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2015.07.22 知って得する塗装講座

外壁の劣化原因と適切な対処法は? 定期的メンテナンスが大切

「外壁」は、私たちを雨風から守ってくれる大切な部分です。

外壁が劣化してしまうと、家全体の耐久性に大きく影響することになります。安心して生活するためにも、定期的に外壁の塗りなおし・補修をしていかなければなりません。そこで、外壁はなぜ劣化するのか、原因について説明していきます。

原因のほかにも、適切な対処法や劣化することで起こるデメリット・定期的に塗りなおすメリットについても説明しましょう。

気になっている人は、ぜひチェックしてくださいね。

1.外壁の劣化原因は?

なぜ、外壁は劣化するのでしょうか。外壁の劣化原因はさまざまです。原因によって適切な対処法が異なるでしょう。正しい対処法をするためにも、外壁の劣化原因について把握してくださいね。

1-1.雨風による「外的要因」

外壁の種類によっても異なりますが、およそ8年~10年と言われています。ほとんどの人が8年~10年サイクルで外壁を塗り替えているでしょう。

外壁が劣化する原因は、雨風による「外的要因」が多いです。外壁はそとの空気と直接触れ合う部分なので、どうしても雨風に当たってしまいます。雨による汚れはもちろん、台風による強い風で年々劣化しているのです。

外壁がはがれてしまうと、下地が傷ついてしまうでしょう。劣化した外壁を放置すると、さらに状態が悪化してしまいます。劣化しているところがあれば、すぐに補修しなければなりません。雨風以外、紫外線も外壁の劣化原因になっています。

1-2.経年劣化によるひび割れ

外壁にはそれぞれ「寿命」があります。寿命が近づくほど、経年劣化が目立ち始めるでしょう。外壁の劣化は、外壁そのものの寿命が原因になっています。

シーリング材の汚染やにじみ、外壁のひび割れなどが出てくるでしょう。ひび割れから雨風が入ってしまうと、下地が傷ついてしまいます。

下地は家の耐久性にかかわる、とても大切な部分です。下地が傷つくと、耐久性が下がってしまうでしょう。

また、経年劣化の証しとして「チョーキング現象」が起こります。チョーキング現象とは、外壁に白っぽい粉が出てくることです。

外壁を触ってみて白い粉が出た場合、外壁を塗りなおす必要がありますよ。外壁の補修を10年以上していない人は、経年劣化に要注意です。

1-3.塗装下地の乾燥

外壁の劣化原因は、「塗装下地の乾燥」も挙がっています。

塗装下地には水分が入っているため、時間が経過すればするほど水分がなくなってしまうのです。水分がなくなり、塗装下地が乾燥します。

乾燥すると、次第に縮んでいくでしょう。塗装下地が縮むと、外壁にひび割れが起こるのです。

塗装下地が乾燥している場合、下地から補修していかなければなりません。外壁の表面ではなかなかひび割れが発見できずとも、塗装下地には変化が起きています。

最初、ひび割れはほんの小さなものでしょう。しかし、時間がたてばたつほど、どんどん大きくなっていきます。常に、外壁をチェックしておいた方が安心ですね。小さなひび割れでも、悪化する可能性があります。すぐに補修をしておきましょう。

2.劣化の適切な対処法について

2-1.定期的に塗り替える

外壁が劣化した場合、定期的に塗り替えていきましょう。すぐに外壁を補修しなければ、さらに状態が悪化してしまいます。定期的に塗り替えていけば、劣化も未然に防げるのです。

外壁は徐々に劣化してしまうもので、「定期的」に塗り替えることが大切になります。どのくらいの間隔で塗り替えていけば良いのか、わからない人も多いでしょう。

メンテナンスのサイクルは、外壁の種類によって異なります。

最近、よく使われている「サイディング」はおよそ10年です。ALCパネルも10年、吹き付けは6年~10年のサイクルになっています。

自分の家にはどのような外壁を使っているのか、確認しておくと良いでしょう。たとえ、劣化していなくても定期的に塗り替えをしてくださいね。そうすることで、より丈夫な外壁が維持できます。

2-2.外壁のプロに調査してもらう

まずは、外壁がどのような状態になっているのか調べる必要があります。外壁だけ劣化しているのか、それとも下地まで影響が出ているのかチェックすることです。外壁の状態を把握しなければ、適切な対処ができません。

そこで、外壁のプロに調査を依頼してください。外壁の状態は自分の目で見てもはっきりとわかりません。

外壁のリフォームや補修をしている業者に依頼すれば、事細かに調べてもらえます。下地まで影響が出ている場合は、下地まで補修しなければなりません。外壁だけの劣化であれば、塗り替えで大丈夫でしょう。

外壁の状態を調べてもらい、適切な対処法で外壁を元どおりにしていってください。自分で判断せずに、プロに依頼した方が安心ですよ。

3.劣化のデメリット・塗り替えのメリット

3-1.外壁の劣化を放置するとどうなるの?

外壁の劣化を放置すると、非常に危険です。外壁の劣化から下地にまで影響してしまい、家全体が弱くなってしまいます。

家全体が弱くなると、地震の揺れで倒壊する可能性もあるのです。「外壁の問題くらいで…」と思ってしまいますが、外壁のメンテナンスをおこたっている家ほどもろくなっています。

また、外壁の一部がはがれて落下する可能性もあるでしょう。歩いている人に外壁の一部が当たれば、大けがになってしまいます。トラブルのもとになるため、注意しておかなければなりません。

外壁に異常が見つかった場合は、すぐに外壁の補修をしてください。劣化を放置するほど、危険な状態になってしまうので要注意です。

3-2.塗り替えのメリット

外壁の塗り替えは、さまざまなメリットがあります。

劣化を未然に防ぐことはもちろんのこと、ほかにも以下のようなメリットがあるのです。

  • 家全体の寿命が延びる
  • 美しい外観が維持できる
  • 家を保護してくれる
  • 節電になる
  • 防水・遮音効果が期待できる

主に挙がるメリットは、以上のようになるでしょう。

外壁を定期的に塗り替えることで、家全体の寿命が延びます。美しい外観が維持できると同時に、家を保護してくれるのです。

また、防水・遮音効果のある外壁塗装を使用すると、節電効果にもなりますよ。劣化を放置してから補修するのと、すぐに補修するのとでは、費用も大きく異なるでしょう。できるだけ費用を抑えたい人は、できるだけ早めにメンテナンスしてください。そして、必要な補修をしていきましょう。

まとめ

外壁の劣化原因や適切な対処法、劣化のデメリット・塗り替えのメリットについて説明しました。

お金がかかるからと、劣化の補修を放置してはいけません。悪化した状態で補修をすると、さらにお金がかかるでしょう。

費用を安く抑える、家全体の耐久性を向上するためにも、できるだけ早めにメンテナンスをしてください。

  • 雨風による「外的要因」
  • 経年劣化によるひび割れ
  • 塗装下地の乾燥
  • 定期的に塗り替える
  • 外壁のプロに調査してもらう
  • 外壁の劣化を放置すると非常に危険
  • 塗り替えのメリットは5つ

以上のポイントは、ぜひ押さえてくださいね。

外壁の補修を業者に依頼する場合、信用できる業者を選びましょう。悪徳業者もいるため、いろいろな業者を比較すると良いですよ。

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