2016.03.15 知って得する塗装講座
blog 外壁塗装ブログ
外壁の一部分が汚れたりはがれたりしてしまった、という場合は自分で塗装し直したいという方も多いでしょう。しかし、外壁塗装はただ塗料を塗ればよいというわけではありません。
そこで、今回は外壁塗装に必要な下塗り塗料の種類や役割についてご紹介します。外壁塗装は、単に家の見栄えをよくするためだけのものではありません。
一部分とはいえ、いいかげんな塗装をすると、そこから外壁自体がいたむこともあるでしょう。ぜひこの記事を読んで外壁塗装の参考にしてください。
INDEX
1.外壁塗装と普通のペンキ塗りの違いは?
日曜大工の経験がある方ならば、家具や塀(へい)などにペンキを塗ったことのある方もいるでしょう。しかし、外壁塗装は通常のペンキ塗りとは異なるのです。
外壁塗装は、単に家を見栄えよくするために行うのではありません。外壁塗装に使われる塗料の中には、外壁を守る効果がたくさん含まれているのです。
一例をあげると防水。実は外壁自体に防水機能はありません。塗料を塗ることによって初めて防水効果がつくのです。
さらに、塗料によっては汚れを自分で分解したりする効果のあるものもあります。そして、外壁塗装は正しい塗り方をしないと、塗料の効果を発揮できません。ですから、塗料メーカーの中には、新しい外壁塗装用の塗料を開発すると業者向けの講習会を開くところも多いでしょう。
なお、素人が外壁塗装をする場合はあくまでも一部にとどめておきましょう。全体を塗り直したい場合は専門の業者に頼んだ方がよいのです。
2.下塗り塗装の役割は?
下塗り塗装とは、外壁塗装をする際に塗りたい塗料の下にあらかじめ行っておく塗装のことです。もちろんそれ専用の塗料もあります。
では一体なぜ下塗り塗装が必要なのでしょうか? 大きく分けてふたつの理由があります。
ひとつは、より強く外壁と塗装を接着させるため。そしてもうひとつは塗料が外壁に染みこみ過ぎるのを防ぐためです。
ペンキ塗りをしたことがある方ならお分かりだと思いますが、塗料は劣化するとポロポロとはがれてきます。外壁塗装がはがれてしまうと雨もりなどが起こりやすくなり、外壁の劣化が早まるでしょう。
また、築年数がたった外壁を塗り直す場合は、外壁に塗料がより染みこみやすくなっています。外壁塗装に使う塗料は、通常の塗料に比べるとだいぶ高めです。
ですから、必要以上に塗料が外壁に染みこんでしまうと塗料がむだになり余計な出費になります。では、下塗り塗装の塗料にはどのような種類があるのでしょうか? それを次の項でご紹介します。
3.下塗り塗料の種類は?
この項では、下塗り塗料の種類と特徴についてご紹介します。外壁塗装をする際の参考にしてください。
3-1.プライマー
プライマーとは塗料の密着性を高めるときに使われるものです。築浅の住宅だけれど外壁塗装をしたいというときなどの使われることが多いでしょう。
1液性のものと2液性のものがあり、2液性のものの方がポピュラーです。外壁塗装以外にも金属製品などを塗装するときに使われます。
3-2.シーラー
シーラーは外壁塗装をして10年以上たった外壁を塗り替える際、下塗り塗料として使われます。シーラーの効果は吸い止めですので、外壁の種類によっても使い分けが必要になるでしょう。
また、シーラーには油性と水性があります。劣化が激しい場合は油性のシーラーがおすすめですが、和風建築に使われる砂壁や繊維質の壁の場合は水性シーラーが適していることもあるのです。詳しくは各塗料の説明書を読んでみてください。
3-3.フィーラー
最近使われることが増えだした下塗り塗料です。プライマーやシーラーがさらさらとした液体状であるのに対し、フィーラーはどろりとしています。しかし、プライマーの密着性とシーラーの防吸性を併せ持っていますので、多くの外壁塗装に使えるのです。
ただし、粘度の高い塗料なので塗り方によってはふくれてしまうこともあるでしょう。ですから、サイディングボードの外壁には使えないこともあります。
4.外壁塗装はどこまで自分で塗れるのか?
外壁塗装は、平面を塗るだけですので一見すると簡単そうに見えます。しかし、広い面積をむらなく均一に塗るというのは技術がいる仕事なのです。試しに、A4サイズの紙をむらなく塗りつぶしてみてください。画材は何でもかまいません。思った以上に難しいでしょう。
外壁塗装は一定の厚みを持って塗らなければ効果がないと前述しました。塗料を厚く均一に塗るのはさらに大変です。また、外壁は背丈以上のところの面積も広いでしょう。
そのため、一般的な外壁塗装業者は足場を組んだり屋上からロープで体をつりながら塗装したりします。今は、DIYで家をリフォームする方も増えていますし、その過程をブログなどで公開している方もいるでしょう。
しかし外壁塗装は素人の手作り感が丸出しですと見栄えも耐久性も悪くなります。ですから、背丈が届く範囲の部分が狭い部分劣化した、というケース以外は業者に頼んだ方がよいでしょう。
うっすらとひびが入ってしまったという場合や黒カビが狭い範囲にはえてしまったという場合も、塗り直しをするとそれ以上の劣化を防げます。
5.自分で外壁塗装をする際の注意点
外壁塗装をする場合は、下塗りのほかに外壁洗浄が必要です。外壁は雨ざらしですから、きれいに見えるようで汚れています。ですから、外壁塗装をする前にその部分をよく洗いましょう。
高圧洗浄機を持っている方はそれを使えば簡単です。手で洗うという場合は、ブラシを使って入念に洗いましょう。その後は、下塗り、本塗りの純で塗り重ねていってください。
塗料はホームセンターやインターネット通販で手に入ります。ただし、どんなにきれいに塗っても塗り直した箇所は目立つでしょう。
ですから、あまり人目につくところを自分で塗り直すと、うらぶれた感じが出ます。洗浄をして塗り直しを二度する場合、どんなに狭い面積でも丸1日かかるでしょう。
また、下塗りの塗料が乾いていないうちに本塗りをしてはいけません。ですから、雨が降りやすい時期などはやめた方がよいでしょう。さらに、窓やドアに塗料がつかないように養生しておくことも大切です。
まとめ
今回は外壁塗装の下塗り塗料についていろいろとご紹介しました。外壁塗装は簡単に見えて難しいものです。ですから、定期的な塗り替えは必ず業者に頼んでください。
なお、外壁塗装の劣化は正式に検査しなければ正確には分かりません。今でも、「今近所を歩いていたら、お宅の外壁がだいぶ劣化しているのが見えた。今すぐ塗装をしないと家がいたんでしまう」とセールスをかけてくるところもあります。
しかし、道を歩いていて発見できるくらい外壁の劣化が進んでいるならば、必ず住人が気づくはずです。ですから、このような飛びこみ営業は信頼せず自分で業者を選びましょう。今は、いろいろな業者が外壁塗装を行っています。
なお、マンションなどの集合住宅は定期的に大規模な修繕を行うのです。これらの日程は理事会などで決めます。賃貸の場合は大家さんや管理会社の負担で行うのです。事前に必ず告知がありますから、備えておきましょう。一戸建てで外壁塗装を行う場合は、ご近所にもあいさつをした方がよいですね。
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