2017.05.02 知って得する塗装講座
blog 外壁塗装ブログ
屋根は、住宅を雨や風・紫外線から守るために重要な役割を持っています。しかし、屋根も経年変化により劣化するものです。寿命を迎えた屋根は、できるだけ早く張り替えをしてください。
今回は、屋根の劣化・寿命を詳しく学ぶと同時に、おすすめの張り替え方法について理解しましょう。
この記事を読むことで、屋根の劣化や寿命にかんする知識が身に付き、適切なタイミングで張り替えができるようになります。
また、さまざまな種類や方法の中から、も紹介するので、屋根の張り替えで失敗したくない人は、読んでみてください。
INDEX
1.屋根の劣化とは?
最初に、屋根の劣化について詳しく学びましょう。劣化の主な原因や耐用年数・屋根の種類について解説します。
1-1.屋根の劣化とはどんな状態?
屋根の劣化とは、家を守る機能がを十分に果たすことが難しくなっている状態を言います。また、色あせや汚れ、部材の割れ・欠けなどが出ることもあり、美観の点でも問題です。屋根の劣化はさまざまな原因で起こるため、定期的に状態をチェックしてメンテナンスを行う必要があります。
1-2.屋根が劣化する原因について
屋根が劣化する主な原因には、以下のようなものがあります。どんな種類の屋根も、劣化を避けることはできません。
- 経年変化による劣化(風雨や紫外線によるものなど)
- 台風や地震などの自然災害
- コケ・カビ・サビの発生
- 大きな衝撃を受けることによる部材の割れや欠け
1-3.屋根の耐用年数について
屋根の耐用年数は、種類によって大きく異なります。最も耐用年数が長いのは、ガルバリウム鋼板屋根で、約30年です。また、瓦屋根も同等と言っていいでしょう。屋根の耐用年数が長いものを選ぶことで、メンテナンスの手間を省くことができます。予算との兼ね合いや、見た目・機能のバランスを考えて選びましょう。
1-4.屋根の種類を学ぼう
屋根にはさまざまな種類があります。主なものについては、以下をご覧ください。
- 瓦屋根:瓦を用いた伝統的な屋根
- スレート屋根(コロニアル屋根):スレート材を使用した屋根
- ガルバリウム鋼板屋根:ガルバリウム鋼材を用いた丈夫な屋根
- トタン屋根:鉄板を使用した屋根
2.屋根の劣化の影響について
屋根が劣化するとさまざまな不具合が出てきます。劣化を放置した場合、どんな影響が考えられるかについて詳しく学びましょう。
2-1.放置するとどうなる?
屋根の劣化は、放置しないでください。傷みが進んで、外観だけでなく機能面にも大きな影響があります。また、メンテナンス費用も多くかかることになるので不利です。できるだけ早めに修理・張り替えを行いましょう。一定期間ごとに業者にチェックしてもらうことで、メンテナンス工事も簡単になり、最低限の出費で済むはずです。
2-2.屋根の劣化による影響を考えよう
屋根が劣化することで以下のような影響が出ることがあります。
- 雨漏り
- 室温の上昇
- 家の強度が落ちる
- 害虫発生
3.屋根が劣化したらどうする?
屋根が劣化したら、張り替えを考えましょう。具体的な時期やタイミング・すぐに張り替えをした方がいい場合について学びます。さらに、劣化の症状をチェックしてみましょう。
3-1.塗り替えと張り替えの違い・判断基準など
屋根が劣化し、塗り替えか張り替えか迷ったときは、以下のポイントを参考にしてください。塗り替えでは対応できない場合は、張り替えが必要です。
- 屋根の色あせが気になる:塗り替え
- 気軽に防水機能を追加したい:塗り替え
- 屋根材の割れ・欠けが発生している:張り替え
- 屋根材が寿命を迎えた:張り替え
また、屋根の種類ごとの耐用年数は、以下をご覧ください。寿命を迎えた屋根材は、塗り替えより張り替えをおすすめします。
- 瓦屋根:50~100年
- スレート屋根(コロニアル屋根):20~25年
- ガルバリウム鋼板屋根:30~50年
- トタン屋根:15~20年
3-2.すぐに屋根の張り替えをすべき場合は?
以下のようなときは、すぐに屋根を張り替えましょう。生活に悪影響や危険をもたらします。
- 雨漏(も)りや虫害などが発生している
- 割れ・欠けなどで屋根材が落下する恐れがある
- 台風や地震などの自然災害によって損壊した
- 断熱効果が無く室温が急上昇する
3-3.屋根の劣化の症状をチェックしてみよう
屋根の劣化の症状をチェックして当てはまる点がある場合は、張り替えを検討しましょう。
- 色あせがひどくなっている
- 目視で割れや欠け・ずれなどがわかる
- 大雨や台風で雨漏(も)りすることがある
- 虫害(シロアリ・ハチなど)が気になる
- (瓦屋根の場合)しっくいが割れている
- 前回張り替えてから10年以上経過している
4.屋根の張り替えについて学ぼう
屋根の張り替えについて詳しく学びましょう。種類や方法はどうするかをはじめ、業者選びのポイントや張り替え工事の知識などを身に付けてください。
4-1.屋根の張り替えの種類・方法について
屋根の塗り替えは、塗装のやり直しをするものであり、従来の屋根材を生かした修理方法となります。しかし、張り替えは古い屋根材を新しいものに変更する方法です。張り替えの工法はとしては、下地材からすべてやり直す従来工法と、現在の屋根の上に新しい屋根材を取り付けるカバー工法の2種類があります。張り替えでは、別の屋根材に変更することも可能です。たとえば、台風など自然災害時のことを考えて瓦屋根をスレート屋根に変更するケースがあります。
4-2.業者選びのポイントをチェック
屋根の張り替えは、信頼できる業者選びに大きなカギがあります。具体的には、以下のポイントをチェックしてみてください。
- 屋根の張り替えで豊富な実績を持っている
- さまざまな屋根の張り替えを扱っている
- 顧客の希望を考えて適切な屋根の種類を提案できる
- 屋根の無料診断を行っている
- リーズナブルな料金設定
- 工事の品質が高い
- 高耐久塗料を導入している(メンテナンスが楽)
- 希望の納期に合わせて考えてくれる
- 担当者の態度が良くて説明がわかりやすい
- 顧客からの評判がいい
- 長期保証制度がある
4-3.屋根の張り替え工事の流れ
屋根の張り替え工事は、以下のような流れで進みます。
- 業者による現場確認
- 業者による近隣へのあいさつ
- 足場を組む
- 張り替え工事周辺の養生(ようじょう)
- 現在の屋根の解体工事
- 掃除および補修(状況による)
- 下地工事をする
- 防水シート・断熱シートを敷く
- 屋根材の設置工事を行う
- 終了後チェックを行い完成
- 足場・養生の取り外し
- 周辺の清掃をして完了
4-4.屋根の張り替え工事の期間・費用の目安
屋根の張り替え工事は、1週間程度を目安にしてください。なお、途中で悪天候の日が入った場合は、終了が遅れます。屋根の張り替えは、基本として雨天には行わないからです。工事費用の目安は、100万~300万円程度が平均となります。もちろん、屋根材の種類や広さにもよるので詳しくは業者に相談してください。
4-5.張り替え工事の費用を抑えるための工夫
屋根の張り替え工事は、安いものではありません。しかし、予算に限りがあり、できるだけ安く抑えたい人もいるでしょう。工事費用を抑えるためには、以下を参考にしてください。
- 安い屋根材を選ぶ
- 工事価格が安い業者に依頼する
- 繁忙期(台風が多い時期・雨期)以外に工事を依頼する(繁忙期より安く済むことがある)
- 業者に安くしてほしいことを依頼し検討してもらう
なお、安かろう・悪かろうでは困ります。最低限の希望・品質を確保してから費用の削減を検討してください。
4-6.屋根の張り替えにかんする注意点
屋根の張り替えは、耐用年数が長いものほど初期費用がかかります。しかし、メンテナンスの手間が省けるため、長い目で見れば安上がりになることも多いでしょう。目先の工事費用だけを考えないようにしてください。また、業者とはできるだけこまめに連絡を取り、意思の疎通を図りましょう。連絡の行き違いがあると、工事の仕上がりに不満が出やすくなるので注意してください。
5.屋根の劣化・寿命にかんするよくある質問
最後に屋根の劣化や寿命にかんするよくある質問に回答します。満足できる仕上がりを手に入れるためにも、しっかりチェックしておきましょう。
5-1.費用が安い業者に屋根の張り替えを依頼するときの注意点は?
予算の都合で、費用が安い業者に依頼した場合、できるだけ現場チェックを欠かさないようにすることがコツです。依頼者が不在のときに、手抜き工事をしてしまうところもあります。安い工事を行っている業者の中には、見てないところで手を抜くことで安く上げていることもあるのです。依頼者の目があれば、さすがに手抜きを堂々と行いにくくなるでしょう。
5-2.屋根の張り替えに適した季節はいつですか?
屋根の張り替えは、雨が大敵です。そのため、できるだけ晴れやすい季節を選ぶといいでしょう。しかし、数日間の工事中、いつ雨が降るかわかりません。天気の長期予報を見たり業者に相談したりして最も良さそうな時期を選びましょう。なお、雨天になると基本的に工事は中止です。工事期間には余裕を見ておきましょう。
5-3.屋根の張り替え工事中は在宅できますか?
工事は主に日中に行います。在宅してもしなくても特に問題ないと言われることも多いでしょう。ただし、騒音や振動によるホコリの落下など、何かと落ち着かないものです。気になる場合は、外出しましょう。信頼できる業者に依頼すれば在宅していなくても安心です。
5-4.屋根の張り替え工事中、ご近所に対して注意するべき点は?
基本的には、工事前に業者が近隣へのあいさつをしてくれることが多いでしょう。しかし、自分でも再度あいさつをしておくと何かとスムーズです。工事中は、騒音・ホコリなどが発生します。昼間の洗濯にも影響が出るでしょう。また、工事車両の移動のために迷惑がかかる可能性もあります。事前にあいさつ回りをしておくことで、予期せぬトラブルを防ぎましょう。
5-5.屋根の仕上がりに不満がありますが、やり直し工事をしてもらえますか?
まずは、どんな点が不満なのか業者に伝えましょう。納得できる説明をしてもらうことが第一です。明らかに業者に落ち度があるときは、やり直し工事をしてもらいましょう。ただし、業者に落ち度が無いときは、やり直し工事自体は可能でも工事費用が新たに必要となります。不満を残さないためにも、業者との相談・打ち合わせはきちんと行ってから工事に入りましょう。
まとめ
今回は、屋根の劣化・寿命について詳しく解説しました。家は、経年変化でさまざまな部分が劣化していきます。中でも、屋根は家を雨風や紫外線などから守るために、劣化が進みやすい部分です。経年変化で劣化し、寿命を迎えた屋根は、速やかに張り替えを検討しましょう。屋根の張り替えにも、いろいろな種類があるので、それぞれのメリット・デメリットを参考にして選んでください。なお、満足できる仕上がりのためには、信頼できる業者に依頼することも重要なポイントです。リーズナブルで高品質な張り替え工事を行っている業者を選びましょう。
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