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2021.02.19 知って得する塗装講座

外壁塗装の周期を判断する基準は? 外壁塗装業者選びのポイントも解説

「外壁塗装の周期を判断する基準は何なのか」「塗装が必要かどうか判別するにはどこを見るべきか?」など、外壁塗装の周期などについて悩んでいる方は多いでしょう。外壁塗装の周期は塗装の種類で大きく変わりますが、劣化症状のサインなどで判断することができます。ベストな時期に塗装ができるよう、外壁塗装の特徴をしっかりと把握しておくことが大切です。

そこで、本記事では、外壁塗装が必要かどうかを判断するポイントなどについて解説します。

この記事を読むことで、外壁塗装業者選びのポイントなども分かります。気になっている方はぜひチェックしてください。

1.外壁塗装の周期を判断する基準は?

最初に、外壁塗装の周期を判断する基準をチェックしておきましょう。

1-1.塗料と建物の耐用年数

外壁塗装の周期を判断する基準としては、塗料と建物の耐用年数があります。塗料の耐用年数は各塗料メーカーが自分たちで作った塗料の目安となる耐久性、建物の耐用年数は国税庁が発表している建築材ごとの寿命です。塗料と建物の耐用年数は以下のとおりとなります。

塗料の耐用年数

  • アクリル系塗料:約4~7年
  • ウレタン系塗料:約6~10年
  • シリコン系塗料:約8~15年
  • ラジカル系塗料:約8~15年
  • 光触媒塗料:約10~15年
  • ピュアアクリル塗料:約12~15年
  • フッ素系塗料:約15~20年
  • 遮断系塗料:約15~20年
  • 無機系塗料:約15~20年

建物の耐用年数

  • 木造(サイディング張):約22年
  • 木骨モルタル造:約20年
  • レンガ造・石造・ブロック造:約38年
  • 軽量鉄骨造:約27年
  • 重量鉄骨造:約34年
  • 鉄骨鉄筋コンクリート造:約47年

1-2.外壁材別の耐用年数とメンテナンス周期

外壁材の種類によっても耐用年数とメンテナンス周期が異なります。多くの外壁材は耐用年数が約40年となってますが、メンテナンス周期はバラバラですので注意が必要です。外壁塗装と外壁材のメンテナンスを同時に行うケースが多いため、外壁材のメンテナンス周期も判断基準の1つとなります。

  • タイル:メンテナンス不要
  • 窯業系サイディングボード:約7~8年
  • 金属系サイディングボード:約10~15年
  • 木質系サイディングボード:約8~12年
  • 樹脂系サイディングボード:約10~20年
  • モルタル壁:約8~10年
  • ALCボード:約10~15年
  • コンクリート壁:約15~20年

2.外壁塗装が必要かどうか判別するには?

ここでは、外壁塗装が必要かどうかの判別について詳しく説明します。

2-1.外壁塗装は築10年ごろが目安

外壁塗装の必要性を判断する基準として、築年数があります。外壁塗装は築10年ごろが目安だといわれているのをご存じでしょうか? 築10年目から外壁に劣化サインが出てきたり、新築時に塗られた塗料がボロボロになったりし始めます。だからこそ、10年を目安に建物のメンテナンスを行うケースが多いのです。外壁塗装が必要かどうか判断に悩んでいる方は、築年数に意識を向けてみましょう。

2-2.劣化症状が出ていないかチェックする

外壁は常に紫外線と雨風に当たっている場所なので、建物の中でも劣化しやすい箇所といわれています。そのため、築年数ごとに劣化症状が現れ始めるようになるのです。外壁塗装が必要かどうか判断で悩んでいる方は、劣化症状が出ていないか外壁の状態をチェックしましょう。主な劣化サインは以下のとおりです。

  • 変色(ツヤがなくなる):紫外線や雨風によって塗膜がダメージを受けている
  • チョーキング現象:外壁に手を触れると白い粉がつく現象。外壁塗装の効力が落ちている
  • コケ・カビ・藻の繁殖:外壁塗装の効力が低下し、汚れが付着している状態
  • 外壁・シーリングのひび割れ:劣化が進行している状態
  • 剝がれ・爆裂:外壁の保護機能として効果が失われている状態

2-3.施工不良によって早めに劣化症状が出ることも

築10年が経過していないからといって安心してはいけません。施工不良によっては早めに劣化症状が出ることもあります。たとえば、以下のような施工不良が原因です。

  • 雨が降っている中で外壁塗装がされた
  • 塗料の乾燥時間を設けずに重ね塗りされた
  • 塗装に適していない気温・湿度の中で外壁塗装がされた
  • メーカー規定を無視して薄めた塗料で外壁塗装がされた

上記の作業に当てはまることがあれば、劣化症状が見られなくても下地に影響が出ている恐れがあります。少しでも気になるところがあれば、放置せずにすぐ業者へ相談してください。

3.外壁塗装の耐用年数を長くするコツ

ここでは、外壁塗装の耐用年数を長くするコツを解説します。

3-1.何よりも定期的なメンテナンスが大事

外壁塗装の寿命を延ばすには、何よりも定期的なメンテナンスが必要不可欠です。定期的にメンテナンスを行うことで、外壁塗装が下地と密着しやすくなりますし、何よりも丈夫な建物を維持し続けることができます。逆に、定期的なメンテナンスを怠れば、外壁塗装が剝がれやすくなったり、すぐに劣化しやすくなったりするものです。劣化症状が起きてからメンテナンスをするという方が多いのですが、劣化症状を出さないようにするのが目的であり重要なことといえるでしょう。

3-2.外壁塗料選びに気をつける

外壁塗装の耐用年数を延ばすには、外壁塗料にこだわることも大切なポイントです。できるだけ費用を抑えたいからと安価な塗料を使ってしまうと、すぐに塗り替え直さなければならなくなります。安価な塗料は耐用年数が短く、すぐに劣化症状が起きやすくなるので要注意です。耐用年数を長持ちさせたいなら、耐用年数が長く、こだわりのある塗料を選びましょう。耐用年数が長く、コストパフォーマンスに優れている塗料として、ラジカル系・シリコン系・フッ素塗料などがおすすめです。

3-3.外壁塗装業者選びも大事!

外壁塗装の耐用年数を延ばすためには、外壁塗装業者選びも大切なポイントです。前述したように、外壁塗装業者によっては施工不良が原因ですぐに外壁塗装の寿命がやってくることもあります。実績のない悪徳業者に依頼した結果、間違った工程でお金が無駄になった・再度工事せざるを得なくなったというトラブルも起きているのです。耐用年数を延ばすためにも、実績のある業者に依頼しなければなりません。きちんと正しく塗装することで、塗料の効果が発揮します。

4.外壁塗装業者を選ぶポイント

ここでは、外壁塗装業者を選ぶポイントについて解説します。

4-1.外壁塗装の実績があるか

最初に、外壁塗装の実績があるかどうかチェックしてください。前述したように、外壁塗装の実績がない業者は、適切でない方法で塗料を使ったり塗装したりする恐れがあります。外壁塗装は安価な費用ではないため、失敗しないためにも実績のある業者に依頼したほうが安全です。特に、ホームページに注目してください。ホームページに施工事例が記載されているなら、これまでどのような工事をしてきたのかが分かります。

4-2.サービスや見積書の内容が具体的に記載されているか

外壁塗装業者を選ぶ際は、サービス内容や見積書の内容にも注目しましょう。実績がある業者ほど、ホームページにサービス内容が詳しく記載されているものです。どのような工事やリフォームを行っているのか、アフターサービスは充実しているのか、保証はあるのかなど、細部までチェックしてください。具体的に記載されている業者なら信用できますが、何も書かれていない業者は信用できません。見積書に関しても、どのような作業にいくらかかるのか、きちんと記載されているのか確認が必要です。

4-3.スタッフの対応が丁寧で親切か

外壁塗装は正しく行うことが大切ですので、スタッフとのコミュニケーションも重要です。スタッフとの相性が悪ければ、適切に行っているか確かめることもできず、疑問点や不安要素も解決できません。信用できるスタッフがいれば、どのようなことでも気軽に相談できるでしょう。外壁塗装業者を選ぶ際は、スタッフの対応にも注目すべきです。スタッフの対応が丁寧で親切であれば、信用に値する業者といっても過言ではありません。けれども、電話対応が悪かったり、返事が遅かったりする業者は信用できないでしょう。

4-4.口コミや評判がいいか

正式に業者へ依頼する前に、インターネットで外壁塗装業者の口コミと評判をチェックしてみてください。そこには、実際に依頼した人の感想が記載されています。どのような点がよかったのか、どのようなところに不満を抱いたのか……より具体的なことが分かるでしょう。業者側では説明してくれない、実際に利用しなければ分からないことが口コミや評判でチェックできます。悪徳業者には何かしらの悪い評判が書きこまれているので注意してください。

5.外壁塗装の周期に関してよくある質問

外壁塗装の周期に関する質問を5つピックアップしてみました。

Q.コーキングの耐用年数は?
A.コーキングの耐用年数は約5~10年です。打ち替え時期としては約10年が目安になるでしょう。外壁材と塗料と同じく、コーキングも外壁塗装工事では必要不可欠な工程です。そもそも、コーキングは外壁材が受けるダメージのクッション材となります。そのため、劣化が激しく、4~5年でひび割れや剥離といった劣化症状が出てくることもあるでしょう。前回の外壁塗装の際に、コーキングの劣化症状が見られた場合は外壁塗装と一緒にコーキングも新しくしてください。

Q.築10年よりも早く外壁塗装の寿命がくる条件とは?
A.地域の気候によって築10年以内でも劣化症状が現れることがあります。たとえば、雨の日が多く気温が低い地域の場合、屋根や外壁の劣化が早くなるでしょう。外壁塗装は気温が5℃以下の場合、うまく塗料が乾燥しなくなるので塗料と下地の密着度が低くなってしまうのです。逆に、温度が高すぎるのもよくありません。湿度が85%以上の環境でも塗料が乾燥できず、外壁塗装ができなくなります。また、日陰になったり、川・湖・海の近くだったりと周辺環境も寿命が早く訪れる要因です。

Q.早めに修繕したほうがいい劣化症状は?
A.外壁にひび割れが生じている場合、早めに修繕・メンテナンスをしたほうがいいでしょう。ひび割れは放置するほど悪化し、そこから雨水が浸入しては下地や木材が腐敗します。腐敗が進むと修繕工事も大がかりになり、費用も高くなってしまうでしょう。費用を最小限に抑えたい方は、早めに修繕依頼をすることが大切です。

Q.塗り替え回数が少ない塗料はあるのか?
A.最新技術とナノテクノロジーを駆使した塗料「ナノテク塗料」が注目されています。ナノテク塗料は、ほかの塗料よりも汚れが付着しにくく、雨水で汚れを落とすセルフクリーニング機能がついている点が特徴です。防汚・防カビ効果を持っているため、藻の発生を抑えることもできます。シリコン化合物を配合しているからこそ、外的要因による変色の抑制も可能です。ただし、塗り替え回数を抑えることはできますが、塗料そのものの値段が高く、費用対効果が感じにくいデメリットがあります。

Q.アフターフォローの内容とは?
A.外壁塗装業者によって内容はさまざまです。たとえば、静岡・浜松・沼津を中心にリフォーム・リノベーションを行っているテンイチでは、内容によって1年から最高10年の保証期間を設定しています。万が一工事完了後の保証期間にトラブルが発生した場合は、迅速な対応が可能です。工事完了後も担当者とのお付き合いは続くので、どのような疑問点についても丁寧に対応しています。外壁塗装やリフォームでお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。

まとめ

外壁塗装の周期を判断する基準としては、塗料と建物の耐用年数・劣化症状などがあります。築10年を目安に外壁塗装やメンテナンスを行ったほうがいいとされていますが、劣化症状が見られた際はなるべく早めに業者へ相談したほうがいいでしょう。特に、ひび割れが起きている場合は、早めの修繕が必要です。外壁塗装やリフォームの実績がある業者に依頼することで、正しい方法で修繕・塗装を行うことができます。外壁塗装業者選びも重要なポイントですので慎重に選びましょう。

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