2017.10.01 知って得する塗装講座
blog 外壁塗装ブログ
塗装のひび割れがあると、建物の外観を損ねるだけでなく、構造や強度に影響が出ないか心配になるものです。ひび割れの種類によっては、早急に修繕する必要があるでしょう。しかし、修繕工事をしたくても、どんな工事をどこへ依頼していいのかよくわからないものです。
そこで今回は、塗装のひび割れの原因や対策を含め、修繕工事に関して詳しく解説します。
この記事を読むことで、塗装のひび割れに関する知識が身につき、適切な対応を取ることができます。まずは、記事をじっくり読んでみてください。
INDEX
1.塗装のひび割れとは?
最初に、塗装のひび割れに関する基本を学びましょう。主な原因や種類・影響・放置した場合などについて詳しく解説します。
1-1.塗装のひび割れとはどんな状態?
塗装が浮いて、ひび割れを起こしている状態です。ひび割れ部分にめくれがあることもあります。建物自体の亀裂ではないので、塗装のやり直しを行えば元どおりにすることが可能です。
1-2.塗装のひび割れの原因
塗装のひび割れの主な原因には、以下のようなものがあります。
- 塗装工事不良
- 経年による材質の劣化
- 地震などの自然災害
1-3.塗装のひび割れの種類
塗装のひび割れにも、いくつかの種類があります。
1-3-1.チェッキング
チェッキングとは、塗装の表面にできるごく小さなひび割れのことです。チェッキングは、塗料が乾く段階で収縮して起きるものであり、建物の強度や構造に影響を与えるものではありません。外観が悪いことが気になる場合は、修復を検討してください。
1-3-2.ヘヤークラック
ヘヤークラックとは、幅0.3mm以下・深さ4mm以下のひび割れのことです。見た目が髪の毛のような状態に見えることから、ヘヤークラックと呼ばれています。塗装の下地となるコンクリートの膨張や収縮の影響で発生するものです。建物の構造や強度には、影響はありません。しかし、ヘヤークラックの範囲が広がると雨漏(も)りなどの恐れが出る・建物の強度が落ちるなどの影響が出るので業者に相談してください。
1-3-3.クラック
塗装のひび割れでも、幅0.3mm・深さ4mmを超えるものはすぐに修復を検討しましょう。クラックの幅や深さが広がるほど、建物の構造や強度にダメージを与える場合があります。また、基礎部分に問題があり、クラックとして表れている場合もあるでしょう。いずれにしても、できるだけ早めに業者に見てもらい、修繕工事を行ってください。
1-4.塗装のひび割れの影響や放置した場合について
塗装のひび割れは、建物の強度を弱めます。また、外観が悪くなることもデメリットです。ひび割れは、放置しても自然に直るものではありません。放置すればするほど、悪化するだけなので早めに修繕しましょう。ひび割れから雨水などが浸入すれば、建物内部の劣化を進めてしまいます。
2.塗装のひび割れをチェックしてみよう
塗装のひび割れのチェックについて詳しく解説します。
2-1.ひび割れの度合いをチェックしてみよう
塗装がひび割れている状態にも、さまざまな状態があります。ごく表面のひび割れならば、修繕も簡単にでき費用も少なく済むでしょう。しかし、広範囲だったり深くひび割れしたりしている場合は、修繕に時間がかかり、費用もかさむ可能性があります。まずは、ひび割れの度合いをチェックすることが大切です。
2-2.気になる症状はないか
以下のような症状がないか、じっくり観察してみましょう。
- 漏水していないか
- アリなどの虫が出入りしていないか
- 変色している部分はないか
2-3.自分で対策できることはあるか
ひび割れの範囲が狭く、ごく浅い場合は自分で補修材を購入し、修繕することも可能でしょう。しかし、広範囲にわたっている場合は、自分で行うと仕上がりにムラが出て不十分な対応になりがちです。ひび割れの状態によっては、下地からやり直す必要もあるでしょう。自分で修繕するよりは、プロの業者に依頼することをおすすめします。
3.塗装のひび割れ:修繕工事について
塗装のひび割れの修繕工事について、詳しく解説します。
3-1.プロに依頼すべき症状やタイミング
以下の症状がある場合は、プロに修繕を依頼しましょう。
- 大きくひび割れている
- ひび割れ部分から水漏(も)れがある
- めくれやはがれも同時に発生している
- 以前の塗装工事から10年以上経過している
塗装のひび割れは、経年変化のひとつでもあります。修繕のタイミングと考えて、塗装工事を早めに手配しましょう。
3-2.塗装のひび割れの修繕方法
まずは、塗装のひび割れの状況を確認することから始めます。ごく浅いひび割れならば、塗装のやり直しを行うことになるでしょう。しかし、ひび割れの原因が基礎部分にある場合は、基礎工事からやり直す必要があります。状況によっても修繕方法が異なるので、詳しくは業者に確認してください。
3-3.塗装のひび割れの修繕工事費用
塗装のひび割れの修繕工事費用は、工事内容と範囲・業者の料金設定など、さまざまな要素で決まります。まずは、業者に見積もりをもらって確認してください。見積もりの段階では、複数の業者に依頼して構いません。業者によって、工事費用が随分違うことがわかるはずです。
なお、当テンイチでは明確な料金提示をし、安心して契約できると好評をいただいています。ぜひ、参考にしてください。
4.塗装のひび割れ:修繕工事業者選び
塗装のひび割れの修繕工事業者は、信頼できるところを選びましょう。業者選びのポイント・費用を節約する方法を含め、詳しく解説します。
4-1.修繕工事業者選びのポイントを解説
修繕工事業者は、以下のポイントを満たすところを選ぶと安心です。
- 外壁塗装工事で豊富な実績がある
- 工事品質が高い
- 無料診断および無料見積もりを行っている
- 工事費用がリーズナブル
- 希望の工期を優先してくれる
- 顧客からの信頼が厚い
- アフターフォローがしっかりしている
- 長期保証制度がある(5年もしくは10年など)
なお、当テンイチでも数多くの塗装工事をお受けしており、おかげさまで好評をいただいています。ぜひ、ご相談ください。
4-2.工事費用を節約するには?
工事費用を節約するためには、リーズナブルな料金設定を行っている業者に依頼することが大切です。ただし、安かろう・悪かろうでは困ります。安くても、塗料の品質が悪かったりずさんな工事をしたりなどでは、不満が残るからです。たとえば、当テンイチでは、受注から施工までを一貫して自社で請け負っているため、大手業者と比較して2~4割も安くお受けしています。高品質な工事をお得な料金でできるのでぜひご検討ください。
4-3.アフターフォローの良さも大切
業者を選ぶときには、アフターフォローの良さも重視しましょう。塗装工事を終えたときは問題がなくても、数日経過したときに何らかの不具合が出ることがあります。きちんとした業者なら、誠意を持って対応してくれることでしょう。また、定期点検やメンテナンスの通知など、きめ細やかなサービスを期待できます。長くつき合っていける業者といえるでしょう。
4-4.塗装のひび割れの修繕工事を申し込む方法
塗装のひび割れの修繕工事は、信頼できる業者に見積もりを依頼することから始めましょう。業者のホームページには、問い合わせフォームを用意していることが多いものです。必要事項を記入して送信後、折り返しの連絡を待ちましょう。まずは、業者に現場を確認してもらうことが大切です。現場確認後、業者からの見積もりをチェックし、内容に問題がなければ正式に依頼してください。
4-5.塗装のひび割れの修繕工事に関する注意点
工事期間の目安は、多くの場合で7~10日程度です。工事は、雨が降ると延期になります。外壁塗装を行うためには、乾かす工程が必要になるためです。従って、雨の日が続くと完成日が遅れることを理解しておきましょう。修繕工事の日程は、余裕を持って計画することが大切です。
4-6.塗装のひび割れの修繕工事業者にかんするそのほかのこと
突然訪問してきて「塗装のひび割れをすぐに修理しないと建物に悪影響が出る」などと、不安をあおる業者がいます。契約を取るために必要以上に深刻な状況だと言い張り、修繕工事を強要するところとは契約しないでください。また、わざと塗装に傷をつけてひび割れがあると主張する悪徳業者もいるので注意しましょう。
5.塗装のひび割れに関するよくある質問
最後に、塗装のひび割れに関するよくある質問に回答します。満足できる仕上がりを目指すためにも、参考にしてください。
Q.外壁塗装は何年に1回やり直すべきですか?
A.塗装の種類にもよりますが、大体10年に1回を目安にしてください。塗装のひび割れが気になるときは、10年よりも短い間隔になることもあります。また、地震などで基礎部分にダメージを受けたときは、塗装もやり直す必要が出るでしょう。
Q.ひび割れが起きにくい塗料を使えばいいですか?
A.柔軟性に富み、比較的ひび割れにくい塗料(シリコン塗料など)も存在します。ひび割れをできるだけ防ぎたいときは、業者に相談してみるといいでしょう。ただし、そのほかの機能(耐紫外線・防汚など)な両立しない場合があるので注意してください。
Q.塗装のひび割れを放置してシロアリが発生した場合の対応は?
A.塗装のひび割れは、昆虫たちにとって格好の巣となります。放置してしまったために、シロアリの巣となった場合は、駆除専門業者に相談しましょう。シロアリ被害は、早く手を打つことが大切です。家の内部がボロボロにならないうちに対処しましょう。
Q.工事を夜中や休日に依頼することもできますか?
A.基本的には、平日で昼間の作業となることを理解しましょう。塗装のひび割れの修繕は、明るいところでの作業が必要です。また、業者の営業時間内で行うことになります。特別な場合をのぞいて、夜間に依頼することは難しいと考えてください。ただし、休日に依頼できるかどうかは業者しだいなので確認してみましょう。
Q.工事費用の支払い方法は現金一括だけですか?
A.現金一括払いもしくは、工事前に手付金を入れて残額を工事後に支払うところが多くなるでしょう。ただし、業者によっては、クレジットカードやショッピングクレジットを利用できたりします。まずは、業者に相談してみてください。なお、塗装工事は定期的に行うものですから、資金計画を練っておくことが大切です。
まとめ
今回は、塗装のひび割れについて詳しく解説しました。塗装にひび割れがあると、建物の外観が悪くなるだけでなく、雨漏りや腐食の原因となります。塗装の寿命だと考え、速やかに修繕工事を行いましょう。なお、どんな塗装にするべきかについては、業者によく相談して決めることをおすすめします。工事費用がリーズナブルで高品質な仕上がりで評判のいい業者を選ぶことが大切です。
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