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2021.12.29 知って得する塗装講座

木造外壁塗装の注意点は? 最良の状態で住み続けるコツやポイント

木造外壁の塗装は、温かみを感じたり湿度を調節したりする効果があります。「こういう外壁にしたい」「こういうイメージに仕上げたい」と思っていても、木造外壁の特徴を知っておかなければ失敗する恐れがあるので要注意です。実際に、「木造外壁はどの塗装方法を選べばいいのか……」など木造外壁の塗装で悩んでいる方は多いでしょう。木材は、金属やコンクリートとは異なるメンテナンスが必要で、塗装の面でも注意しなければなりません。

そこで、木造住宅の外壁塗装についての情報を集めてみました。

この記事を読むことで、木造外壁の塗装ポイントなどが分かります。木造外壁の塗装をどうしようかと悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

1.木造住宅の外壁塗装を検討するタイミング

木造住宅は耐震性・耐久性に優れていますが、風雨の影響を受けやすく、ほかの素材と比較して外壁は劣化しやすいとされています。塗装もしないで放置してしまうと、紫外線・風・雨・空気中のゴミなどによって徐々に汚れて劣化してしまうのです。そのため、保護塗料を使って防腐対策をしたり、定期的に塗り替えたりして耐候性をつけることが木材を長持ちさせるコツとなります。そして、塗膜は長期間持たない性質があり、メンテナンスが必要不可欠です。

1-1.塗料によって塗り替え時期が変わる

木造住宅の外壁塗装は、塗料によって塗り替え時期が異なります。たとえば、アクリル塗料は約4~7年、遮熱系塗料は約15~20年で塗り替えが必要になるでしょう。ですから、まずはどの塗料を使用しているかを確認してください。分からない場合は、前回塗装してもらった業者に聞いてみましょう。

1-2.劣化サインをチェックする

外壁が劣化すると、さまざまなサインが現れるようになります。劣化サインを参考に、外壁塗装を検討するのも選択肢の1つです。

1-2-1.外壁にカビなどがある

剝がれた塗料の外壁に、雨水や汚れが付着しているとカビやコケが発生します。また、日差しが刺さない・風とおしが悪い場所も湿気がたまり、カビが発生しやすいでしょう。そこで、1週間~1か月サイクルで、風とおしの悪い場所などを中心にカビやコケ・色が変わっていないか確認してみてください。

1-2-2.外壁を触ると粉が手につく

外壁を棒や手で触った場合に、粉がつくことがあります。これをチョーキング現象といい、外壁が劣化している状態です。外壁を保護していた塗料が、経年劣化や雨で劣化し、粉となって剝がれ落ちています。

すでに、地面に白い粉が落ちている場合もチョーキング現象の可能性があるため、すぐに外壁塗装業者へ相談しましょう。

1-2-3.外壁にひびが入っている

外壁にひびが入っているのは、劣化現象です。浅いひびは塗料の劣化ですが、深いひびは下地材や外壁そのものに問題がある可能性があります。浅いひびならDIYで対応できることもありますが、深いひびは修繕できるものではありませんので、外壁塗装業者へ相談しましょう。

1-2-4.塗料が膨らんでいる

外壁に膨らみがあるのは、本来の保護機能を発揮していない可能性があります。そのまま放置していると、外壁が剝がれてしまうでしょう。早急な対応が必要になるため、外壁塗装業者に相談してください。

2.木造の外壁塗装に適した塗料は?

木造外壁に使用される塗料の種類を紹介します。いくつか種類がありますが、その選択は外壁塗装業者の技術や判断が問われることになるでしょう。

2-1.安価なウレタン塗料

1㎡あたり2,000円前後と比較的安価で塗装できるのがウレタン塗料です。撥水効果や外壁との密着度が高い特徴があります。外壁の中でも剝がれやすい部分でよく用いられている塗料です。

2-2.良い発色のアクリル系塗料

アクリル塗料は発色が良く、色のバリエーションが豊富な塗料です。費用を安く抑えたい・色にこだわりがある方におすすめします。ただ、紫外線に弱いこともあり、こまめに塗り替える必要があるでしょう。

2-3.天然樹脂系塗料

耐久性や保護機能はほかの塗料より弱めですが、環境に良い塗料です。自然派にこだわりがある・体に良い塗料を使いたい方に人気があります。

2-4.ラジカル系塗料

2015年に販売されたラジカル系塗料は、劣化要素の発生をできる限り抑えた機能を備えています。優れた耐候性を持っていますが、費用は高めです。

2-5.光触媒系塗料

ラジカル系塗料と同じく新しい塗料で、太陽光によって外壁の汚れを落とすという特殊な性質を持っています。セルフクリーニングと呼ばれることもあり、画期的な塗料として注目されているのです。

しかし、1㎡あたり5,000円前後と高めの費用がデメリットとなります。ただ、耐用年数20年とほかの塗料より長持ちするため、長期的に考えるとコストパフォーマンスに優れているといえるでしょう。

2-6.フッ素系塗料

フッ素に合成樹脂を混ぜた塗料で、汚れにくい特徴があります。耐用年数は15~20年と比較的長めです。1㎡あたり5,000円前後と割高ですが、最近では一般住宅の外壁塗料としてよく使われています。

2-7.シリコン系塗料

外壁塗装の主流になっているのがシリコン系塗料です。主成分は、合成樹脂のシリコン系樹脂で、水性1液型・溶剤1液型・溶剤2液型があります。1㎡あたり3,000円前後で、防カビ性に優れている点が特徴です。

3.木造住宅に外壁塗装する流れ

木造外壁の外壁塗装は原則として3度塗りです。それでは、大まかな塗装の流れをチェックしておきましょう。

3-1.汚れを落とす

ほかの外壁塗装の場合と同じで、最初は水洗浄で外壁表面の汚れを落とします。サイディングやモルタルのように、木造外壁は強い水圧で洗浄はできません。水圧は低めにして、表面の土やホコリを流す程度が理想です。

3-2.十分に乾燥させる

高圧洗浄を終えた後は1~2日程度の乾燥期間をとるのが一般的ですが、木材の場合は最低3~5日程度しっかりと乾燥させなければなりません。木造の外壁は乾燥しにくい傾向があるからです。

なお、悪天候だったり湿気が多く温度が低かったりする場合は、1週間以上を乾燥させる場合もあります。木材は水をすぐに吸収してしまうため、しっかりと乾燥させないと施工後でトラブルが起こりやすくなるでしょう。

3-3.下地調整・ケレン作業は徹底的に行う

木造外壁の塗装で大切なのは、この下地調整とケレン作業です。下地調整は、傷みがある下地を直し、ケレン作業は塗装しやすいようきれいにすることをいいます。

木造外壁はほかの素材と違い、手作業で汚れ・カビ・コケを紙やすりや研磨用スポンジで丁寧に取り除かなければなりません。この工程は細かく大変ですが、木造外壁塗装には最も大切な工程になります。

3-4.下塗り作業

次に、木部用の下塗り塗料を塗布していきます。下塗り材は、上塗り塗料がより密着しやすくなる接着剤としての効果がある塗料です。塗装後は時間をかけてじっくりと乾燥させ、丈夫な下地を作っておくことが重要になります。そのため、ほかの素材よりも乾燥時間が長くなるでしょう。

3-5.中塗り・上塗り作業

下塗り塗料が乾燥した後は、仕上げとして中塗り・上塗りを行います。塗膜がもろくなりやすい木造外壁では、水性塗料よりも溶剤系塗料を上塗り用塗料に使ったほうがいいでしょう。そのほうが、耐久性が高まるからです。ただし、溶剤系塗料はシンナーの臭いが強いので、使用前にその点を確認してください。

4.木造外壁を塗装する際の注意点

ここでは、木造外壁を塗装する際の注意点をいくつか説明します。

4-1.3~5年での塗り替えが基本

一般的に、外壁塗装は10年に一度は塗り替えたほうがいいといわれていますが、木造外壁の場合は3〜5年ごとに塗り替えたほうがいいでしょう。木造外壁は紫外線の影響を受けやすく、虫の被害に遭いやすいからです。

4-2.劣化を放置するのはNG!

劣化サインを放置するのはNGです。定期的に塗り替えをしないと、色味が抜けたり、白っぽくなったりします。新築時は濃い黒の印象があった木造外壁でも、5年を経過すれば黒味はなくなり、木材の素地が表面に出てしまうのです。そのままにしていると、強い日差しや風雨にさらされて材木がやせて細くなってしまいます。そして、やせた木材は薄くなり、反り返ってしまいやすくなるのです。

その結果、打ち込まれた釘が抜けたり、端々が浮いたりしてしまいます。見た目もみすぼらしい感じになり、さらに劣化が進行すると材木が腐ってしまうでしょう。腐った材木は害虫の巣となり、壁内の損傷を招くことになります。外壁だけでなく内壁や柱が腐敗し、建物の寿命を縮めてしまうのです。

4-3.木造外壁ならの魅力を保つ

木造外壁はメンテナンスにも手間がかかり、塗装サイクルも短いため、ほかの外壁材よりも劣っているように感じることもあります。しかし、定期的なメンテナンスをくり返すことで、塗料の耐久性が高まり、木造外壁ならではの魅力が保てるのです。

最初の10年間は3年おきのメンテナンスを行い、その次からは5~7年程度で点検を行っていきましょう。専門業者による定期的なメンテナンスを行うことが大切です。そうすることで、木材ならではの良質な熟成感が出てきます。

5.木造外壁塗装の相談はテンイチへ

テンイチは、静岡県内のリフォーム会社として実績があります。主な特徴は以下のとおりです。

5-1.無料外壁診断の実施

塗装を行う前に、必ず現地で外壁の状態を確認します。外壁診断をしっかり行い、結果は報告書にまとめて、どのような状態になっているのかしっかりと説明するのでご安心ください。無料外壁診断を行ったからといって、契約しなければならないということはありません。お気軽に外壁の状態をご確認いただけます。

5-2.低料金にできる理由

テンイチは自社ですべての塗装を行います。よって、中間マージンがなく、大手の塗装業者と比較しても格安での対応が可能です。

5-3.最長10年の保証つき

塗料・工法によっては、メーカーとの連帯保証も可能です。工事後も保証が最長10年の保証がついているので、万一施工後にトラブルが発生した場合には無償で対応しております。

5-4.充実のアフターフォロー

テンイチでは、アフターフォローも充実しています。施工後にトラブルが発生してもすぐに対応しているほか、6か月に1度の定期点検も実施しているので、ぜひお問い合わせください。

6.木造外壁の塗装に関してよくある質問

木造外壁の塗装に関してよくある質問を5つピックアップしました。

Q.木造外壁を守るために必要な塗料の機能は?
A.木造外壁の塗装目的として、木材の腐食防止の防腐塗料・シロアリ対策の防蟻塗料・虫対策の防虫塗料があります。木造外壁は腐食やシロアリ被害対策がとても重要ですので、塗装前に専門業者と相談してください。

Q.木造外壁の施工で特に注意することは?
A.防水性・防火性・乾燥・塗料の4点です。施工時だけではなく、効果を長期間持続するには、これらに注目した定期的なメンテナンスが大切になります。

Q.木造住宅の特徴は何か?
A.木造住宅は吸湿性と断熱性に優れています。そのため、外の気温や湿度の影響を受けることがほとんどありません。また、吸湿性が高いことで湿気が多い雨期には空気中の水分を吸収し、室内の湿度を下げることができます。

Q.木造外壁は災害に強いのは本当か?
A.火災には弱いですが、一般的に災害には強いといわれています。メンテナンスしだいでは高寿命の素材といえるでしょう。

Q.木造サイディングとは?
A.天然木でできた板状の外壁板を木造サイディングといいます。木の温もりを感じられる点が大きな特徴ですが、防火性・耐水性に劣る点がデメリットです。

まとめ

木造外壁塗装は、ほかの外装材よりもメンテナンス頻度が高く、慎重に塗装を行わなければなりません。そのため、木造外壁の塗装経験がある業者に依頼したほうがいいでしょう。塗装業者を選ぶときには、スタッフが丁寧かつ分かりやすく説明してくれるか、無料外壁診断を行ってくれるかなどチェックすることが大切です。

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