2016.08.30 知って得する塗装講座
blog 外壁塗装ブログ
「屋根の老朽化が気になっている」「屋根から雨漏りで困っているけれど、どうすれば良いのかわからない」など、悩んでいる人は多いでしょう。屋根や外壁など家の耐久性に関係する部分は、できるだけ早く改修工事をしなければなりません。しかし、知識不足のまま屋根を補修してしまうと失敗する可能性があります。
そこで、これから屋根リフォームや屋根材の種類、リフォームの方法など詳しく説明していきましょう。
この記事を読むことで、屋根リフォームの必要な情報を知ることができます。悩んでいた屋根のトラブルを解消しましょう。
INDEX
1.屋根リフォームについて
建物はメンテナンス・リフォームをくり返すことで耐久性を保ち続けることができます。特に、屋根や外壁は外部と直接触れ合う部分です。内装よりも汚れが目立ち、老朽化がすすみます。では、屋根リフォームとは何なのか・必要性やメリットについて詳しく説明しましょう。
1-1.屋根リフォームとは
普段、目に見えない屋根はなかなか老朽化に気づきません。いつの間にか屋根がボロボロになるケースも多いです。日本は台風や地震が多いため、屋根をきちんとリフォーム・メンテナンスをする必要があります。屋根は家の耐久性に関係する場所です。屋根をメンテナンスしなければ家の寿命が縮んでしまいます。
1-2.屋根リフォームの必要性
なぜ、屋根リフォームが必要なのか疑問に思っている人は多いでしょう。理由は「屋根の劣化が早いから」です。屋根は雨や紫外線直接当たる場所でもあるため、劣化スピードが速くなります。外壁の劣化に気づいたときはすでに遅いケースもあるのです。また、リフォームをしていないと雨水が室内に侵入してしまいます。雨漏りは建築材を腐らせる原因です。そのため、屋根リフォームは家を守るため必要になります。
1-3.屋根リフォームのメリット
屋根リフォームのメリットは「雨漏り防止」「外観の美しさ」「光熱費の削減」があります。きちんと屋根リフォームをすることで劣化の進行を防ぎ、外観の美しさをより一層保つことができるのです。さらに、撥水性が高い塗装を使用すれば雨水をはじくことができます。遮熱塗料を使用すれば室内環境が快適になり光熱費の削減につながるでしょう。屋根リフォームに使用する塗料によって、期待できるメリットはたくさんありますよ。
2.屋根リフォームができる屋根の種類
屋根に使用する材料はトタン・瓦(かわら)・スレート・金属製など種類は豊富です。実際、自分の家の屋根にどんな材料が使用されているのか確認しておきましょう。それぞれ種類の特徴を詳しく説明していきます。
2-1.瓦(かわら)
日本家屋の屋根はほとんどが瓦(かわら)でした。瓦(かわら)のメリットは耐久性に優れている点です。50年~100年の耐久性を持っており日本家屋にぴったりの屋根材になります。しかし、耐震性に劣るため使用率が減ってきました。非常に重い・漆喰(しっくい)部分のメンテナンスが必要・強い風で吹き飛ぶなどが瓦(かわら)のデメリットです。
2-2.スレート
屋根スレートは「天然スレート」と「化粧スレート」の2つに区別されます。天然スレートは天然の岩を使用しているため、非常に高価です。どちらかというと「化粧スレート」のほうがよく出まわっています。化粧スレートはセメントと繊維を混ぜてつくったものです。品質が統一化され施工費も安い特徴がある屋根材といえるでしょう。ちなみに、耐用年数は10年~20年になります。
2-3.金属製
トタン・ガルバリウム屋根のほかにも金属製屋根には「ステンレス」「銅屋」「チタン」といった種類があります。ステンレス屋根は耐久性・耐食性・強度に優れている屋根材です。銅屋は銅板を使用した屋根材で加工性・伸縮性に優れています。そして、チタン屋根は強度・熱反射性に優れていますが加工性に劣るでしょう。金属製の屋根材は耐用年数がおよそ40年~60年です。
2-3-1.トタン
古いトタンをリフォームする際、ガルバリウム鉄板を屋根材に使用することが多いです。従来のトタンは数年経過ですぐにサビが出てきました。しかし、ガリバリウム鋼板はサビが10年以上出ません。また、低価格なので使用しやすい屋根材といえるでしょう。
2-4.その他
ほかの屋根材にはセメント系・粘土系・シート防水・塗膜防水などがあります。セメント系の屋根材には洋瓦・モニエル瓦などがあり耐用年数が30年~40年です。陶器瓦が代表的な粘度系は半永久的に保ち続けることができます。ただし、美しい外見を保つには20年~25年の間隔でメンテナンスが必要です。
3.屋根リフォームをすべきタイミングとは
なかなか目で見ることができない屋根だからこそ、屋根リフォームのタイミングには十分に気をつけておかなければなりません。屋根リフォームをすべきタイミングについて説明します。
3-1.外観のチェック
見える範囲で構いませんので、外観をチェックしてみてください。屋根の塗装がはがれている・瓦(かわら)が曲がっている・汚れている・ヒビが入っているなど気になる部分があればリフォームすべきタイミングです。外観の状態がひどくなるほど室内に悪影響をおよぼしてしまいます。
3-2.雨漏りなどの場合
屋根から雨漏りが発生したときこそ、リフォームをすべきタイミングです。雨漏りは屋根が劣化している証拠になります。すぐに屋根の補修をしなければなりません。しかし、場合によっては雨漏りから屋根材が腐敗している可能性もあります。屋根材が腐敗している場合はリフォームだけでは済まされません。屋根材の交換・補修などの工事が必要です。
3-3.耐用年数について
屋根材によって耐用年数が異なります。たとえば、瓦(かわら)の場合50年~100年の耐用年数を誇っていますが、適度にメンテナンスをしなければなりません。屋根の塗装メンテナンスは7年~8年に1回といわれています。メンテナンスをくり返すことで、屋根の耐用年数が長続きするのです。
4.屋根リフォームの方法
適切なリフォームをするには、屋根リフォームの方法を把握しなければなりません。リフォームや屋根用塗料の種類・足場・屋根リフォームの工期・見積もり・火災保険について詳しく説明します。
4-1.リフォームの種類
屋根リフォームの種類には主に葺き替え(ふきかえ)・カバー工法・塗装があります。それぞれどんな方法になるのか、詳しく見ていきましょう。
4-1-1.葺き替え(ふきかえ)
古い屋根材をすべて撤去して新しい屋根材に替えることを「葺き替え(ふきかえ)」といいます。葺き替え(ふきかえ)にも日本瓦からスレート・スレートからガルバリウム・トタンからガルバリウムとさまざまです。最も多い葺き替え(ふきかえ)は日本瓦からスレートへの葺き替え(ふきかえ)になります。
4-1-2.カバー工法
スタンダードな屋根リフォームが「カバー工法」です。「重ね葺き(かさねふき)」とも呼ばれています。カバー工法はもとからある屋根材のうえから新しい屋根材を重ねる方法です。主に、うえから重ねる屋根材は遮熱など機能性を持っている材料を使用します。
4-1-3.塗装
屋根の塗装は定期的に塗替えていかなければなりません。定期的に塗替えることで美しい外観を保ち続けることができます。さらに、遮熱・断熱塗料を使用すれば快適な環境づくりができるでしょう。
4-1-4.その他
ほかの屋根リフォームとしては「補修工事」があります。屋根の一部が壊れる・屋根の構造にズレが出始めるなど不具合が起きたときに補修しなければなりません。また、急な雨漏りが起きたときに応急処置として補修工事をすることがあります。
4-2.屋根用塗料の種類
屋根専用の塗料は多種多様です。遮熱・断熱塗料やスレート屋根専用塗料・鋼板やトタン屋根用塗料と屋根材によって適した塗料があります。また、すでに使用されている塗料がどんな種類なのかチェックしてくださいね。チェック後は施工業者に必ず伝えましょう。詳しい塗料がわからない場合は、業者に確認してもらうと良いですよ。屋根塗装は防錆性(ぼうせいせい)・防水性・抗菌性・遮熱性・断熱性を高めることができます。
4-3.屋根リフォームの足場について
屋根・外壁など外観をリフォームするときは足場が必要です。万が一、足場をつくらずに屋根リフォームをすると作業員や周囲の人たちにケガ人が出てしまいます。また、不安定な足場では作業の質にも影響が出るでしょう。足場は作業効率をあげるためにも必要なものです。
4-4.屋根リフォームの工期
屋根リフォームにかかる日数は平均7日です。1週間前後で屋根の葺き替え(ふきかえ)・カバー工法ができます。ただし、雨天の影響で遅れる場合もあるでしょう。
4-5.屋根リフォームの見積もり
屋根リフォームをすすめる前に、必ず「見積もり」を確認しておかなければなりません。ほとんどの業者では無料で見積もりを受けつけています。ただし、無料診断などで実際の屋根の状態を確認しなければ正確な見積もりが出せません。より正確な見積もりが知りたい方は、無料診断を利用してください。
4-6.火災保険の適用について
屋根のリフォームには火災保険が適用できることをご存じでしょうか。たとえば、強い風や台風・豪雨などで屋根が破損した場合、火災保険が適用されます。火災保険が使えれば実質0円でリフォームができるのです。ただし、100%経年劣化による屋根の損傷は火災保険が適用されません。
5.集合住宅の屋根リフォームについて
集合住宅の場合、自分の判断で勝手に屋根のリフォームはできません。集合住宅は個人のものではないので、周囲や管理者の許可が必要になります。また、管理人は責任を持ってリフォーム・メンテナンスをしていかなければなりません。
5-1.必要性
集合住宅の屋根リフォームはトラブルを未然に防ぐために必要な工事です。屋根をきちんとメンテナンスしなければ、集合住宅に住んでいる多くの住民に迷惑をかけてしまいます。最悪なケース、住めなくなる可能性もあるのです。多大な損害を防ぐためにもメンテナンス・リフォームが必要になります。
5-2.集合住宅の特殊性
集合住宅は戸建てよりも雨漏りかどうかの判断がしにくいです。そのため、何が原因なのか突き止めなければなりません。屋根に問題があるのではなく、上階から水漏れが発生している可能性もあります。また、経年劣化で雨漏りが発生している場合は管理人が修理費用を負担するでしょう。しかし、共有部分ではない天井などは住人が修理費用を負担しなければなりません。集合住宅の場合は「誰が修理費用を負担するのか」でトラブルになる可能性があります。
5-3.対処法
もし、実際に雨漏りが起こったら住人は管理会社・管理人へ連絡をしてください。管理人はすぐに業者を手配して調査・修理をしなければなりません。トラブルにならないためにも定期的なメンテナンスが必要不可欠です。
5-4.費用・期間
集合住宅の屋根リフォームは大規模修繕になります。戸建ての場合は1週間~2週間が目安になりますが、集合住宅の場合は工期が数か月と長くなるでしょう。塗り替えにおよそ1か月かかります。また、費用は数百万かかるでしょう。大規模なマンションの場合は数千万円必要になるケースもあります。
5-5.注意点
大規模修繕をおこなう際、住民に必ず説明をしておかなければなりません。管理人はいつからいつまで、何のために修繕工事をおこなうのか説明をする義務があります。掲示板でのお知らせはもちろんのこと、集会を開いてきちんと伝えてください。そして、集合住宅で生活をしている人は気になるところがあれば、すぐに管理会社・管理人に連絡しましょう。
6.屋根リフォームの業者の選び方
屋根リフォームをおこなっている業者は多数存在していますが、一体どの業者に依頼すべきなのか悩むものです。そこで、屋根リフォームの業者を選ぶポイントやアフターフォローなど詳しく説明します。
6-1.ポイント
業者選びのポイントは「スタッフの丁寧さ」と「サービスの充実さ」「施工事例などの確認」です。優良業者はきちんとお客様の意見を聞きつつ、より良いアドバイスをしてくれます。逆に、すぐ契約をとろうとする業者は悪徳の可能性が高いです。また、屋根のリフォームは塗り替えや葺き替え(ふきかえ)をおこなう前の調査・清掃が成功ポイントだといわれています。きちんと屋根の状態を確認してからでないと適切な作業ができません。きちんと調査・診断をしてくれるのか、清掃サービスもあるかどうかチェックしてください。株式会社テンイチでは無料診断をおこなっています。ぜひ利用してみてはいかがでしょうか。
6-2.よくあるトラブル
リフォーム工事後、雨漏りが再発した、屋根の塗装がすぐにはがれた、後で追加料金を請求されたなど工事後・金銭トラブルが増えています。悪徳業者とのトラブルを防ぐには利用者が見極める目を持っておかなければなりません。
6-3.無料見積もり
悪徳業者と優良業者の見極めポイントとして「無料見積もり」があります。悪徳業者は見積書がいい加減です。内訳を記載していないので、どんな工事でお金がいくらかかるのかわかりません。3社~4社ほど見積もりを比較してしっかり内訳が記載されている業者を選びましょう。
6-4.アフターフォロー
無料見積もりと同じく、「アフターフォロー」も業者選びの大切なポイントになります。工事後、トラブルが起きたとしてもアフターフォロー・保証がついていれば無料で補修してくれるのです。また、株式会社テンイチでは6か月に1度の無料点検も実施しています。
7.屋根リフォームにかんしてよくある質問
屋根リフォームにかんしてよくある質問を5つピックアップしました。これから、屋根リフォームを考えている方はぜひチェックしてください。
7-1.屋根の勾配はリフォームにどう影響するのか?
屋根リフォームを実施する際、「勾配」に注意しなければなりません。屋根材によって適切な勾配が決まっているのです。屋根材における水の吸収率が高ければ高いほど、勾配を大きく設計します。なぜなら、水の吸収率が高い屋根材は雨が降ったとき重さで傾きやすいからです。
7-2.屋根のリフォームはDIYできるのか?
屋根のリフォームは素人では無理です。高い位置での作業にもなるため、プロの業者に任せたほうが良いでしょう。素人では塗装にムラができる、雨漏りに対処できない、不具合が悪化するなどトラブルが起きてしまいます。専門的な知識がなければ正しい対処ができません。
7-3.屋根塗装の単価はいくらか?
屋根塗装の単価は㎡につき、およそ1,000円~5,000円と幅広いです。機能性の高い塗料ほど高くなります。ちなみに、現在の主流となっている屋根塗装はコストパフォーマンスが優れているシリコン塗料です。シリコン塗料は1㎡につき3,000円になります。
7-4.屋根の葺き替えにかかる費用とは?
屋根の葺き替えにかかる相場は、およそ100万前後です。下地の補修や新しい屋根材の量が増えるほど費用が大きくなるでしょう。
7-5.屋根修理・補修工事の相場が知りたい
屋根の修理・補修工事の場合、費用はおよそ数10万円です。簡単な修理であれば数日で工事が終わるでしょう。
まとめ
屋根は家全体の耐久性に関係する大切な場所です。雨漏りやひび割れ、サビなどの不具合を放置しておけば家の寿命が縮んでしまいます。少しでも気になるところがあれば、すぐ屋根のリフォームを検討してください。株式会社テンイチでは無料診断をおこなっています。気軽に相談してみてはいかがでしょうか。
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