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2019.03.22 知って得する塗装講座

屋根の塗り替え時期はいつ? 工事費用・日数・ポイントなどを解説

屋根は、定期的に塗り替えることでメンテナンスしやすくなり、より耐久性がアップするといわれています。屋根の塗り替え時期は、ストレート瓦・トタン・セメントなど屋根材の種類によって異なるのが特徴です。時期が来ても塗り替えを行わなかった場合、劣化状況がひどくなり、金属部分の腐食や雨漏りなど悪影響を及ぼす恐れがあります。

本記事では、劣化を防ぐために押さえておきたい屋根の塗り替え時期を解説しましょう。

この記事を読むことで、屋根の塗り替えについてよく分かります。気になっている方は、ぜひチェックしてください。

1.屋根の塗り替えが必要な理由は?

最初に、屋根の塗り替えが必要な理由をチェックしておきましょう。

1-1.建物の耐久性がアップする

屋根は建物の中でも、1番に雨風や紫外線などにさらされている箇所といえます。つまり、最も劣化しやすい箇所なので、定期的に塗り替えを行い劣化スピードを遅くすることが大切です。屋根の塗装は、美しい外観を保ち続けるためのものではなく、建物の耐久性をアップし維持させるという大きな目的があります。屋根塗装を定期的に行わなければ、ひび割れが発生し、そこから雨水が侵入しては下地が傷んだり雨漏りが発生したりすることになるでしょう。

1-2.屋根の素材は日本瓦・セメント瓦・コロニアル・金属屋根・スレートの5種類

屋根の塗り替えを行う前に、どのような素材が使われているのか確認することが大切です。素材によっては、塗装をする必要がない素材があります。屋根に使用する素材は、主に、日本瓦・セメント瓦・コロニアル・金属屋根・スレートの5種類です。この中で、日本瓦は屋根塗装が必要ありません。また、すぐにサビがついてしまうもの・点検やメンテナンスが困難なトタン屋根などは、屋根素材に不適切です。

1-3.屋根塗装は劣化防止につながる

外壁・屋根塗装は外観を美しく保つことができる点だけでなく、劣化防止につながる点も大きなメリットとなります。前述したように屋根は外壁よりも劣化スピードが速いため、定期的にメンテナンスや塗り替えを行うことが大切です。防水機能や耐熱効果がアップする塗料を活用すれば、より丈夫な屋根に生まれ変わるでしょう。

2.屋根の塗り替え時期は?

では、屋根の塗り替えを行う時期は、一体いつがいいのでしょうか。塗り替えを行うタイミングや見極め方などについて解説します。

2-1.屋根素材ごとの耐用年数

基本的に、屋根の塗り替えは、使用している屋根素材の耐用年数によって異なります。たとえば、スレート屋根と板金屋根の耐用年数は約20年、鋼板屋根は約30年です。耐用年数が近づいてくると屋根の塗装にさまざまな劣化症状が起き始めます。この時期を見計らって、点検を行うといいでしょう。以下に、屋根材ごとの耐用年数と塗り替え目安年数をまとめたので、ぜひ参考にしてください。

  • スレート瓦:耐用年数 20〜25年
  • セメント瓦:耐用年数 30~40年
  • 日本瓦:耐用年数 50~100年
  • 金属屋根:耐用年数 30~60年

ただし、気候や環境によって、耐用年数よりも早く劣化が現れる可能性があります。自分でできる範囲で構わないので、外壁や屋根の状態をチェックすることも大切です。

2-2.今すぐ修繕したほうがいいケース

屋根の状態によっては、今すぐ修繕したほうがいいケースがあります。それは、瓦のひび割れ・棟板金の浮きと釘抜け・漆喰(しっくい)の劣化と剝がれです。特に、瓦のひび割れを放置していると、最終的に滑り落ち、通行人の頭の上に落ちては大ケガをする恐れがあります。また、スレート屋根や金属屋根の場合、屋根のてっぺんに棟板金というものがありますが、これの浮きを放置すると下地材がむき出しになってしまうので注意してくださいね。

2-3.緊急性はなくても早めに検討したほうがいいケース

前述した例のように緊急性はありませんが、なるべく早めに修繕を検討したほうがいいケースはカビの発生や瓦の反りなどです。屋根全体に藻(も)や苔が生えている場合も、放置せず早めに塗り替えを行ってください。放置すると、雨漏りの原因になりかねません。また、瓦の反りはスレート瓦に多く、防水性が劣化している証拠です。

2-4.屋根材の色あせが気になる場合

屋根材の色あせが気になってきた頃も塗り替えのタイミングですが、そこまで焦って塗装を行う必要はありません。ひび割れや瓦の反りなど、ほかの不具合がなく色あせだけが気になるなら、簡単な方法で修繕できるでしょう。しかし、色あせから知らない間に劣化が進む可能性もあるため、早めに対処するに越したことはありません。

2-5.外壁塗装と同時に行うケースが増えている

外壁塗装と一緒に行うのも、屋根塗り替え時期の1つです。外壁と屋根では異なる素材を使用していますが、同時に塗装することで、それぞれ個別に作業するよりも費用を安く抑えられるでしょう。

2-6.屋根塗装に向いている季節は春と秋

屋根塗装に向いている時期は、気温がちょうどいい春と秋です。春と秋は天候が安定しており、塗料も乾燥しやすい時期なので、スムーズに作業を進めることができるでしょう。夏場も乾燥しやすいですが暑いため、長時間作業ができません。冬場は雪が積もり作業が滞る可能性もあります。特に、豪雪地帯は降雪量が多いので、なるべく雪が降らない時期を選ぶといいですよ。

3.屋根の塗り替え方法は?

では、屋根の塗り替えの具体的な方法について解説します。費用相場や日数についても解説するので、ぜひチェックしてください。

3-1.屋根塗料の主な種類は5種類

屋根塗料に使用する主な種類は、シリコン・セラミックシリコン・フッ素・遮熱・断熱塗料の5種類があります。それぞれの特徴は以下のとおりです。

  • シリコン塗料:耐久性・耐熱性に優れており、コストパフォーマンスがいい
  • セラミックシリコン塗料:セラミック粒子が配合され、耐候性・耐久性に優れている
  • フッ素塗料:耐熱性・耐候性・不燃性・防汚性などに優れている
  • 遮熱塗料:太陽光の熱を反射し室内の温度をあげることができる
  • 断熱塗料:高耐久性を持っており、断熱・遮熱機能をあわせ持つ優れもの

3-2.屋根塗装の平均費用は約30万~70万円

屋根塗装にかかる費用は、平均で約30万~70万円となります。塗装だけなら100万円以下で済むケースがほとんどですが、雨漏り工事や下地の補修が入ると場合によっては200万円以上かかる可能性もあるので注意が必要です。また、劣化状態だけでなく、屋根材や塗料の種類・作業範囲などによっても費用が大きく変わります。具体的な費用を知りたいときは、無料見積もりを業者に依頼してください。

3-3.4日~1週間で終わるケースが多い

屋根塗装の工事は、だいたい4日~1週間で終わるケースがほとんどです。ただし、この大まかな日数も費用と同じく、作業を行う時期や範囲・塗料の種類などによって異なります。早ければ3日で終わることもありますが、1週間は目安に見ておいたほうがいいでしょう。一般的に、屋根の塗装は下塗り→中塗り→上塗りの3回が基本です。それぞれ塗料を塗った後にしっかり乾燥させなければならないため、1日で終わらせる業者は悪徳業者と考えてください。

3-4.費用を抑えるポイントは「業者選び」

屋根の塗り替え費用を抑えるポイントは、業者選びが大きなポイントです。近年は、工事後に追加料金を請求したり、すぐに不具合が出たりと悪徳業者とのトラブルが続出しています。屋根塗装の実績がある業者は、要望を聞き入れながらより良い工事プランを提案するため、費用を最小限に抑えることができるでしょう。次の項目で業者選びのポイントを解説するので、ぜひ参考にしてください。

4.屋根の塗り替え業者の選び方

ここでは、屋根の塗り替え業者選びのポイントを解説しましょう。

4-1.低費用かつ高品質な塗装を行っているか

まず、1番に注目してほしいのは、塗装業者の実績です。ただ、ホームページを見るだけでは、本当に実績があるかどうか分からないので、要望を聞き入れつつ適切なプランを提案してくれるかチェックしましょう。低費用かつ高品質な塗装を行っているか、スタッフの対応で判断します。実績がある業者ほど、要望を受け入れるだけでなく「ここはこうしたほうがいい」というアドバイスをくれるものです。どのような質問に対しても丁寧かつ分かりやすく説明してくれるかも、要チェックのポイントとなります。

4-2.金銭トラブルに要注意

悪徳業者との間でよくあるトラブルは、金銭トラブルです。たとえば、「見積書とは違う費用を請求された」「高額な追加料金を支払わざるを得なかった」など、さまざまなトラブルが起きています。また、屋根塗装や外壁工事は手抜きしやすいといわれているため、費用を支払ったのに塗装後すぐに不具合が生じたというケースもあるのです。トラブルを未然に防ぐためには、慎重に業者を選ぶ必要があります。

4-3.無料見積もりを複数の業者に依頼する

塗装業者を選ぶ際は、無料見積もりを活用しましょう。無料見積もりは、その時点でキャンセルをしてもお金はかかりません。相場を知ることができるため、業者選びの参考になるでしょう。ここで押さえておきたいポイントは、金銭面だけに注目しないことです。ついありがちなのが、「費用が安い業者に依頼する」ことですが、費用が極端に安い業者はきちんと塗装してくれない傾向があります。安すぎる業者には気をつけてください。

4-4.アフターフォローが充実しているか

塗装後も安心できるように、アフターフォローが充実している業者を選ぶのもポイントの1つです。たとえ、施行後に問題が起きたとしても、無償で対応してくれます。悪徳業者の多くは、トラブルが起きても無償で対処しません。「費用がかかる」といって、さらにお金を奪い取ろうとするので注意してください。

5.屋根の塗り替えに関してよくある質問

屋根の塗り替えに関する質問を5つピックアップしてみました。

Q.人気がある屋根塗料は?
A.シリコン塗料とフッ素塗料は人気があります。シリコン塗料は遮熱性に優れているため、紫外線や太陽の光が直接当たる屋根にはうってつけの種類です。最近では、屋根塗料に断熱性や遮熱性の効果を高める機能をプラスするケースが増えています。付加価値をつけられるのも、塗装ならではのポイントです。

Q.塗装で直せない場合は?
A.塗装で直せない劣化状態の場合は、葺(ふ)き替え工事を行います。古い屋根材を撤去し、新しい屋根材に交換する作業のことです。撤去費用やレッカー車の費用などもかかるため、割高になり大がかりな屋根工事になるでしょう。ただし、屋根の劣化を放置すると、家そのものの寿命が短くなるので屋根工事は必要です。

Q.自分で屋根の状況をチェックする際のポイントは?
A.2階の窓から確認できる下屋根の状態をチェックしてください。下屋根とは、1階部分の屋根のことです。下屋根で劣化が確認できる場合は、2階の屋根の上へあがる必要はありません。無理をしてしまうと落下し大ケガにつながるので十分に注意しましょう。

Q.台風が多い地域にベストな塗料は?
A.台風が多い地域は屋根へのダメージが大きいため、塗装回数や修理の頻度が増えるでしょう。屋根だけでなく外壁工事と一緒に行うのがベストですが、なるべく丈夫で汚れにくい塗料を使用してください。多少割高になっても耐候性・耐久性に優れている種類を選んだほうが、コストパフォーマンスに優れた結果となります。

Q.おすすめの塗装業者は?
A.株式会社テンイチは、受注から施工まで1社で一貫して行っているため、無駄な手数料などが発生しません。そのため、ほかの業者よりも低費用かつ高品質なサービスが提供できます。工事前の無料外壁診断はもちろん、アフターフォローまで充実しているので、ぜひ1度ご相談ください。

まとめ

屋根の塗り替え時期は、屋根材の種類によって異なります。1番早くて5年ごとに新しい塗装を行う必要があるでしょう。定期的にメンテナンスや塗り替えを行うことで、家の耐久性が上がり、美観を保つことができます。もし、屋根の塗装が剝がれたり、ひび割れが起きたりしている場合は、できるだけ早めに補修してください。塗り替えを行う前に屋根の劣化状況を調査することで、より適切な方法で工事を行うことができます。なるべく、屋根塗装の実績がある業者へ依頼しましょう。

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