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2017.08.30 知って得する塗装講座

シロアリ対策や駆除方法が知りたい! 被害を未然に防ぐためには?

シロアリは、家に住みついては柱や土台を食べる生き物です。家中のさまざまな場所に入り込んでは、新聞紙・壁・ダンボールなどを食い荒らしていきます。

いつの間にかシロアリの被害にあい、家全体の耐久性が下がったという方も多数いるほど身近な問題です。シロアリの被害を受けないためには、きちんと基礎知識を身につけておかなければなりません。

そこで、本記事では、シロアリの基礎知識やチェック方法・予防策・駆除方法・リフォーム方法などについて説明します。

この記事を読むことで、シロアリ被害にあったときの対処法や予防法が分かります。困っている方は、ぜひ参考にしてください。

1.シロアリの基礎知識

シロアリに対処し予防するためには、基礎知識を身につけることが大切です。被害内容や発生する原因、被害を受けやすい家・構造・土地について説明します。

1-1.シロアリとは

シロアリは、私たちがよく目にする普通のアリ(クロアリ)と姿形が似ています。そのため、同じアリの仲間だと思いがちですが、実はゴキブリの仲間なのです。クロアリはハチの仲間に分類されているため、姿形は同じでもまったく異なる生き物となります。

現在、約2,500種類ものシロアリが確認されており、日本に生息しているのは22種前後です。その中でも、家屋に被害をもたらすシロアリは、以下の種類となります。

  • ヤマトシロアリ:北海道北部をのぞく、ほぼ全国に生息
  • イエシロアリ:関東以西以南に生息
  • アメリカカンザイシロアリ:全国に生息
  • ダイコクシロアリ:奄美大島以南の南西諸島・小笠原諸島に生息

1-2.シロアリの被害について

シロアリは1年中、家の柱や土台を食べて生活しています。木材だけでなく、家具・本・ダンボールなど木材由来のものであれば、何でも食べる性質を持っているのです。シロアリ被害として代表的なのは、家屋の劣化でしょう。いつの間にか、家屋を支えている柱が食べられてしまい、耐久性が低下することになります。室内に置いている家具・本・ダンボールが欠ける・穴が開くという被害も起きているので、注意しなければなりませんね。

1-3.シロアリが発生する原因は?

5軒のうち1軒がシロアリの被害にあっているほど、深刻化しています。シロアリは、気温が上昇し暖かくなってくると、地中から出てきて行動を始める生き物です。ほとんどのケースで、地面に接している床下から室内へ侵入します。床下は湿気があり適度に温かく、大好物の建材があるため、シロアリの住みかとなりやすい傾向があるのです。

1-4.被害を受けやすい家、構造、土地とは?

シロアリの被害を受けやすい家は、エサとなる木材やダンボールなどを周辺に置いている特徴があります。土壌に直接置けば、シロアリがすぐに発生するでしょう。また、通風口のまわりにものを置く家も被害にあいやすいので気をつけてください。また、土壌処理をしていない家や、建てる前は田んぼ・畑だった土地もシロアリが発生しやすいといえます。

2.シロアリのチェック方法

シロアリの被害は、初期症状が分かりにくいといわれています。早く気づくためには、家の異変に敏感になっておかなければなりません。それでは、セルフチェックとプロによる診断について説明します。

2-1.セルフチェック

自分で確認する場合は、「羽アリの存在」に気をつけてください。羽アリはシロアリが成長したものです。4月末から6月ごろになると、シロアリが成長して巣をつくるために、羽アリとなって地面から飛び出していきます。家の中で羽アリを見た場合は、すでにシロアリが巣をつくっている可能性が高いのです。また、床や壁をたたくと軽い音がする・床がフカフカした感触で沈む場合も要注意でしょう。

2-2.プロによる診断について

掃除会社などでは、シロアリの診断サービスを実施しています。外壁や床上・床下・玄関など家の中や周辺を調査し、個人では気づかなかった変化を見逃しません。シロアリに関して知識を持っているため、どうすれば良いのかアドバイスも尋ねられるでしょう。自分でチェックしたときに、シロアリの存在を感じた方は、ぜひプロによる診断を受けてみてください。

3.シロアリの対策法~予防策

シロアリの被害を防ぐためには、どのようにすれば良いのでしょうか。

3-1.シロアリを寄せつけない方法、ポイント

シロアリを寄せつけない方法は、主に3つあります。1つ目は、家に湿気をためないことです。シロアリは湿気がたまっている場所が大好きなので、家に湿気をためない工夫をしてください。たとえば、掃除をする際は、すべての窓を開けて風通しをしましょう。
2つ目は、家の周囲に木材を置かないことです。木材はシロアリのエサとなるため、家への侵入を招いてしまいます。もし、庭や周辺に木材が置いてある場合はすぐに処分してください。
最後の3つ目は、点検をすることです。常に点検を行うことで、被害を最小限に抑えられるでしょう。

3-2.シロアリ対策の家について

シロアリ対策のために、家を建てる際、予防を施すケースが増えています。シロアリ対策として有効なのは、土壌処理・木材処理・建築後の薬剤散布の3点です。それぞれの特徴を以下にピックアップしてみました。

  • 土壌処理:住宅の基礎部分・土石・床を支えるための束石(つかいし)まわりや、土壌・床下地面に薬剤を散布する
  • 木材処理:住宅素材に使う木材に、小さな穴を開けて薬剤を注入する
  • 建築後の薬剤散布:玄関・浴室・トイレなどの入り口にも、木材処理同様の小さな穴を開けて薬剤を注入する

3-3.注意点

「ヒノキを使用すればシロアリの被害にあわない」「マイナスイオンで寄せつけない」という噂(うわさ)が出まわっていますが、科学的根拠はありません。防蟻(ぼうぎ)効果はまったくないので注意してください。効果的な予防は、侵入経路を防ぐことです。

4.シロアリの対策法~駆除方法

もし、シロアリの被害を見つけたら、どのように対処すれば良いのでしょうか。具体的な駆除方法について説明します。

4-1.被害を見つけたらどうするか

どのような状態になっているのか、細部までチェックしてください。ただし、見つけたときにすぐ巣を刺激するのはNGです。あくまで、目で確認しどのような状態になっているのか把握しましょう。また、シロアリが侵入するであろう床下を調べてください。床下に、巣をつくっている可能性があります。慌てずに、状況を把握することが大切なのです。

4-2.駆除は自分でできるか

被害がひどくない場合は、自分で駆除を行うことができます。一般的なシロアリの駆除方法は、シロアリ駆除の専用キットの使用です。ホームセンターで購入できます。専用キットを使って、薬剤を床下へ散布してみてください。シロアリ駆除用の専用キットには、壁や基礎コンクリート・柱などに薬剤を散布するタイプもあるので、取扱説明書をきちんと読みましょう。最小限に費用を抑えることはできますが、業者が取り扱う散布よりも効果・性能が劣ります。

4-3.プロによる対策方法

被害状況が悪い場合は、すぐにプロの業者に駆除を依頼してください。シロアリの駆除を中心に行っている業者がいます。プロに依頼すれば、市販よりも強力な薬剤を使用して、シロアリが駆除できるでしょう。主に、床下に生息しているため、プロが床下にもぐり薬剤を散布してくれます。費用は業者や状態によって異なりますが、目安は7,000~9,000円前後です。

4-4.注意点

「シロアリを駆除したから大丈夫」と思わないようにしてください。なぜなら、駆除はシロアリ被害を完全に防ぐためのものではありません。それで安心してしまうと、被害が拡大するおそれがあります。駆除後も木材やダンボールを置かないなど、きちんと対策を行うことが大切です。

5.シロアリ対策~リフォームする

シロアリ対策・対処法として、リフォームする方法もあります。一体、どのようなケースにリフォームするのか、内容やメリット・デメリットなどについてチェックしておきましょう。

5-1.シロアリ被害の箇所をリフォームする

シロアリの被害にあった部分は、もろくなっています。外からは分かりませんが、木材の中身が空いている可能性があるのです。スカスカの状態になっている木材は、たたくと軽い音がします。そのままでは、家全体の耐久性が低くなるため、被害箇所をリフォームしましょう。新しい木材に変えて、耐久性をアップさせることができます。部分リフォームとなるため、費用の節約にもつながるのです。

5-2.シロアリ予防のリフォームをする

シロアリ被害の拡大を抑える・被害にあう前の対策として、予防リフォームを行う家庭も増えています。シロアリ予防のリフォームとしては、建築後の薬剤散布です。床下の木材に小さな穴を開けて、薬物を注入します。床リフォームと同時に、土台や柱の間に薬物を散布するケースが増加しているのです。まさに、多くの方がシロアリ対策に力を入れている証拠となるでしょう。

5-3.メリットデメリット・方法・どこでできるか

補修・対策リフォームを行うことで、被害拡大やシロアリ被害を未然に防ぐことができます。その分、費用はかかるかもしれませんが、被害がひどくなるほどに補修工事も高くなるものです。

節約のためにも、早めにリフォームをして対策を立てることをおすすめします。対策・補修リフォームは、リフォーム会社、またはシロアリ駆除会社に依頼すると良いでしょう。

6.シロアリ対策~業者の選び方

シロアリ対策を徹底的にするためには、業者選びが大切なポイントとなります。

6-1.選び方のポイント

業者選びに悩んだときは、以下のポイントに注目してください。

  • 丁寧でスピーディーな対応
  • 明確な見積もり内容
  • 床下・土台・壁などさまざまなリフォームを行っている
  • 事前調査を行う
  • 保証・アフターフォローが充実している
  • 無料相談・無料見積もりを行っている

6-2.見積もりと無料診断について

業者選びの際は、見積書を細かく確認してください。不正業者は見積書が乱雑になっている可能性があります。きちんと内容に沿った料金か、具体的に内訳が記載されているのか確認しましょう。もし、疑問に感じる点があれば、その場ですぐに尋ねてください。
また、優良業者の多くは無料診断を行っています。無料で家をチェックして、どのような状態なのか無料でできる診断です。株式会社テンイチでも無料診断を受けつけているので、ぜひ利用してみてはいかがでしょうか。

6-3.保証・アフターフォロー

工事後にトラブルが起きても、保証・アフターフォローが充実していれば安心です。保証期間内であれば、無料で対応してくれます。安心してリフォームするためにも、保証・アフターフォローが充実している業者に依頼してくださいね。

6-4.トラブル、注意点

「見積もり内容と違う料金を請求された」「工事後、すぐに不具合が起きた」というトラブルが起きています。業者とのトラブルを防ぐためには、きちんと見極めて依頼しなければなりません。最初から1社にしぼるのではなく、複数の業者を比較してみてください。

7.シロアリに関してよくある質問

シロアリに関してよくある質問を5つピックアップしてみました。

7-1.羽アリの見分け方が知りたい

羽アリの大きな特徴は「羽」です。シロアリよりも羽アリのほうが大きく、普通のクロアリにはあるクビレが胴体にありません。また、普通の羽アリは羽の大きさが異なりますが、シロアリが持っている羽は、4枚とも同じ大きさとなります。

7-2.シロアリ被害の兆候とは?

4月下旬から7月ごろに小さな羽が落ちている・壁際に木くずや砂粒のようなものがあるなどです。また、土でつくられたトンネルがある・床や柱に小さな穴が開いている場合は、シロアリの被害にあっている可能性があります。

7-3.シロアリ被害にあいやすい状況とは?

床下が低い・床下の換気口が少ない・押し入れがカビくさい・狭い庭にたくさんの植木鉢があるなど、当てはまる場合はシロアリの被害にあいやすい状況です。これらの状況をなくすだけでも、シロアリ対策につながります。

7-4.点検のタイミングは?

家を建ててから5年目には、床下の点検を行ってください。たとえ、新築時に薬剤散布をしていたとしても、効果は約5年で薄まります。5年を目安に点検を行えば、シロアリの予防ができるでしょう。

7-5.リフォームにいくらかかるのか?

被害箇所や状態・範囲などによって異なりますが、リフォームの目安は、10万~100万円と幅広い傾向があります。どこをどこまでリフォームするのか、どのような内容なのかによって、100万円以上かかる場合もあるでしょう。適切なリフォームをするためにも、事前調査をしっかり行い、見積書と内容を照らし合わせてください。

まとめ

シロアリ被害にあう家は、5軒中1軒とかなり確率が高く、決して他人事ではありません。シロアリは家の柱や土台など、大切な部分まで食べてしまう生き物です。いつの間にか被害が拡大し、家の耐久性が低下してしまいます。シロアリ被害を最小限に抑えるためには、早めの対処が必要です。被害状況がひどい場合は、業者に依頼しましょう。プロに任せたほうが、迅速かつ的確な対処ができます。

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