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2017.11.29 知って得する塗装講座

断熱塗装について知りたい人は注目! 後悔しないリフォームのコツは?

断熱塗装をすることで、快適な室温を保ちやすくなります。屋根や外壁は常に直射日光にさらされているため、家の内部の温度が急上昇しやすいものです。特に夏場は、熱中症が心配になります。

さらに、エアコンの利きが悪く、光熱費が余計にかかるのも悩みです。家族の健康のためにも、また、光熱費の節約のためにも、断熱塗装を行って快適な暮らしを手に入れましょう。

今回は、断熱塗装について、詳しく解説します。

この記事を読むことで、断熱塗装の基本が分かります。まずは、記事をじっくり読んで参考にしてください。

1.断熱塗装とは?

最初に、断熱塗装の基本について詳しく解説します。

1-1.断熱塗装とは?

断熱塗装とは、屋根や外壁などに断熱効果のある塗料を塗ることです。屋根や外壁は、外気温の影響を受けやすく、夏場の暑さや冬場の寒さが室温に大きく響きます。そこで、断熱効果の高い塗料を塗ることで、外気温の影響を弱め、快適な室温を保ちやすくするのです。

1-2.断熱塗装の必要性やメリット

断熱塗装には、多くのメリットがあります。主なものについて詳しく解説しましょう。

1-2-1.夏の暑さを軽減できる

断熱塗装は、夏の日差しを遮断する効果が期待できます。真夏日と呼ばれる日であっても、断熱効果によって影響を軽減できるため、熱中症の予防も可能です。また、冷房の利きもよくなるため、涼しくて快適な室内を実現できます。特に、高齢者や乳幼児がいる家庭におすすめです。

1-2-2.冬の暖房効率が上がる

断熱塗装は、室温を逃がさない効果もあります。たとえば、暖房効率が上がるため、いつでも暖かな室内を維持することが可能です。また、家の中の気温差が小さくなり、ヒートショック(寒暖差が激しい場所の移動で血圧や心拍が急上昇すること)が起きにくいのもメリットと言えます。

1-2-3.省エネが実現できる

断熱塗装を行うことで冷暖房の使用を軽減できるため、省エネが実現できます。また、光熱費が下がるため、初期費用がかかっても行う価値は十分にあると言えるでしょう。冷暖房の使用軽減は、二酸化炭素の排出を減らすことにもつながり、環境保護にも役立ちます。

1-3.断熱塗装はどんな建物や場合におすすめ?

断熱塗装は、以下のような建物や場合に大きなメリットがあるのでおすすめです。

  • 企業のオフィスビル
  • 工場
  • 図書館や区役所などの公共施設
  • 大規模商業施設
  • 学校
  • 宿泊施設
  • 介護施設
  • 病院

断熱塗装は、建物内部にいる人に快適さを与えます。仕事や作業の効率が上がるだけでなく、健康を維持するためにも大きなメリットがあるのです。

1-4.断熱塗装の効果について

断熱塗装の効果は、経年などの影響で徐々に落ちてきます。従って、定期的に塗り替える必要があることを理解しましょう。塗料の種類にもよりますが、平均して10年程度が寿命となります。なお、台風や大雨などの影響を受けると通常より早まることがあるので注意してください。寿命を迎えたものは、速やかに塗り替えましょう。

1-5.断熱塗装の最近の傾向

地球の温暖化が進み、最高気温が30℃以上の真夏日が続くようになりました。場所によっては、35℃以上の猛暑日となることも多く、熱中症対策の必要性は高まっています。

反対に、冬には異常に低温となる日があるなど、寒暖差が激しくなってきているのです。政府も健康被害の予防や地球温暖化対策・省エネ対策として、断熱工事を推進しています。塗装だけで簡単に導入できるため、多くの人が断熱塗装を行うようになりました。

2.断熱塗装の方法について

断熱塗装の方法について、塗料・工期・工事の流れ・費用相場など詳しく解説します。

2-1.断熱塗装はどんな方法で行う?

断熱塗装は、断熱効果のある塗料を塗る方法によって行います。断熱材を内部に入れ込む方法よりも、簡単にできることが特徴です。また、家の外部の工事になるため、業者が家の中に出入りせず、プライバシーを守りやすいというメリットもあります。

2-2.断熱塗料について

断熱塗料には、大きく分けて2種類があります。ひとつは、遮熱塗料で赤外線を反射する効果があるものです。もうひとつは、断熱塗料で、熱伝導率の低い樹脂を混ぜたものとなります。いずれも断熱効果が期待できるものですが、オールシーズンに向くものは断熱塗料です。遮熱塗料は、特に夏場の室温上昇を抑えたい場合におすすめします。

2-3.断熱塗装工事の工期や流れについて

断熱塗装工事は、屋根の場合で3~7日程度・外壁が7~14日程度の工期となります。雨の日には作業ができないため、工期の設定は余裕を見ておきましょう。なお、工事の流れは以下を参考にしてください。

  • 業者が近隣住宅への工事のあいさつを行う
  • 足場を組み、塗装を行う部分の周辺を養生する
  • 屋根もしくは外壁の古い塗装をはがし洗浄する
  • 必要に応じて破損部分を修繕する
  • 下塗りをする
  • 中塗りをする
  • 仕上げ塗りをする
  • 作業が終了したら依頼者と業者で確認して完了

2-4.断熱塗装工事の費用相場

断熱塗装の費用は、面積や塗料の種類などによって異なります。以下は、当テンイチの断熱塗装工事(屋根)の一例ですので参考にしてください。実際の金額は、業者に見積もりを依頼して確認しましょう。

  • 鉄板・トタン屋根:1㎡につき3,900円(防水工事込みの場合は5,200円)
  • スレート屋根:1㎡につき4,700円(防水工事込みの場合は6,200円)

3.断熱塗装の業者選び

断熱塗装の業者は、信頼できるところを選ぶことが大切です。業者選びのポイントや注意点など、詳しく解説します。

3-1.業者選びのポイントをチェック

断熱塗装を依頼するときは、以下のポイントをチェックしてください。

  • 断熱塗装の実績が豊富
  • 工事が高品質なことで評判がいい
  • 塗装診断や見積もりを無料で行っている
  • 担当者の説明が分かりやすくて丁寧
  • 工事費用がリーズナブルな設定
  • 希望の工期を優先してくれる
  • アフターフォローが充実している

なお、当テンイチでも、屋根や外壁の断熱塗装で高い評価をいただいています。まずは、見積もりからお気軽にご依頼ください。

3-2.業者の見積もりについて

断熱塗装を正式に依頼する前に、業者に見積もりを依頼することが大切です。見積もりをもらったあら、以下の点をチェックし、不明な点があるときは説明してもらいましょう。

  • 希望に添った内容(塗装方法や塗料の種類など)で見積もりをしているか
  • 費用は予算内か
  • 予算オーバーの場合は正当な理由があるか
  • 不明な項目で計上していないか
  • 作成日付・有効期限・業者名や担当者名が入った正式なものか

3-3.アフターフォローを重視すること

断熱塗装を依頼する場合、アフターフォローが充実している業者を選ぶと安心です。工事直後は問題なくても、いつの間にかひび割れやめくれなどが発生することもあります。アフターフォローがしっかりしている業者なら、すぐに適切な対応をしてくれることでしょう。

工事費用が激安な業者の中には、アフターフォローが期待できないところもあります。費用の安さだけでなく、長くつき合うことができる業者を選びましょう。

3-4.断熱塗装の相談について

断熱塗装の相談先は、業者の問い合わせ窓口となります。電話やFAX・インターネットの専用フォームなどから、都合のいい方法を利用しましょう。

特におすすめなのは、インターネットの専用フォームの利用です。24時間いつでも送信できるので、忙しい人にもピッタリと言えます。誠実な業者なら2営業日以内に返信があるでしょう。なお、当テンイチでも問い合わせフォームをご用意していますのでお気軽にご利用ください。

3-5.業者選びに関する注意点

断熱塗装を依頼する場合、悪質な業者もいるので注意してください。たとえば、いきなり家に訪問し、屋根や外壁の無料診断を行っていると伝え、巧みに契約を取ろうとする業者とは契約してはいけません。中には、外壁のわずかなひびなどを大げさに指摘し、修繕を迫ってくるところもあります。

また、断熱塗装も「必ず行う義務がある」などとうそをつくこともあるので注意しましょう。飛び込み営業をしている業者は、料金は高いのに工事品質が悪く、断熱効果を得ることができないことも多いものです。

4.断熱塗装に関するよくある質問

最後に、断熱塗装に関するよくある質問に回答します。それぞれの内容を確認し、参考にしてください。

Q.断熱塗装をすれば雨漏りも改善できますか?
A.断熱塗装と雨漏り補修は別の工事が必要です。まずは、雨漏りを補修してから断熱塗装を行いましょう。雨漏りがするのは、家のどこかにすき間ができている証拠です。きちんと補修をしないと、雨漏りが継続するだけでなく、十分な断熱効果が期待できないでしょう。

Q.断熱塗装をしたのに効果がまったく感じられない原因は?
A.家にすき間がある・窓や扉を開けたままにしているなどでは、断熱塗装の効果を十分に発揮できません。まずは、家の気密性を高める努力や修繕をしましょう。なお、断熱塗装の品質が悪く、思ったような効果が出ていないケースもあります。何をやっても効果が感じられない場合は、業者に相談してください。

Q.断熱塗装でも色を自由に選べますか?
A.業者が提示する塗装サンプルから選ぶことが可能です。希望の色合いを業者に伝え、近いものを探してもらいましょう。なお、完全にイメージどおりの色を再現するのは、断熱塗装以外でも難しいことを理解してください。塗装サンプルの色合いはあくまでも参考であり、実際の屋根や外壁との相性によって微妙に異なることがあるためです。

Q.屋根だけ断熱塗装をしても意味がないのでは?
A.屋根の断熱塗装は、想像以上に効果があります。夏は、屋根が最も直射日光の影響を受けるため、断熱塗装で室温の上昇を防止できるのです。また、冬は暖かな空気は屋根のほうへ移動するため、断熱塗装で外部に逃がすことを避けられます。もちろん、外壁の断熱塗装も併せて行えばさらに効果がアップするのでおすすめです。

Q.断熱塗装の工事中に在宅の必要はありますか?
A.ずっと在宅している必要はありません。仕事などで不在にしても、信頼できる業者なら安心して依頼できます。ただし、緊急連絡先を伝えておき、突発的な確認事項が発生しても対応できるようにしておきましょう。なお、不在中の工事でも完了後の確認は忘れずに行ってください。後日、トラブルを避けるためにも必要なことです。

まとめ

今回は、断熱塗装について詳しく解説しました。屋根や外壁を断熱塗装すると、日光や外気温の影響を受けず、いつでも室内を適温に保ちやすくなります。夏場の熱中症や冬場の低温症を防ぐためにも有効です。さらにエアコンの利きもよくなるため、光熱費の削減もできるなど、メリットがたくさんあります。実際に断熱工事を依頼するときは、信頼できる業者をきちんと選ぶことが大切です。高品質な工事をリーズナブルな料金で受けており、アフターフォローがしっかりしている業者なら、安心できることでしょう。

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