2021.01.06 知って得する塗装講座
blog 外壁塗装ブログ
「外壁タイルの傷みが目立つので、メンテナンス方法を詳しく知りたい」とお考えではありませんか? 外壁タイルも、徐々に経年などの理由で劣化するため、定期的にメンテナンスする必要があります。しかし、どんな方法でメンテナンスするのか、どんな業者に依頼すべきかなどよく分からないこともあるでしょう。
そこで今回は、外壁タイルのメンテナンスについて詳しくお話しします。
この記事を読むことで、外壁タイルのメンテナンスを行うポイントがよく分かります。まずは、記事を読んでみてください。
INDEX
1.外壁タイルのメンテナンスが重要な理由
最初に、外壁タイルのメンテナンスが重要な理由について見ていきましょう。
1-1.外壁タイル自体の耐用年数は長い
外壁タイル自体の耐用年数は長く、約30~40年です。そのため、耐久性が高い外壁を実現できると業者からすすめられることもあるでしょう。実際に、耐熱性や対候性などに優れていて、長期間美しい外観を楽しめるのも事実です。ただし、障害物が衝突したり地震などによる大きな揺れが加わったりすると、大きなダメージを受けてひび割れたり脱落したりすることがあります。
1-2.外壁タイル以外の場所が劣化する
外壁タイルのメンテナンスは、外壁タイル以外の場所が劣化することにより必要になることが多くなります。
1-2-1.コーキング材が劣化する
外壁タイルの目地のコーキング材は、経年のほかにも紫外線や風雨の影響で劣化し、ひび割れなどが目立つようになります。劣化が進むと柔軟性が失われてしまうため、定期的に補修して常に良好な状態に保つことが大切です。
1-2-2.下地材が劣化する
下地材にも耐用年数があり、徐々に劣化します。下地材が劣化すると、外壁タイルの接着力が低下し、浮きや脱落が発生する原因になるので気を付けましょう。外壁タイルの下地材にはモルタルが使用されることが多く、約10~15年ごとにメンテナンスが必要です。
1-2-3.外壁材が劣化する
外壁材も経年などの理由で徐々に劣化するため、定期的なメンテナンスが必要です。外壁タイルや下地材に問題がなくても、土台である外壁材が耐用年数を迎えると交換することになります。外壁タイルのメンテナンスを怠った結果、雨水がひび割れなどからしみ込んで外壁材を腐食させたり、雨もりの原因になったりすることもあるので気を付けましょう。
1-3.施工不良が発覚することがある
外壁タイルの施工後、数年以上経過してから施工不良が発覚することがあります。たとえば、下地材のモルタルの乾燥不足や外壁タイルとの接着不足などです。施行直後は問題なく見えても、時間が経過するほどさまざまな問題となって出てくることがあるので注意してください。外壁タイルのメンテナンスをした結果、広範囲にわたる施工不良が発覚し、補修工事に多額の費用がかかった例もあります。
2.外壁タイルによくあるトラブルは?
外壁タイルによくあるトラブルについて、具体的にご紹介します。
2-1.汚れ
外壁タイルには、土ボコリや花粉・そのほかの汚れが付着します。特に、台風や大雨の後は、想像以上に汚れているものです。また、汚れは付着してすぐなら簡単に落とすことができますが、付着したまま放置するとそのほかの汚れと混ざって落としづらく変質することがあります。汚れが落ちなくなる前にきちんと掃除し、常にキレイな状態に維持しましょう。
2-2.ひび割れ
外壁タイルも、経年や紫外線などの影響で素材が徐々に劣化します。そのため、耐用年数を経過した外壁タイルは、ひび割れやすくなるのです。また、物理的な衝撃が加わることで、ひび割れてしまうこともあります。たとえば、台風などによる飛来物が衝突した、自動車が突っ込んだなどです。ひび割れた外壁タイルは見た目が悪いだけでなく、内部に浸水して下地材や外壁材にダメージを与えることがあるので、早急に対応する必要があります。
2-3.浮き
外壁タイルの浮きが発生することも珍しくありません。外壁タイルの浮きには、以下の2つの種類があります。
- 陶片浮き:下地材のモルタルと外壁タイルがはがれて浮いている状態
- 下地浮き:外壁材や下地材のモルタルと外壁タイルが同時にはがれて浮いている状態
上記のうちどちらの状態になっているかは、職人が専用の打診用ハンマーを使用して打診検査し、判断するのが一般的です。外壁タイルの浮きを放置するといずれ脱落する可能性が高いので、速やかに補修しましょう。
2-4.脱落
外壁タイルのトラブルで最も危険なのが、脱落です。たとえば、高所の外壁タイルが脱落した際、下に人がいれば当たって大ケガをする可能性があります。外壁タイルは、下地材にピッタリ密着するように貼られているものです。しかし、下地材の劣化や雨水の浸入、施工不良など、何らかの理由ではがれてしまえば、脱落することもあります。そのため、きちんとメンテナンスして、脱落事故が起きないようにすることが大切です。
2-5.目地のコーキング材のひび割れ
目地のコーキング材のひび割れも、外壁タイルのトラブルでよくあるパターンです。外壁タイル仕様では、タイルとタイルの間の目地にコーキング材を使用しています。実は、コーキング材の寿命は7~10年程度で、タイルよりも早く寿命を迎えるのです。そのため、定期的にコーキング材の補修を行うことが必要になります。
3.外壁タイルのメンテナンス方法
外壁タイルのメンテナンス方法を詳しく見ていきましょう。
3-1.クリーニング
外壁タイルに汚れが目立つ場合は、表面をクリーニングすることでキレイになります。汚れがひどくない場合は、高圧洗浄機を使用するだけでも見違えるように美しくなるでしょう。コケや藻(も)・こびり付いた汚れがある場合は、高圧洗浄機に加えて洗浄剤を使用することが多くなります。ただし、洗浄剤と外壁タイルの相性が悪いこともあるので、注意が必要です。
3-2.外壁タイルの浮き補修
外壁タイルに浮きが発生してる場合は、再接着する必要があります。外壁タイルの浮き補修は、状況に応じて以下の工法のいずれかで行うことになるでしょう。
- 張り替え工法:外壁タイルをはがして新しく張り替える
- ピンニング工法:ステンレスピンの挿入とエポキシ樹脂の注入により外壁タイルを固定する
3-3.外壁タイルの交換
外壁タイルのひび割れや脱落を補修する場合は、外壁タイルを交換することになります。外壁タイルと接着用のモルタルがはがれただけなら、補修も簡単にできて工期も長引きません。ただし、下地材や外壁材までダメージが見られる場合は、それぞれのやり直し工事も同時に行うことになるでしょう。
3-4.コーキング材の打ち増し・打ち替え
目地のコーキングにひび割れなどの劣化が見られる場合は、コーキング材の打ち増しや打ち替えを行います。ごく浅いひび割れや変色だけなら打ち増し、ひび割れが深い場合や素材の劣化が進んでいる場合などは、打ち替えとなるのが基本です。なお、大地震の後などで目地のコーキングがひび割れた場合は、下地材や外壁材にもダメージが広がっていることがあり、同時に補修するケースもあるでしょう。
3-5.外壁材・下地材の補修
外壁材や下地材が劣化している場合は、外壁タイルすべてはがして補修することもあります。外壁材や下地材が劣化している以上、部分的に補修するだけでは不十分になるからです。実際に外壁タイルをすべてはがしてみたら、下地材や外壁材がボロボロでびっくりしたという例もあります。当然ながら工期も長引き、補修費用も数十万円になることもあるでしょう。
4.外壁タイルのメンテナンスを業者に依頼する方法
外壁タイルのメンテナンスは、信頼できる業者に依頼することが大切です。
4-1.信頼できる業者を選ぶポイント
外壁タイルのメンテナンスは、以下のポイントを満たした業者に依頼すると安心です。
- 外壁タイル工事の施工実績が豊富
- 高い技術力と高品質な仕上げで定評がある
- 現場視察や見積もりは無料
- 分かりやすくてリーズナブルな料金システム
- 都合のよい工期に合わせてもらえる
- スタッフが親切で顧客からの評判もよい
- アフターサービスや保証が手厚い
4-2.外壁タイルのメンテナンスを業者に依頼する流れ
外壁タイルのメンテナンスを依頼する流れは、以下のとおりです。
- 外壁タイルのメンテナンスについて業者に相談し、現地視察と見積もりを依頼する
- 業者が現地視察した後で、見積もりを作成する
- 見積もりを確認して内容に問題なければ正式に契約する
- 指定日時に業者がやってきて周辺を養生した後、外壁タイルのメンテナンス作業に入る
- すべての作業が終わった後、業者と依頼者で作業内容を確認する
- 養生をすべて外し、仕上げに掃除して完了
4-3.悪質業者の手口に注意しよう
悪質業者の手口には、十分に注意が必要です。悪質業者は、突然訪問してきて大してチェックしないうちに「今すぐメンテナンスしないと大変だ」などと、不安をあおるような言葉を使うことがあります。また、根拠もなく「今だけ通常料金の半額でメンテナンスできる」などと、お得感を前面に出すこともあるでしょう。契約を取るのに必死で、断ってもしつこく居座ったり強い態度や言葉を使ったりすることもあるので注意してください。いずれにしても、不審な点が残る業者はとは契約しないことが一番です。
5.外壁タイルのメンテナンスに関するよくある質問
最後に、外壁タイルのメンテナンスに関する質問に回答します。それぞれ役立ててください。
Q.高所に外壁タイルを貼るのはリスクが高いのでは?
A.確かに、外壁タイルには常に落下リスクがあるため、心配な場合はおすすめしません。しかし、信頼できる業者に工事を依頼し適切にメンテナンスすれば、過度に不安になる必要もないでしょう。
Q.外壁タイル仕様から塗装仕様に変更できる?
A.可能です。ただし、外壁タイルをすべてはがしてからやり直すことになるため、工期が長引くことがあります。詳しくは、業者に確認してください。
Q.外壁タイルのメンテナンスは施工時と同じ業者に依頼すべきか?
A.特に決まりはありません。施行時の業者に対し不満がないのなら、同じ業者に依頼するとよいでしょう。反対に、何らかの不満があるのなら、そのほかの業者に依頼することをおすすめします。
Q.外壁タイルのメンテナンスはDIYでもできる?
A.たとえば、汚れが目立つときに水で洗い流すなどのメンテナンスなら可能です。そのほかにも、目地のコーキングがごく浅くひび割れた程度なら、市販のコーキング材で補修することができます。ただし、コーキングのひび割れが深い、タイル自体がひび割れたり脱落したりしているなどの場合は、強度や仕上がりの問題もあるため、業者に依頼することがおすすめです。
Q.外壁タイルのメンテナンスの仕上げに不満があるのですが?
A.まずは、業者に連絡して現場視察を依頼しましょう。明らかに業者のミスで仕上がりに不良が見られる場合は、すぐやり直してもらえるはずです。
まとめ
今回は、外壁タイルのメンテナンスについて詳しく解説しました。外壁タイルは一般的に耐用年数が長く、満足度の高い外壁に仕上がることがメリットです。しかし、何らかの理由で外壁タイルにひび割れや脱落が発生したり、目地のコーキングが劣化したりすることなどがあるため、定期的にメンテナンスすることが必要になります。なお、外壁タイルのメンテナンスは、この記事を参考にして信頼できる業者に依頼すると安心です。
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