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2021.11.17 知って得する塗装講座

外壁の色あせが起こるのは当たり前? 原因と対策を徹底解説

家の外壁が色あせていたとしても塗り替えた方がいいのか、このままでも大丈夫なのか、素人では判断しづらく悩んでいる方は多いでしょう。色あせは補修を急ぐ必要はありませんが、外壁の状態によっては早めの対処が必要になります。

そこで、本記事では、色あせが起きたときの対応・原因や塗り替えのタイミング・放置しておくことのリスクなどを説明しましょう。

この記事を読むことで、外壁の色あせの原因や対処法が分かります。外壁の色あせで悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。

1.どうして外壁の色あせが起こるの?

外壁は常に太陽光の強い赤外線や大気中の汚れや雨風にさらされています。色あせの原因は主に紫外線と酸化の2つです。

1-1.紫外線

色あせは特に紫外線による影響が大きく、塗料の中に含まれている顔料を破壊していきます。顔料は色素を構成する材料ですから、破壊されると色素が劣化し、塗膜(塗料の表面)が薄くなってしまうというわけです。たとえば、色鮮やかなポスターを長年貼っていると、いつの間にか色あせるでしょう。この現象が外壁にも同じように起きます。

1-2.酸化

塗料に含まれる材料の一部が化学変化で酸化します。化学変化で鉄が酸化鉄になり、赤サビや黒サビへと変化していくのです。この化学変化は酸素や水によって引き起こされますが、日光によって届けられる熱も化学変化を促進させてしまうことになります。

2.外壁の色あせを放置するとどうなるの?

外壁の色あせを放置いることで起こる現象は、最終的にきな被害を招くことになります。

2-1.チョーキング現象

色あせした外壁の塗膜は、劣化するとチョークのようになり、壁を触ると白くなります。これをチョーキング現象といい、放置するほど外壁の劣化が進行するでしょう。

2-2.クラック(ひび割れ)

チョーキング現象を放っておくと、ひび割れが起こります。外壁のひび割れのことをクラックといい、放置するほどひび割れが大きくなっていっては建物がもろくなるので要注意です。

2-3.雨漏り

クラックを放置するほど割れ目が大きくなり、そこから雨水が浸入します。すると、内部が腐食し、外壁に亀裂が入ってしまい、剥がれ落ちる原因や雨漏りといった大きな被害を招くことになるのです。

3.外壁の色あせが目立つ色

ここでは、外壁の色あせが目立つ色をいくつか紹介します。

3-1.赤色

最も色あせが目立つといわれているのが、赤色です。赤色は、紫外線を吸収しやすく、汚れも目立ちやすくなります。

3-2.黄色

黄色も赤色と同じように紫外線を吸収しやすく、色あせしやすい色です。さらに、ほかの色に比べて、早くに色あせが目立ち始めます。特に、薄めの黄色は色あせが目立ちやすくなるでしょう。

3-3.緑色

緑色も紫外線を吸収しやすい色です。最近、鮮やかな緑色は人気がありますが、色あせが目立ちやすいので注意しなければなりません。

4.外壁の色あせが目立たない色

ここでは、外壁の色あせが目立たない色をいくつか紹介します。

4-1.白色

白色は熱を反射する色でもあり、紫外線を吸収しにくいため、ほかの色に比べてダメージを受けにくい特徴があります。色あせの原因となる顔料が変色しても、目立ちにくいでしょう。

4-2.黒色

黒色は色あせが目立ちやすいと思われがちですが、顔料に使われているカーボンブラックというものが紫外線からのダメージに強く、色あせしにくい特徴があります。着色力が強く、光に分解されにくい特徴があるのです。黒はモダンでシックなイメージになり、イメージチェンジにもおすすめの色でしょう。

4-3.青色

青は原色に近い色ではありますが、白と同じく紫外線を反射しやすい色です。ダメージを受けにくく、変色しにくいといった特徴があります。

5.外壁を塗り替えるかどうかの判断基準

外壁の塗り替えは10年を目安に行うべきだといわれています。ここでは、外壁を塗り替えるサインをいくつか紹介しましょう。

5-1.つやが消える

つやのある外壁だったのに、いつの間にかつやがなくなっている場合は、そろそろ塗り替えが必要かもしれません。

5-2.色あせ

色あせしている部分があれば、それは塗り替えサインになります。主な原因は紫外線で、外壁が何年も紫外線を浴び続けることによって、顔料が分離し変色している可能性が高めです。近くで見てもよく分からない場合は、少し離れて外壁全体を見渡すといいでしょう。

5-3.汚れ

もともと外壁に塗られている塗料には、汚れを付きにくくする機能も備わっています。そのため、外壁に汚れが目立ってきたら、塗料の機能が失われてきているサインです。高圧洗浄でも汚れが落ちない・またすぐに汚れる場合は、塗り替えたほうがいいでしょう。

5-4.カビ・コケ

カビやコケは、日陰などの日当たりが悪いところや、湿度が高くなりやすい場所に発生しやすくなります。外壁が黒ずんでいる場合はカビの可能性が高く、緑がかっている場合はコケが繁殖している状態です。塗料に備わっている、コケやカビを防ぐ機能が失われているサインなので、塗り替えたほうがいいでしょう。

5-5.ヘアークラック

ヘアークラックとは、幅0.3mm以下のひび割れを指します。外壁塗装に使われる塗料は、塗られる前はトロトロとしたペンキですが、外壁に塗ってから乾燥して固まると塗膜になる仕組みです。この塗膜が外壁材を保護することによって、紫外線や雨水による劣化を防いでくれます。髪の毛程度の細いひび割れではありますが、早めに対処したほうが安心です。

5-6.鉄部のサビ

外壁だけではなく、家の鉄部にサビが出てくるということは、表面を保護する塗膜が傷んでいる可能性があります。特に、塗膜にひび割れが起きていると、雨水が浸入し、鉄部を腐食させてしまうでしょう。特に、下記の部位にサビが現れたら、塗り替えのサインです。

  • 雨樋の固定金具
  • ベランダの手すり
  • 玄関前の手すり
  • 門扉
  • 窓の格子(こうし)
  • 玄関ドア
  • 鉄骨階段
  • 換気フード

5-7.サイディング外壁の反り・浮き

サイディング外壁の場合、気温や湿度の変化によって膨らんだり縮んだりと動きを繰り返すため、反り返ってきたり、浮いてきてしまったりすることがあります。サイディングの反りや浮きがあると、すき間が空いて雨水が浸入し、外壁材が割れてしまうことになるでしょう。一般的には、反りや浮きのある部分を釘などで固定しますが、規模が大きい場合は部分的にサイディングボードを張り替える場合もあります。ほかのサイディングボードよりも少し浮き出ているボードがないかどうか、確認してみましょう。

5-8.コーキング材の劣化

コーキング材が劣化したり、そこにひびが入ったりしている場合も塗り替えのサインです。コーキング材はゴムのように弾力があり、サイディングボード同士の衝撃を緩和する・雨水が侵入するのを防ぐ役目があります。何年も紫外線や雨にさらされ続けると、コーキング材の弾力は失われていき、ひび割れや雨漏りを引き起こしてしまうのです。

6.外壁を塗り替える際の注意点

塗装を含む住宅工事はハウスメーカーや工務店・総合リフォーム会社・塗装業者など、色々な形態の会社があります。外壁塗装を依頼する際は、塗装業者もしくは塗装経験があるリフォーム業者を選ぶことと良いでしょう。外壁用の塗料は種類が多く、現在の外壁塗膜や下地によって適した塗料や施工方法が異なります。塗装リフォームの経験に長(た)けた業者に任せることが望ましいでしょう。なお、業者選びの際、以下の注意点に注目してください。

6-1.有資格・建設業許可があるか

外壁塗装業は、資格を持っていなくても運営できます。しかし、良質な業者かどうかを判断するためには、以下のような資格を保有しているか確認するといいでしょう。

  • 建設業許可(塗装工事業許可)
  • 塗装技能士(1級・2級)
  • 外壁劣化診断士
  • 外壁塗装マイスター

6-2.工期が極端に短くないか

外壁塗装の工期は、一般的に1~4週間程度です。工期が極端に短い場合、外壁工事に必要な過程を無視していたり、手抜きしたりしている可能性があります。工期が極端に短くないか、工事スケジュールを入念にチェックしてください。

6-3.見積書の内容が適切か

外壁リフォーム業者を選ぶ際は、見積書の内容が適切か必ずチェックしてください。見積書が大ざっぱになっていないか、内訳などもきちんと書いてあるかを確認することが大切です。すべての工事内容をまとめて「一式」という表現で提示する業者は、優良業者とはいえません。

6-4.保証条件・瑕疵(かし)保険への加入はどうなっているか

工事完了後の保証があるかどうか、施工不良があった場合はどこまで直してもらえるのか、どういったアフターフォローをしてくれるのか、といった点を確認することも非常に重要です。塗装工事の保証には、塗料メーカーによるメーカー保証と塗装業者の施工品質に関する工事保証の2種類があります。リフォーム瑕疵保険対応の業者であれば、第三者から保証付きの検査をしてもらえるので、万が一工事中や工事後に不具合があった場合でも問題点がすぐに解決できるでしょう。

7.外壁塗装のことはテンイチに相談を

テンイチは、静岡県で営業を始めて60年余りです。これまで多くの外壁塗装・外装塗装工事に携わっていて、豊富な実績があります。

7-1.無料外壁診断

依頼を受けたらすぐに無料外壁診断を行っています。無料外壁診断は、外壁がどのような状態になっているのかを調べるものです。ほかの不具合があれば、原因とともに補修内容の説明もさせていただいております。工事プランなどは依頼者の希望・予算をしっかり対応して見積りを出しているのでご安心ください。

7-2.豊富なカラーシミュレーションで色確認ができる

塗装後の建物を写真でシミュレートができ、その塗料の種類は632色です。建物専用ソフトを用いて塗装後の建物をシミュレーションすることで、イメージが分かりやすく、カラー選びで失敗する心配もありません。

7-3.近隣対策もしっかり対応

塗装工事を行う際の近隣への配慮としてスタッフが責任を持って挨拶回りをいたします。工事中にトラブルが発生したとしても、すぐに対応しますのでご安心ください。

7-4.保証・アフターサービスが充実

施工した塗装工事につきましては、5年から最長10年までの長期保証付きです。6か月に1度、無料点検を行うことでアフターサービスも充実しています。

8.外壁の色あせに関してよくある質問

外壁の色あせに関してよくある質問を5つピックアップしました。

Q.塗装工事中に気になることがあった場合は職人さんに直接いっても大丈夫か?
A.工事中に気になることは営業担当者に相談しましょう。施工を行うのは職人ですが、営業担当者もしっかり打ち合わせ変更点やご希望をしっかり把握することが必要です。

Q.塗装にふさわしい季節はいつか?
A.基本的にいつでも塗装は可能です。比較的気温が安定して塗料が乾きやすい春や秋が人気になっています。また、乾燥しづらい気温5度以下だと塗装に不向きとなるため、このような場合は塗装しないことが多いです。

Q.塗装の保証が通用するのはどのような場合か?
A.塗膜保証は間違った工法や不十分な仕上げで発生してしまうケースに適用可能です。塗膜のひび割れ・剥がれ・浮き・水膨れなど、経年劣化におけるダメージでは適用できません。

Q.塗料には臭いはあるのか?
A.使用する塗料の種類にもよりますが、水性塗料の場合だとほとんど臭いは気になりません。万が一、塗料の臭いで気分が悪くなったり、気になることがあったりした場合は、すぐに業者へ相談してください。溶剤系の塗料だと臭いがきつく感じる人もいますので、契約時にどんな塗料を使用するのかを聞いてみましょう。

Q.色あせしない塗料はあるのか?
A.色あせがしにくい材料を使った塗料はあります。しかし、経年劣化としての色あせは必ず起きる症状です。早期に色あせを発見して、外壁塗装をすることが見た目だけではなく、建物も守ることになります。具体的な塗料については、業者とよく相談して決めましょう。

まとめ

外壁の色あせは気づかないうちに進行していきます。そのままにしておくと深刻なダメージを建物に与えていることも少なくありません。外壁の色あせは、建物全体の劣化を知る指標にもなるでしょう。外壁の色あせをこまめにチェックし、塗り替えや定期的なメンテナンスをすることで、建物の寿命を延ばすこともできます。

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