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2020.07.10 知って得する塗装講座

外壁塗装の失敗はなぜ起きる? 原因と回避する方法を詳しくご紹介

外壁塗装は、まれに失敗することがあります。本来は失敗が起こることがないよう万全な準備をしてから行うものです。外壁塗装は高額な費用を投じて行う工事であるため、失敗した場合はショックが大きいでしょう。外壁塗装ではどんな失敗が多いのか、失敗が起きる原因は何かなど、分からない点も多くあります。外壁塗装を行う際は、起こり得る失敗例なども知っておくことが、外壁塗装を成功に導くためのポイントです。

そこで、本記事では、外壁塗装の失敗例や失敗が起こる原因などをご紹介します。

建物や家は長く使うものです。外壁塗装は頻繁に行うものではないため、失敗してしまうと居心地が悪いまま過ごさなければなりません。外壁塗装の失敗例を学ぶとともに、失敗を回避する予防策も覚えておきましょう。

1.外壁塗装で起こりやすい失敗例

外壁塗装では、どんな失敗が起きやすいのでしょうか? 具体例をご紹介します。

1-1.イメージと色味が違う

塗装前に塗料の色を確認していても、外壁の広い範囲に塗布した場合、色味が想定していたイメージとは違うと感じることがあります。主に、小さな色見本だけで色を判断し、工事を依頼した場合に多い失敗でしょう。

1-2.塗装費用が高くなってしまった

外壁塗装の費用トラブルも多く見受けられます。外壁塗装にかかる大まかな費用チェックだけで依頼してしまい、養生・足場・補修費用などの細かな諸経費まで考慮していなかった場合に起こり得るトラブルです。施工後に追加料金が発生し、想定以上の請求になってしまったという事例もあります。

1-3.定期点検をしていなかったため

外壁は、劣化や不具合を早期に発見するため、定期点検をすることが望ましいのです。しかし、定期点検をしていなかった建物や家の場合、経年劣化による傷みが進んでいることが原因で補修箇所が多くなってしまいます。大掛かりな補修を要し、相場より費用が高くなってしまうことも珍しくありません。

1-4.悪徳業者に依頼してしまった

外壁塗装では、悪徳業者も少なからず存在します。訪問営業の業者に多い傾向です。本来補修や塗装が不要な箇所まで異常や劣化があると指摘し、強引に工事を迫るケースがあります。訪問営業の業者は、法外な料金請求やずさんな工事を行うなど、何かとトラブルが多いので注意してください。

1-5.中間マージンで費用がかさんでしまった

業者によっては、下請け業者へ施工を依頼するケースもあります。元請け業者は中間マージンを塗装費用に上乗せするため、相場より高値で請求してくる場合があるのです。そのため、外壁塗装の費用がかさんでしまったというケースが見受けられます。

1-6.景観に馴染(なじ)まない色味になってしまった

カラーシミュレーションをするときは、景観に馴染むかどうかを判断して決めることが大切です。景観に配慮せずに外壁塗装した結果、目立ちすぎてしまい、近隣に迷惑をかけてしまうケースもあります。

1-7.外壁塗装中に近隣からクレームが多発する

外壁塗装中は、臭気・塗料の飛散・騒音などが懸念されます。そのため、近隣からクレームが多発することも珍しくないのです。外壁塗装を行う際は、近隣への配慮も忘れずに行いましょう。

1-8.実績が少ない業者に依頼し、施工ミスが起きてしまった

外壁塗装をいかに美しく仕上げるかは、職人の腕にかかっています。実績が少ない業者はノウハウに長(た)けていないため、施工ミスが起こりやすいのです。

1-9.DIYで外壁塗装をして失敗した

外壁塗装は、見えない部分の劣化や不具合などを補修してから行うのが理想です。DIYが得意な方でも、見えない部分の異常は発見しにくいでしょう。十分な補修を施さないまま外壁塗装し、施工後に不具合が起こることがあります。また、外壁塗装は広範囲に行うため、DIYだと仕上がりにムラなどができてしまう場合もあるのです。

1-10.業者の言われるままに施工して失敗した

悪徳な業者に多いトラブルです。長寿命の塗料があると耐用年数などをごまかして伝えて工事をしようとするケースがあります。強引に工事を行った結果、想定していたよりも大幅に短く塗膜が寿命を迎えてしまい、耐用年数を待たずに再施工することになるのです。

2.外壁塗装の失敗を引き起こす原因

外壁塗装の失敗を招く原因とは何でしょうか? 原因について考えていきます。

2-1.しっかりシミュレーションをしなかった

色味は、小さな見本だけでは正確な色味が判断できない場合がほとんどです。色見本でいいと思っていたものでも、広い範囲に塗ると印象が変わります。パソコンなどで仕上がり予想をしっかり確認し、納得してから依頼することが大切でしょう。外壁を色分けして塗装する場合も同様です。美しいコントラストが再現できるか確かめることが大切でしょう。

2-2.強引な営業に流されてしまう

悪徳業者は言葉巧みに契約を迫ります。また、熟慮する時間や他社と比較する時間を与えてくれません。強引な営業に流されず、毅然(きぜん)とした態度で接することが大切です。訪問営業の業者に多い傾向であるため、自分で依頼した業者以外は、きっぱりと断る姿勢も持ちましょう。

2-3.工事期間や費用だけで決めてしまう

外壁塗装は多額の費用がかかるため、できるだけ安値のところに依頼したいと考えるものです。しかし、工事期間の短さや費用だけで決めてしまうと、ずさんな工事が行われてしまうリスクがあります。

2-4.下地処理が十分になされていない

塗料本来が持っている性能を十分に発揮するためには、下地処理などの工程がきちんとなされていることが重要なポイントとなります。短期施工で終えようとする場合や、下請け業者に丸投げしている場合、下地処理が不十分で、施工不良などのミスが起きる可能性があるのです。

3.外壁塗装の失敗を回避するには?

外壁塗装の失敗を回避するためには、どんなことを意識すればいいのでしょうか? 予防策をご紹介します。

3-1.しっかり計画を練り、納得できてから着工する

外壁塗装をする際は、短期間の打ち合わせで施工を依頼しようとせず、しっかり計画を練り、納得できてから着工することが大切です。色見本で分からない場合は、業者の施工実績などを見るために、実際に現地へ足を運んでみるなど、自分の目で仕上がりを確認してみましょう。

3-2.訪問営業にはかかわらない

訪問営業の業者は、外壁塗装以外の余計なリフォームまで迫るなど、悪質な営業方法が社会問題となっています。決してかかわらず、毅然と断るよう心がけてください。特に、事業所を構えずに営業している業者は注意が必要です。施工後にトラブルがあっても、連絡が取れないケースがあります。

3-3.外壁塗装を数多く手がけている業者を選ぶこと

外壁塗装を数多く手がけている業者であれば、劣化箇所や補修すべき箇所なども確実に発見できます。また、色味についても、適切なアドバイスをしてもらえるでしょう。見積時に劣化箇所の補修などを反映した費用内訳も明確に算出してくれるため、追加料金の発生や施工不良なども起こりにくいのです。

3-4.自社スタッフで施工している業者を選ぶこと

費用に関するトラブルだけでなく、施工ミスなどを防ぐためにも、しっかり教育が行き届いた自社スタッフで作業を行う業者を選ぶことが重要です。

3-5.万が一に備えてアフターフォローが充実していることも確認する

外壁塗装後のトラブルなどに備え、アフターフォローが充実している業者であれば、何かあっても保証の範囲なら、無償対応してくれるでしょう。業者によって保証の範囲や期間などが異なるため、あらかじめ保証内容を確認しておくことが大切です。

4.外壁塗装の失敗でよくある質問

外壁塗装の失敗に関する質問を集めました。

Q.外壁工事中の近隣トラブルを避けるためにできることは?
A.着工前に近隣へ工事の説明をし、工事完了後改めて挨拶に行くだけでも、近隣の受ける印象が変わります。訪問時は、粗品などを持参するといいでしょう。あらかじめ騒音や臭気などが起こり得ることを伝えておき、迷惑をかけるようなことがあれば、すぐに連絡してもらえるよう伝えておけば安心です。

Q.外壁塗装で施工ミスがあり、仕上がりに満足できない場合はどうなるのか?
A.アフターフォローがきちんとしている業者であれば、施工ミスは保証の範囲内で無償対応してもらえます。ただし、色がイメージと異なるなど施工ミスとは異なる場合、自己負担で塗り直しとなるケースもあるでしょう。

Q.色の失敗を減らす方法はないのか?
A.はい、あります。外壁に試し塗りしてもらう方法です。実際に塗ると、色見本より白っぽくなることが多くあります。試し塗りでイメージをつかんでから、外壁塗装の色を確定しましょう。

Q.外壁塗装の工事代金で失敗しないためにできることは?
A.複数の業者から見積もりを出してもらい、比較検討することです。費用だけでなく、塗料などの単価・工事方法・サービス内容などの内訳も把握しておき、追加料金が発生しないことを確認してください。

Q.外壁塗装をする際は、書面で契約を交わしたほうがいいのか?
A.はい、必ず書面を残してください。口約束だけでは、失敗や施工に問題があっても、対応してもらえない場合がほとんどです。書面は内容を隅々まで熟読し、希望がきちんと反映されていることを確認しておきましょう。

まとめ

外壁塗装では、まれに施工ミスや想定していた色味と異なるなどのトラブルが起こり、失敗してしまうことがあります。費用に関するトラブルも珍しくありません。着工前に色のシミュレーションをしっかり行い、業者と十分な打ち合わせをし、納得できてから工事を開始するのが望ましいでしょう。外壁塗装で失敗しないよう、トラブルが起きる原因と回避策を覚えておいてください。

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