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2020.03.30 知って得する塗装講座

コーキング工事とは? 具体的な工事の方法や流れなどを詳しくご紹介

外壁や屋根の劣化を防ぐためには、コーキング工事が必要です。とはいえ、コーキング工事とはどんなものか、コーキング材の種類にはどのようなものがあるのかなど、さまざまな疑問が出てきます。コーキング工事をする際は、工事内容や流れについて知っておくことが大切です。

そこで、本記事では、コーキング工事が必要になる事例や工事の方法などについてご紹介します。

コーキング工事を行うことで、家の寿命を延ばすことができます。施工前に正しい知識を身につけておくことで、コーキング工事を成功に導くことができるでしょう。

1.コーキング工事とは?

まず、コーキング工事とはどんなものかを見ていきましょう。

1-1.外壁の継ぎ目を埋める工事

コーキング工事は、外壁の継ぎ目を埋める工事です。コーキング材で劣化した外壁の継ぎ目を埋めることで、雨漏(も)りを防ぐことができます。

1-2.コーキングした箇所は経年劣化する

コーキング工事を施した箇所は、風雨や紫外線などの影響を受け、経年劣化が起こります。そのため、定期的な補修が必要となるのです。経年劣化したコーキングは、痩せて縮んでしまったり、ひび割れが起きたりします。こまめに点検し、早めに対処するようにしましょう。

1-3.シーリング工事とも呼ばれている

コーキング工事は、シーリング工事と呼ばれることもあります。業者によって呼び方が異なるため、違う工事だと勘違いされる場合があるでしょう。しかし、工事内容は同じです。

2.コーキング材の種類

コーキング材にはどんな種類があるのでしょうか?

2-1.変成シリコン系

変成シーリング系コーキング材は、紫外線に強いのが特徴です。耐候性に優れていることから、サイディングの外壁に使われることが多くなっています。

2-2.ウレタン系

ウレタン系コーキング材は、塗料との相性がいいことから、外壁塗装と同時に使われることが多いコーキング材です。

3.コーキング工事はどんなときに必要なのか?

コーキング工事は、どんな場合に必要となるのでしょうか? 具体的な事例を見ていきます。

3-1.ひび割れ

コーキングにひび割れが生じたときは、早めに工事を行いましょう。すき間から雨漏りが起きる可能性が高まるためです。経年劣化によるひび割れだけでなく、地震など災害が起きた後も注意が必要となります。

3-2.破断

コーキング部分の中央が破断している場合、コーキングが寿命を迎えているサインです。コーキング工事を行う際は、補修と併せ、耐久性に優れたコーキング材を選ぶようにしましょう。

3-3.剝離

サイディングなどの外壁材とコーキングの間に剝離が起きている場合は、プライマーの塗りムラ・3面接着施工による不具合・コーキングの強度不足などが考えられます。コーキングの打ち直しが必要です。

3-4.欠落

コーキングが部分的に剝(は)がれているものを、欠落と呼びます。プライマー不足やコーキング材選びのミスなどが考えられるでしょう。耐久性に優れたコーキング材を選び、早期に工事を行うことが大切です。

4.コーキング工事の方法

コーキング工事はどのような方法で行うのでしょうか? 具体的な方法をご紹介します。

4-1.増し打ち

増し打ちは、既存のコーキング材の上から新たなコーキング材を充填する方法です。厚みが増すメリットがあります。サッシ周りなど、構造面でカッターを入れることが適切ではない場合に用いる方法です。

4-2.打ち替え

打ち替えは、既存のコーキング材を取り除き、新たなコーキング材を充填する方法です。増し打ちより費用がかさみます。既存のコーキング材が傷んでいる場合、すべて取り除いてから工事をするため、コーキング部分が一新できるのがメリットです。

4-3.先打ち・後打ち

打ち替えには2種類の方法があります。先打ちと後打ちです。先打ちは、コーキング材を先に充填してから外壁塗装を行います。後打ちは、外壁塗装後にコーキング材を充填する方法です。先打ちは、塗膜が紫外線や風雨をカットするため、コーキング材が劣化しにくいメリットがあります。後打ちの場合、コーキング材を後から充填するので、塗膜にひび割れなどが起こりにくいのが特徴です。

5.コーキング工事の流れ

コーキング工事の流れについてご紹介します。

5-1.増し打ちの場合

増し打ちの場合、既存のコーキング材を撤去する必要がないため、プライマーを塗布後、新たなコーキング材を充填して作業が完了します。打ち替えより簡単な工事で終わるのがメリットです。

5-2.打ち替えの場合

打ち替えの場合、既存のコーキングを撤去するため、工程が複雑になります。以下の流れを覚えておきましょう。

  1. 既存のコーキング材を撤去
  2. 養生テープの設置
  3. プライマーの塗布
  4. コーキング材を充填
  5. ヘラでコーキング材を押さえて滑らかにする
  6. 養生テープの撤去
  7. 工事完了

先打ちする場合、コーキング材が完全に乾いてから塗装となります。

6.コーキング工事を依頼する方法

コーキング工事を依頼する際は、依頼方法や業者の選び方などを覚えておきましょう。

6-1.依頼までの流れ

コーキング工事を依頼する際は、現地調査などを行ってもらう必要があります。また、業者によって腕も異なるため、複数の業者を比較することが大切です。以下の流れに沿って進めましょう。

  1. リフォーム業者などをいくつかピックアップする
  2. 業者のホームページから問い合わせをする
  3. 現地調査
  4. 見積もりを出してもらう
  5. 見積書を比較する
  6. 工事方法や費用などを比べ、納得できるところへ依頼する
  7. 契約書を交わす
  8. 工事日程の調整
  9. 工事開始

6-2.コーキング工事の実績が豊富な業者が安心

コーキング工事は、実績豊富な業者が安心です。コーキング材の劣化は、肉眼では見えない部分に起きている可能性もあります。適切な判断力が求められるため、コーキング工事の知識や経験が問われるからです。複数の業者を比較し、実績と併せ、対応などに安心感を抱くことができるか確かめて契約してください。

7.コーキング工事でよくある質問

コーキング工事に関する質問を集めました。

Q.屋根や屋上にコーキング工事は必要ないのか?
A.必要な箇所もあります。特に、屋上の場合、防水を目的に工事を行うケースが多いでしょう。コーキングですき間を埋めることで、雨漏りによる浸水被害を防ぐことができます。

Q.コーキングの平均寿命は?
A.5〜10年が平均寿命とされています。寿命を迎える前に、コーキング工事をすることが大切です。劣化のサインなどを見逃さないためにも、定期点検を受けてください。

Q.コーキングのすき間から雨漏りが起きるとどうなるのか?
A.家に湿気がこもり、木材の腐食やシロアリの発生などのリスクが高まるでしょう。シロアリ被害は深刻で、家の倒壊などを招く恐れがあります。大切な資産を守るためにも、コーキングの劣化は早期に発見することが重要です。

Q.先打ちと後打ちはどのように決めるのか?
A.塗料との相性で決める場合が多いでしょう。耐候性に優れていることから、先打ちがいいと勘違いされることがあります。しかし、塗料と相性が悪い場合は、後打ちのほうが長持ちする場合もあるのです。

Q.費用だけで業者を決めてはいけない?
A.費用だけで決めず、実績や業者の対応などもしっかり見極めることが大切です。施工後のトラブルが起きても、アフターフォローがしっかりしているなど、信頼できる業者を見つけてください。

まとめ

コーキングは、紫外線や風雨の影響を受けて劣化するため、定期的に工事をすることが大切です。劣化を放置すると、雨漏りなどの被害を受ける恐れがあります。こまめに点検を受け、コーキングの劣化をチェックしてください。コーキング工事を検討されている方は、事前に工事の方法や流れを理解しておくと安心です。

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