、外壁は常に風雨にさらされています。

ですから、当然汚れもついていますし、外壁自体もいたんでいる可能性があるのです。それらを無視して上から塗料を塗ってしまえば、すぐに落剝(らくはく)してしまうでしょう。

つまり、下地処理とは塗料を塗るまでにやっておかなければならない処理の総称です。この下地処理を丁寧に行っていれば、塗装はより長持ちするでしょう。次の項で、下地処理の種類をより詳しくご紹介していきます。

3.下地処理の種類や方法は?

この項では、下地処理の種類や方法をご紹介していきます。いったいどのような処置を行うのでしょうか?

3-1.高圧洗浄

高圧力の水をかけて外壁の汚れを落とします。水を高圧で吹きつければ、洗剤を使ったりこすったりしなくても汚れが落ちるのです。外壁につく汚れはちりやほこり、土以外にも、カビやコケなどがあります。これらをすべて落とさなければ塗り直しはできません。

3-2.補修

築年数がたった建物は、外壁自体がいたんでいることも珍しくありません。特に「クラック」といわれるひび割れは、木造モルタルの住宅によく発生するでしょう。

これをシーリング材などで埋めます。また、鉄骨建築では、サビがういていることも珍しくありません。この場合は、サビを丁寧に落としてサビ止めを塗ります。

どの程度補修や修理が必要なのかは、実際に外壁を見てみなければ分かりません。しかし、築年数が古い建物ほど修理に時間はかかるでしょう。

3-3.シーリング処理

現在の住宅は、モルタルに代わってサイディングボードを外壁に張りつけることが多いです。サイディングにはいろいろな種類があるため、現在の一戸建ての外壁は非常にバラエティーに富んでいます。

さて、このサイディングはシーリングという一種の接着剤で壁に張りつけれているのです。このシーリングが劣化すればサイディングボードも落剝(らくはく)の危険があります。ですから、シーリング材を補充したり入れ換えたりして、処理を行うのです。

3-4.うき部分をなくす

マンションなどの鉄筋コンクリート製の住宅の場合は、コンクリートの上にモルタルが塗られ、その上に塗装されていることもあります。このような場合、経年によってモルタルとコンクリートの間に「うき」が出てくることも珍しくありません。放っておけば、モルタルの部分が落剝(らくはく)してしまうでしょう。

ですから、このうきの部分に接着剤を注入してモルタルとコンクリートをくっつけます。築年数の建ったアパートやマンションなどで行われることが多いでしょう。

4.下地処理は時間とお金がかかる

さて、どうでしょうか?下地処理にはいろいろな方法があることがお分かりいただけたと思います。前述しましたが、外壁は常に風雨にさらされている場所です。ですから、家の中では水回りと同じくらいいたみやすい場所といえます。

また、下処理を丁寧に行おうとするほど時間とお金がかかるのです。外壁塗装を請け負っている業者の中には、この下処理をできるだけ簡略化することで、安く外壁処理を請け負うところもあります。

しかし、ここまで記事を読まれた方はお分かりだと思いますが、下地処理を怠ればいくらよい塗料を使って外壁塗装を行ったとしても、耐久性は低くなるでしょう。

下地処理を怠るということは、スキンケアをせずに厚化粧をするようなものです。いくら高価な化粧品を使っても、元の素肌が汚ければ映えませんよね。ですから、外壁塗装の見積もりを行う際に、下地処理の内容もよく聞いておきましょう。

5.最近の塗料は進歩している

さて、下地処理が終わったらいよいよ塗料を塗ります。この塗料は年々進歩していて、今では自分で汚れを落とすものまであるのです。

また、フッ素樹脂塗料やアクリル塗料など複数の塗料の中から選ぶように業者からいわれて、困っている方も多いでしょう。塗料は高機能で長持ちするものほど、高価な傾向にあります。

「お金はいくらかかってもいいから、長期間持つ塗装をしたい」という方以外は、機能をよく確認して出せる範囲で選びましょう。どんなに小さな家でも外壁をすべて塗り替えれば、かなりの量の塗料が必要です。

また、外壁に使う塗料は一定の厚みを持たせて塗らないと、効果を発揮できません。ですから、見積もりを取る際に可能ならば使う塗料の量をおおよそでいいので出してもらいましょう。極端に量が少なく算出した業者には、依頼しない方がよいですね。

まとめ

今回は、外壁塗装の下地処理についてご紹介しました。

一般的に築年数がたった家ほど下地処理に時間がかかります。ですから、余裕を持って依頼したほうがいいでしょう。

また、外壁塗装は屋外作業です。そのため、雨が降ると仕事にならないこともあります。外壁塗装を依頼するならば、できるだけ晴天の日が多く続く季節を狙いましょう。なお、せっかくだから全く違う色に塗り替えたいという方もいるかもしれません。

それは構いませんが、広い部分に塗装をする場合は色見本よりもだいぶ明るくなることが多いです。それを考慮して色を指定しましょう。

壁の色と屋根の色のバランスが崩れる場合もあるので、必ず屋根の色にも合う色を選んでください。なお、外壁塗装をする場合は、複数の業者から見積もりを取るとよいでしょう。ほかの見積もりと比べて理由もなく安い会社などをさけられます。また、時間に余裕を持って作業ができるように依頼しましょう。

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