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2019.03.07 知って得する塗装講座

外壁洗浄の適切な頻度や必要性は? 汚れが気になったら読むべき5項目

「外壁の汚れが気になるので洗浄したほうがよいのか?」「どのくらいの頻度で洗浄すればよいのか知りたい」とお悩みの人は多いでしょう。外壁の汚れは見た目を悪くするだけではありません。耐久性を維持するためにも定期的なメンテナンスが必要です。

この記事では、外壁を洗浄する必要性や頻度・業者に依頼した場合の費用相場などをまとめてご紹介しましょう。

この記事を読むことで、外壁の汚れを放置する影響や自分で洗浄する場合の注意点・業者に依頼すべきケースなどが分かるはずです。ぜひ参考にしてください。

1.外壁洗浄の目的や必要性

まずは、外壁につく汚れの種類や洗浄の必要性・放置する影響をまとめました。

1-1.外壁汚れのほとんどは「都市型汚れ」

外壁につく汚れのほとんどは、「都市型汚れ」と呼ばれるものです。都市型汚れとは、外壁に使われているシーリング材が溶け出した油汚れの上に、チリやほこりなどが蓄積した汚れのことをいいます。雨水などでは簡単に流れ落ちず、頑固な汚れとなって付着してしまうのです。

1-2.洗浄は外壁の劣化を進めないために必要

外壁の洗浄は見た目をきれいにするだけでなく、外壁の劣化を進行させないためにも必要なことです。外壁の劣化が進むと、ひび割れから雨水が浸入しやすくなり、建物内部の腐敗にもつながってしまいます。定期的に洗浄をして汚れを取り除くことで、建物自体の寿命を延ばすことができるのです。

1-3.放置すると汚れが落ちにくくなる

外壁の汚れは放置すればするほど落としにくくなります。通常の水洗いでは簡単に落とすことができず、特殊な洗浄が必要になってしまうでしょう。特に、カビやコケ・藻が発生してしまった場合、外壁材の奥まで根を張り、完全に殺菌するのが難しくなってしまいます。場合によっては外壁材を交換しなければならなくなってしまうこともあるでしょう。

2.外壁洗浄はどのくらいの頻度で行うのか?

外壁洗浄を行う頻度やタイミング・外壁材によるメンテナンス時期の違いをご紹介しましょう。

2-1.年に1~2回の洗浄が理想

外壁を洗浄する頻度は、年に1~2回が理想です。このくらいの頻度で洗浄しておけば、汚れが蓄積して落ちにくくなる可能性は低いでしょう。ただし、雨が降った後は外壁を軽く水で流すなど、普段から簡単なメンテナンスをしておくことが大切になります。また、ひび割れやコケの発生など、不具合がないかをこまめに目視でチェックしておくとよいでしょう。

2-2.こんな症状があるときは洗浄を

外壁洗浄のタイミングを見極めるポイントをご紹介しましょう。以下のような症状が現れたら、洗浄が必要なサインであると考えてください。

  • 外壁を手で触ると白い粉がつく
  • コケやカビが生えている
  • 塗装がはがれてきている
  • 汚れやシミが目立つようになった

2-3.外壁材別のメンテナンス周期は?

洗浄以外にも、シーリングの打ち替えや塗装の塗り替えなどのメンテナンスが必要な外壁材もあります。外壁材別のメンテナンス周期は以下のとおりです。

  • 窯業系サイディング:7~10年
  • 金属系サイディング:10~15年
  • 木質系サイディング:10年前後
  • 樹脂系サイディング:10~20年

3.外壁洗浄を自分で行う方法

自分で外壁を洗浄する方法や必要な道具・注意点などをまとめました。

3-1.用意する道具は?

自分で外壁を洗浄する際に用意しておきたい道具には、以下のようなものがあります。

  • 洗車用のスポンジや毛が柔らかいブラシ
  • 中性洗剤
  • ホース
  • バケツ
  • ぞうきん

3-2.基本は「水洗い」

外壁洗浄の基本は水洗いです。土ぼこりなどの水性汚れであれば水洗いだけできれいに落とすことができるでしょう。落ちにくい汚れは、スポンジやブラシに中性洗剤をつけてこすり落としてください。ただし、コーキング部分は水にぬれるとひび割れが起こる可能性があるため、ぞうきんで優しく拭く程度にしましょう。最後にホースで水をかけて流し、自然乾燥させます。

3-3.落ちにくい汚れには高圧洗浄機を使うのがおすすめ

汚れが広範囲に付着している場合は、高圧洗浄機を使った洗浄がおすすめです。最近は家庭用の高圧洗浄機が比較的安価で購入できるようになってきています。高圧力で水を吹きつけることで、汚れやカビ・コケ・藻などを落とすことが可能です。ただし、同じ場所に水を当てすぎると外壁の素材によっては傷んでしまう場合もあるため、十分注意してください。

3-4.水もれや水の飛散に注意する

外壁を洗浄する際は水を使うため、室内への水もれや近隣への水の飛散には十分注意しましょう。窓が開いていないか確認し、サッシのすき間や換気口部分などは養生テープでふさいでおくと安心です。また、隣家にも外壁洗浄することを伝え、窓を閉めたり車を移動したりするようお願いしておけばトラブルを防ぐことができます。

4.外壁洗浄を業者に依頼する場合

外壁洗浄を業者に依頼すべきケースや業者ならではのメリット・費用相場などをまとめました。

4-1.こんなときは業者に依頼するのがおすすめ

以下のように自分で外壁洗浄を行うのが難しいケースは、業者に依頼するのがおすすめです。

  • 汚れが広範囲にわたっている
  • 市販の洗剤では落ちない汚れが付着している
  • 高所の汚れを自分で洗浄するのが難しい
  • 手間や時間をかけずに洗浄したい

4-2.業者による汚れ除去の方法は3つ

業者に依頼した場合、外壁の汚れ除去方法には以下の3つがあります。

4-2-1.高圧洗浄

業務用の高圧洗浄機を使い、高圧力で水を吹きつけて洗浄する方法です。水圧によって外壁の塗装がはがれたり部材が取れてしまったりする可能性があるため、事前に点検や補修が必要な場合もあります。費用は1㎡あたり100~300円が相場です。

4-2-2.バイオ高圧洗浄

バイオ洗剤が含まれた水を高圧で吹きつけ、洗浄する方法です。水だけを使う高圧洗浄とは異なり、カビやコケの除去・予防にも効果的でしょう。ただし、洗剤が含まれているため、周囲の芝生や植木に飛散すると枯れてしまう恐れがあります。注意してください。費用は1㎡あたり200~400円が相場です。

4-2-3.外壁塗装

高圧洗浄で汚れの大部分を除去してから、防カビ剤を含んだ塗料で塗装し、外壁の表面をコーティングします。費用は使用する塗料の種類にもよりますが、1㎡あたり4,000~6,000円の塗装費用に加えて高圧洗浄代も必要です。また、高圧洗浄やバイオ高圧洗浄の場合も同様ですが、洗浄費用だけでなく足場設置費用や養生費用もプラスされることがあるため、必ず事前に見積もりを確認しておきましょう。

4-3.手早くきれいに仕上がるのがメリット

外壁洗浄を業者に依頼するメリットは、手早くきれいに仕上がるという点です。自分で洗浄する場合、手が行き届かない部分や落としきれない汚れなども出てくるでしょう。家庭用高圧洗浄機をうまく扱えず、時間がかかってしまう可能性もあります。業者に依頼すれば、失敗やトラブルの心配はほぼないでしょう。また、専用の道具と熟練された技術を使っての洗浄になるため、自分で洗浄するより確実に仕上がりがよくなります。

4-4.洗浄だけなら1日で完了

業者に外壁洗浄を依頼した場合、洗浄だけで済む場合は1日で完了します。ただし、補修や塗装が必要になる場合はさらに日数がかかるため、事前に必ず確認しておきましょう。

4-5.業者を比較して選ぶのが費用を抑えるポイント

外壁洗浄の費用をできるだけ抑えるためにも、複数の業者を比較して選ぶのがおすすめです。必ず事前に数社から無料見積もりを出してもらい、比較してみましょう。そうすることで、大まかな相場を把握することにもつながります。業者を比較する際は料金だけでなく、実績やアフターフォローの内容などもしっかりチェックしておくと安心でしょう。

5.外壁の洗浄に関するよくある質問

「外壁洗浄について知りたい」という人が感じる疑問とその回答をまとめました。

Q.外壁洗浄はどんな天気の日に行うべきでしょうか?
A.自然乾燥を行うため、よく晴れた日に行うのがおすすめです。また、ほこりやチリが付着しないよう、できるだけ風がない日を選びましょう。

Q.特に汚れやすいのは、外壁のどのあたりですか?
A.日当たりが悪く湿気がたまりやすい北側の外壁には、カビやコケなどが発生しやすいでしょう。また、キッチンの排気口付近なども、ススによる汚れや油汚れで黒ずみができやすくなります。

Q.最も汚れが付着しやすい外壁塗料にはどのようなものがあるでしょうか?
A.光触媒塗料は汚れを分解し、再び汚れが蓄積するのを防ぐ効果があります。ただし、ほかの塗料に比べて費用が高額なため、じっくり検討する必要があるでしょう。

Q.  外壁洗浄を依頼する業者は、何をポイントにして選べばよいですか?
A.豊富な実績があるか・料金体系が分かりやすいか・見積書の内容が明確か・丁寧でスピーディーな対応をしてくれるかなどをチェックしましょう。

Q.悪質な外壁リフォーム業者の特徴を教えてください。
A.不安をあおって契約を急がせる業者や、見積書に不明確な項目が多い業者などは利用しないほうがよいでしょう。

まとめ

外壁が汚れる原因や洗浄の頻度・洗浄方法などをまとめてご紹介しました。外壁洗浄は、見た目をきれいにするだけでなく、建物の寿命を延ばすためにも重要なことです。しかし、どのくらいの頻度でどうやって洗浄すればよいのか迷う人も多いでしょう。外壁洗浄をプロに依頼すべきケースや費用など、ぜひこの記事を参考にしてください。

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