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2015.08.17 知って得する塗装講座

塩害による外壁の被害は?対策の必要性と予防策を知っておこう!

海が見える場所に家を建てたい・・・オーシャンビューな家は理想的な家の1つですよね。

しかし、海の近くに家を建てると潮風による「塩害」が問題になります。潮風に当たると家の劣化も早いため、外壁に対してしっかりと対策を立てる必要があるのです。

この記事では外壁に対する塩害とその対策についてまとめました。

1.潮風による外壁への被害

潮風を受けることで外壁にどのような被害が起こるのでしょうか。しっかりと知っておきましょう。

1-1.外壁の劣化スピードが上がる

海沿いに家を建てると外壁の劣化スピードが速まります。外壁は風や汚れ、時間経過によって少なからず劣化していくもの。しかし、潮風を受ける環境であれば外壁は通常よりも早く劣化してしまいます。金属製の部分にはサビが出るので注意しましょう。

また、窓や金属以外の部分に白い玉のようなものが付くことがあります。それは、塩害によってできた塩の固まり。塩の固まりは、むく材からできたヤニ部分などに付着すると取ることが難しいです。普段からしっかりとチェックしておきましょう。

1-2.金属製・窯業の外壁では持たない

外壁が金属製であれば潮風によってすぐダメになってしまうでしょう。また、窯業の外壁だと耐久性に問題があって使用するのは危険です。

もし、海の近くに家を建てる場合は外壁に使う素材には注意する必要があります。潮風に弱い外壁を選ぶとすぐにリフォームする必要が出てくるでしょう。専門家と相談しながら選ぶようにします。

2.外壁の塩害対策

海付近にある家によって塩害は付きもの。しかし、潮風による劣化を諦める必要はありません。しっかりと対策をすれば被害を最小限に抑えることができます。この項目では被害を抑える方法についてご紹介しましょう。

2-1.外壁をこまめに洗う

潮風が当たる家では外壁を水でこまめに洗うようにします。潮風が当たった壁は塩分がそのまま残っている状態です。塩分をそのままにしておくと外壁だけでなく内側の金属部分がさびついてきます。

しかし、外壁を毎回ブラシなどで洗うのもしんどいでしょう。そんなときにおススメなのが高圧洗浄機です。家庭用の高圧洗浄機であればホームセンターやインターネットで買うことができます。

高圧洗浄機は高い水圧で壁などに付いた汚れ・塩を勢いよく洗い流すことができるのです。効率よく洗い流すためにも水圧は「7Mps」以上のもの。ホースの長さは10m以上のものが理想となります。

2-2.塩害に強い外壁にする

潮風が強い場所に家を建てるのであれば外壁はしっかり選ぶ必要があるでしょう。

塩害に強い外壁材として有名なもので「樹脂サイディング」と呼ばれるものがあります。樹脂サイディングはさびる心配のない素材で着色への耐久性も高いことで有名です。特に、日本でも北海道や東北での使用率が伸びている素材なので使ってみましょう。

2-3.ガラスコーティングを施す

コンクリートの外壁であれば塩害によって内側の金属が傷む可能性があります。そのため、家の寿命を延ばすためにも「ガラスコーティング」を施しましょう。

ガラスコーティングとは「液体ガラス塗料」と呼ばれる塗料を使うことで外壁の耐久性と防水性を高めるものです。コンクリートの外壁をガラスのような表面にすることで塩害を大幅に防ぐことができます。その耐久性は一般的な塗料と比べると3~4倍とされているのです。

海沿いの家では塩害対策は必要となります。もし、外壁が潮風に弱いものであれば必ずガラスコーティングを施しましょう。

3.海沿いに家を建てる前に知っておきたいこと

海沿いに家を建てるのは1つの憧れ。しかし、海沿いに家を建てると塩害による被害が出ることを知っておかなければいけません。この項目でしっかりと確認しておきましょう。

3-1.室外機や給湯器は塩害仕様にする

自分が建てた家が海から距離があったとしても室外機や給湯器は塩害仕様にします。

室外機や給湯器は機械製品であるため塩に弱いです。そのため、塩害対策が施されたものでないとすぐに機能しなくなる可能性があります。

予算がアップしたとしても室外機と給湯器に関しては潮風が吹く状況でも使えるものにしましょう。室外機や給湯器を室内に備え付けられるようであれば検討してみることも重要です。

3-2.洗濯物には時間制限がある

潮風が吹く環境であれば洗濯物を干す時間に制限があると思いましょう。

洗濯物をいつまでも干しておくと夕方ごろにはベタッと生乾きしたような状態になります。そのため、早朝に洗濯物を干して昼頃には取り込むのが日課となるのを知っておきましょう。

最近では、父母共に仕事へ出ていくことが多い時代です。海辺に家を建てる場合は室内で洗濯物を干せるスペースや浴室暖房乾燥機などを備えることを検討しましょう。

3-3.植物がダメになる

建物だけでなく家庭菜園や造園なども塩害によってダメになるケースが多いです。潮風が通る場所で植物を育てていると葉っぱが変色して枯れてしまいます。海辺付近にて植物を育てる場合は工夫が必要となるでしょう。また、育てる植物に関しても考える必要があります。

3-4.金属類のサビが早い

金属製品のものは潮風によってどんどんさびていくと思いましょう。屋外に自転車を出しっぱなしにしているだけでさびついていきます。

車なども車庫などに入れていないと大きな被害を受けることになるので注意してください。また、ポストや表札、家でも金属部分は潮風によってさびついていきます。さびついた部分はこまめに手入れする必要があるのを知っておきましょう。

4.業者に依頼するときのポイント

海沿いに家を建てたいときは、業者選びも慎重に行う必要があります。この項目ではチェックしておきたいポイントをご紹介しましょう。

4-1.実績があるか

外壁のリフォームや修繕を依頼する前に業者の実績をチェックしておきます。

依頼しようと考えている業者のホームページを見ると過去の施工例がいくつか掲載されているでしょう。その中で、自分たちが業者に依頼したい施工をちゃんとこなしているか見ておくのは重要です。経験のない業者に依頼すると思わぬ出費が出ることもあります。

特に、塩害対策を依頼する場合は経験豊富な業者に依頼したいところです。依頼する前に情報収集を行いましょう。

4-2.アフターケアの有無

海沿いの外壁リフォーム・修繕を行ったとしても思いもしないトラブルが後々に出てくるものです。そのため、アフターケアがしっかりしているか確認しておきましょう。

業者の工事が完璧であっても自然が相手のため想定外の状況が出てくることもあります。そうした思わぬ被害にも対応してもらえる業者に依頼するのがおススメです。

まとめ

この記事では潮風による塩害とその対策についてご紹介しました。最後に、塩害対策において大事なポイントをまとめておきましょう。

  • 塩害は外壁の寿命を短くする。
  • 金属類はすぐにさびつく。
  • 外壁は樹脂サイディングを選ぶ。
  • コンクリート外壁の場合はガラスコーティングを施す。
  • 海沿いに家を建てた場合の被害を知っておく。
  • 塩害に対して知識のある業者にリフォーム・修繕を依頼する。

海沿いに家を建てたのはいいが塩害をまったく考慮していなかった等、対策をしないと金属部分がさびついて家を失うことになります。家はとても大きな財産です。ボロボロになって失う前にしっかりと対策を立てましょう。

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