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2018.09.20 知って得する塗装講座

下地補修の主な種類は? 選び方のポイントと依頼方法を詳しく解説!

「外壁の下地補修を行いたいけど、具体的にどんな種類があるのだろう」とお考えなら、この記事が役に立ちます。下地補修せずに放置すると、建物の外観が悪くなったり雨もりの原因になったりなど多くのデメリットがあるため、できるだけ早く対応することが必要です。しかし、下地補修にはどんな種類があるのか、どこに依頼すべきかなどよく分かりませんよね。

そこで今回は、下地補修の種類や依頼方法などを詳しく解説します。

この記事を読むことで、下地補修の主な種類や業者に依頼するポイントがよく分かります。まずは、記事を読んでみてください。

1.下地補修の重要性は?

最初に、下地補修がなぜ重要か詳しく見ていきましょう。

1-1.外壁材が落下する原因になる

外壁材の落下を予防するためには、下地補修をきちんと行うことが基本です。下地補修を怠ると、外壁材がはがれて落下する原因になります。万が一、タイミングが悪くて通行人に当たってしまえば、大ケガをする可能性もあるでしょう。思わぬ事故を防ぐためにも、下地補修を万全に行うことが大切です。

1-2.外壁の美観を損ねる

下地が劣化すると、外壁の美観を損ねます。外壁塗装の塗膜が浮いてボコボコとして見えたり、塗膜がはがれたりしてしまいやすくなるからです。外壁の美観を損ねると、建物の手入れが行き届いていない印象になるのもいけません。店舗や事務所などでは、企業イメージが悪くなることもあるでしょう。

1-3.雨もりの原因になる

下地補修を行わないと、雨もりの原因になることがあります。少量の雨なら問題なくても、大量の雨が降ると下地が傷んだ部分から浸水してしまうことがあるからです。屋内の壁にシミが出るようなら、外壁の下地が劣化したことで雨もりしている可能性が高いでしょう。外壁からの雨もりは、外壁材が傷むだけでなく、場合によってはシロアリ被害の原因になることもあるので注意が必要です。

1-4.建物の強度が劣化する

下地補修を怠ると、建物の強度が劣化してしまいます。外壁の下地が劣化したまま放置すると、雨水が浸水して外壁材が腐食してしまう原因になるからです。また、経年や大きな地震などにより下地にひび割れが発生している場合、放置すればするほど広がってしまいます。すると、外壁の強度が落ちて、震度5程度の地震でも倒壊する可能性があり、大変危険です。

2.下地補修にはどんな種類がある?

下地補修の主な種類について、用途や手順を詳しく解説します。

2-1.フィーラー刷り込み

下地のひび割れがごく浅く、幅が0.3mm以下の場合は、フィラー刷り込みを採用します。具体的には、以下の手順を参考にしてください。

  1. ひび割れの状態を目視で確認後、周囲にマーキングしておく
  2. フィラーをハケやパテで刷り込み、ひび割れを埋める
  3. フィラーが完全に乾いたら、仕上げに塗装して完了

2-2.エポキシ樹脂低圧注入

下地のひび割れが幅0.3~1mm程度の場合は、エポキシ樹脂低圧注入を行います。主な手順は、以下のとおりです。

  1. ひび割れの状態を目視で確認後、周囲にマーキングしておく
  2. ひび割れ部分を洗浄する
  3. シリンダーを取り付けるための台座と樹脂もれ防止シールを設置する
  4. エポキシ樹脂シリンダーを台座に装着し、ひび割れ部分にゆっくり注入する
  5. 注入が完了したら、エポキシ樹脂シリンダー・台座・樹脂もれ防止シールを撤去しする
  6. エポキシ樹脂が完全に乾燥したら表面仕上げを行って完了

2-3.Uカットシーリング

下地のひび割れが幅1mm以上ある場合は、Uカットシーリングにて補修するのが一般的です。具体的には、以下のような流れで進みます。

  1. ひび割れの状態を目視で確認後、周囲にマーキングしておく
  2. ひび割れしている部分を専用カッターでU字型にカットする
  3. 細かなクズを取り除いた後、シーリング材を注入する
  4. シーリング材が完全に乾燥したら、塗装で仕上げる

2-4.モルタル補修(爆裂補修)

外壁材が大きく脱落して鉄筋が露出している場合などは、モルタル補修(爆裂補修)を行います。主な手順は、以下を参考にしてください。

  1. 脱落部分の周辺の外壁材を除去し、鉄筋を露出させる
  2. 鉄筋のサビをキレイに除去し、サビ止め処理を行う
  3. 外壁材を数回に分けて補充し、しっかり乾燥させる
  4. 表面をキレイにならし、仕上げに塗装して完了

3.業者に下地補修を依頼するする方法は?

業者に下地補修を依頼する方法や注意点などを詳しく見ていきましょう。

3-1.信頼できる業者に依頼すること

下地補修は、以下のポイントを満たした業者に依頼することが大切です。

  • 下地補修の実績が豊富にある
  • 丁寧な作業と高品質な仕上がりで評価が高い
  • 現地視察や見積もりは無料
  • リーズナブルかつ分かりやすい料金システム
  • 希望の工期に合わせてくれる
  • スタッフの対応が親切で顧客からの評判もよい
  • 手厚い保証やアフターフォローがある

なお、当テンイチでも、下地補修の実績が豊富にあり、多くの方からご好評をいただいています。まずは、お気軽にご相談ください。

3-2.最初に現地視察と見積もりを依頼する

下地補修を業者に依頼するには、現地視察と見積もりを依頼してください。正確な見積もりをもらうには、現地視察が必要不可欠です。業者に見積もりをもらったら、以下の内容をチェックしてください。

  • 見積もりの作成年月日・有効期限の記載があるか
  • 依頼内容に沿って作成してあるか
  • 不明な項目で費用計上していないか
  • 予算内で収まっているか
  • 担当社名・業者名の記載はあるか
  • 書面で届いた場合は正式なフォーマットを使用ているか

なお、小さなことでも疑問や不安に感じる点があったら業者に連絡し、説明してもらいましょう。場合によっては、見積もりの差し替えを依頼することも大切です。勝手に自己解釈して話を進めると、後でこんなはずではなかったということになりがちなので注意してください。

3-3.悪質業者の手口に注意すること

悪質業者の手口には十分に注意してください。外壁塗装関連は悪質業者に目を付けられやすく、うっかり契約してしまうと思わぬトラブルに巻き込まれることがあります。具体的には、以下のようなポイントが当てはまる業者は悪質なので、絶対に契約しないよういしましょう。

  • 飛び込み訪問や電話勧誘が主な営業手段
  • 「今すぐ外壁塗装をしないと大変だ」などと不安をあおる
  • 「今だけキャンペーン中で半額になる」などと甘い言葉を多用する
  • 強い言葉や態度で契約を取ろうとする
  • キッパリ断っているのにしつこく居座る
  • 現地視察や見積もりは無料のはずがなぜか費用を請求される
  • 料金システムが不透明
  • 正式な契約書を発行しない
  • スタッフの言葉遣いや態度が悪い
  • 顧客からの評判が悪い
  • 身分証や社員証の提示を渋る
  • 保証やアフターフォローの内容が不明もしくはまったくない

4.下地補修の種類に関するよくある質問

最後に、下地補修の種類に関する質問に回答します。それぞれ参考にしてください。

Q.下地補修の耐用年数は?
A.下地補修の種類や工事品質にもよるため一概にはいえませんが、数年~10年程度と考えてください。

Q.雨が降っていても下地補修を行うことは可能?
A.下地補修は、雨天中止が基本になります。無理に作業しても下地材の乾燥不良につながるため、工事品質が大幅に下がってしまうからです。

Q.依頼者が下地補修の種類を指定することはできる?
A.指定することはできますが、必ずしも指定した種類が適しているとはいえません。実際には、下地の状態によって適する方法が異なるため、業者のアドバイスを参考にして決めることが大切です。

Q.外壁の下地補修をしたばかりなのに表面に亀裂が発生したのですが?
A.まずは、業者に連絡して現場確認を依頼しましょう。業者の落ち度によることが明らかな場合は、すぐにやり直してもらえます。なお、念のため業者に連絡する前に、スマホでもよいので証拠写真を撮影しておくとよいでしょう。

Q.DIYで下地補修を行ってもよい?
A.おすすめしません。外壁塗装の下地補修は、状況に合った方法で適切に作業する必要があるからです。DIYで適当に補修した結果、すぐにやり直すことになるのでは意味がありません。時間や手間を無駄にしないためにも、最初から信頼できる業者に依頼しましょう。

まとめ

今回は、下地補修の種類について詳しく解説しました。下地補修の種類は、下地の状態によって適するものを選ぶことが大切です。なお、下地補修はできるだけ早く行ってください。放置すると、状況が悪化して雨もりの原因になったり、建物の強度が落ちてしまったりするからです。下地補修で失敗しないためにも、この記事を参考にして信頼できる業者に相談するとよいでしょう。

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