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2019.09.26 知って得する塗装講座

外壁のひび割れを放置するのは危険!? 補修する方法や注意点なども

外壁のひび割れが気になるほど、早く補修したほうがいいのか・どうすればいいのかなど悩みの種が増えていきますよね。ひび割れは放置するほど、どんどん悪化してしまい、建築物全体の耐久性に大きく響くことになるので早急の対応が必要です。しかし、どのように補修すればいいのでしょうか。

本記事では、外壁のひび割れ補修方法や注意点などを解説します。

この記事を読むことで、外壁のひび割れを迅速に補修するコツや保証制度などが分かります。悩んでいる方はぜひ参考にしてください。

1.外壁のひび割れが引き起こす問題は?

最初に、外壁のひび割れがどのような問題を引き起こすのかチェックしておきましょう。

1-1.雨漏りの原因になるケースも

外壁のひび割れを放置すると、雨漏りの原因になるケースがあります。微細なひび割れでも雨水が浸入してしまい、木材が腐敗してしまうのです。なぜ雨漏りをしているのか原因が分からないケースが多いのですが、外壁のひび割れが原因になっていることもあるので注意しなければなりません。

また、雨水が浸透すると建物の劣化にもつながります。建物の柱や梁など中心となる部分にも悪影響を及ぼすため、早急に対処することが大切です。

1-2.台風や地震に弱い建物になる

外壁のひび割れによって建物の劣化がすすむにつれ、倒壊しやすい状態になってしまいます。特に、構造上の問題でひび割れが起きている場合は、台風や地震で簡単に崩れやすくなるのです。近年は、自然災害が増えているので十分に注意しなければなりません。台風や地震に弱い状態だと安心して生活できなくなってしまいます。「少しのひびだから問題ない」と思うのは大間違いですし、すぐにひび割れが大きくなるので注意してください。

1-3.見た目の美観を損なう

雨漏りや建物の劣化に影響するだけでなく、外壁のひび割れは見た目の美観を損なう点も問題の1つです。キレイな外観の家はきちんとメンテナンスされているんだなと良い印象を受けますよね。逆に、外壁にひび割れた起きていたり、色が落ちたりしていると悪い印象を与えがちです。

たとえ、内観をキレイにしていても人目につく外観のほうが大きな印象を与えます。見た目をキレイに維持し続けるためにも、ひび割れを早急に補修し再度割れないための工夫をすることが大切です。

2.外壁のひび割れタイプと発生しやすい場所

ここでは、外壁のひび割れタイプと発生しやすい場所を紹介します。

2-1.塗膜に発生する「ヘアークラック」

外壁のひび割れの中でも比較的軽いひび割れになるのが、塗膜に発生するヘアークラックです。名前のとおり、髪の毛のように細く短い点が特徴となります。塗膜に発生するヘアークラックは、経年による塗膜劣化・塗装間隔時間の不適切な塗装作業などが主な原因です。

中でも、最も多いのが経年による塗膜劣化と言えるでしょう。塗膜性能が経年劣化することで素地の膨張収縮に耐えられなくなり、塗膜にひび割れが起きやすくなります。

2-2.外壁材に発生する3種類のクラック

乾燥クラック・構造クラック・縁切れによるクラックの3種類は、外壁材に発生したクラックが塗膜に現れたものです。塗膜自体がクラックを起こしているのではなく、外壁材にひび割れが起きている状態となります。それぞれの特徴は以下のとおりです。

  • 乾燥クラック:モルタルなど湿式工法による外壁に発生しやすい。乾燥過程で水分の蒸発などにより収縮が生じひび割れが起きる
  • 構造クラック:建物の構造的な欠陥・凍結と融解のくり返し・建物の不同沈下などから発生するひび割れ
  • 縁切れクラック:モルタルなど湿式工法で作業を途中で中止したり、ほかの事情で部分的にやり直したりすると新旧の塗り継ぎ面に生じるひび割れ

2-3.外壁全体にひび割れが生じる

ひび割れはさまざまな場所に発生します。モルタル壁の場合は、建物の感想や収縮などによって外壁全体にひび割れが生じやすいのです。ただ、サイディング壁の場合は、ボードを張り合わせた目地部分にひび割れが発生しやすくなります。

外壁材や塗装の種類などによって発生しやすい場所は異なりますが、あらゆる場所に発生するものなので日ごろから確認できる範囲でチェックしておいたほうがいいでしょう。1箇所に発生している場合は、ほかの場所に発生している場合もあるので要注意です。

3.外壁のひび割れで利用できる保証・保険制度は?

外壁のひび割れは、状況によって保証・保険制度が利用できるケースがあります。ここでは、保証・保険制度の内容について解説しましょう。

3-1.塗料メーカーや施工業者の保証は塗装の剝がれのみ

外壁塗料のメーカーや施工業者によって保証制度がついているケースがありますが、ほとんどが塗装の剝がれのみの対象となります。塗料の希釈量や塗布した量と回数などが適切に行われていなかった場合の保証になっているケースがほとんどです。

メーカーや業者の中にはひび割れも一応入っているところはありますが、経年劣化によるひび割れは対象外になるので注意してください。念のため、外壁塗装や工事を行ってくれた施工業者に保証範囲を確認するといいでしょう。

3-2.保証の種類や適用条件がある

外壁のひび割れに関しては、保証の種類や適用条件などがあります。ただし、保証内容にかかわらず、地元に根づいた優良業者は3年以内のトラブルなら何らかの対応をしてくれるところがほとんどです。

また、施工業者が組合に入っている場合、組合からの保証を受けることができます。施工業者が加盟している組合が解散していない・早めに申請していることが前提なので注意が必要です。

3-3.台風・地震などのイレギュラーな保証

火災保険に入っている場合、突発的に起こる自然災害でひび割れが発生したケースのみ保証されることになります。ただし、保証される自然災害の条件も定められているので注意してください。たとえば、最大瞬間の風速が秒速で20m以上になることなどがあります。

また、災害で外壁が破損し工事をした場合、保証されるのは20万円以上の費用がかかる場合だけです。また、地震で外壁にひび割れが発生した場合は、全損・半損・一部損と3段階で保証の基準が決まります。全損なら保険金額が全額、半損なら50%、一部損は5%と金額も異なるのです。加入している保険内容によっても異なるため、事前に確認しておいたほうがいいでしょう。

4.外壁のひび割れを補修する方法

それでは、外壁のひび割れを補修する方法について解説します。

4-1.まずは業者に外壁診断してもらう

外壁のひび割れを見つけた場合は、業者に外壁診断を依頼してください。しっかり調査を行うことで適切な補修を施すことができます。外壁診断を行っている業者に依頼することも大切なポイントです。外壁診断から補修工事までの大まかな流れは以下のとおりとなります。

  1. 現地調査:ひび割れの現状を確認し、適した補修方法を提示してもらう
  2. 見積もり:どのくらいの金額がかかるのか見積もりを出してもらう
  3. 施工日の決定:見積もりに納得した後、業者と契約を交わし施工日を決める

4-2.自分で補修する3つの方法

外壁のひび割れの中には、自分で補修できるケースがあります。たとえば、0.3mm以下の微細なひび割れです。自分で補修する方法としては、チョーク式・スプレー式・シーリング材を使った3つの方法があります。それぞれの方法は以下のとおりです。

  • チョーク式:セメントチョークを手で塗る方法
  • スプレー式:セメントをスプレーで噴射して定着させる方法
  • シーリング材:外壁を洗浄してから下地のプライマーとシーリング材を塗る方法

ただし、無理にDIYで補修してしまうと失敗してさらに悪化させてしまう恐れがあります。ひび割れがひどい場合や不安な方は、専門業者に依頼したほうが安心です。

4-3.1mm以上のひび割れは業者に依頼しよう

ひび割れが1mm以上の場合は、できるだけ早めに専門業者に依頼することが大切です。処置が遅れるほどひび割れがどんどん大きくなり、雨水が浸入してしまいます。ひび割れを見つけたらすぐに業者に依頼し状態をチェックしてもらいましょう。対応が遅れると補修費用も高くなるため、できる限り費用を抑えたい方は早めの依頼が大切なポイントです。

4-4.悪徳業者とのトラブルに要注意!

近年、外壁塗装業者とのトラブルが相次いでいます。たとえば、「見積書とは違う費用を請求された」「塗料を追加したからと追加費用を求められた」などです。

悪徳業者に引っかからないようにするためには、見積書の内容を細かく確認する・スタッフの対応をチェックするなど、複数の業者を比較することが大切なポイントとなります。外壁塗装・外装塗装工事を行っている株式会社テンイチでは無料見積もりや無料相談を受けつけているので、ぜひ1度ご相談ください。

5.外壁のひび割れに関してよくある質問

外壁のひび割れに関する質問を5つピックアップしてみました。

Q.外壁のひび割れを発見したらどうすべきか?
A.まずはひび割れの幅がどのくらいあるのか測定してください。ひび割れのリスクの高さは、幅によって大きく変わります。幅が0.3mm程度であれば早急な対処は必要なく、DIYできる範囲内です。ただし、0.3mm以上の幅の場合は、専門業者に調査を依頼したほうがいいでしょう。ひび割れの幅を測ることで緊急性の有無が判断できます。また、ほかの場所にもひび割れが発生していないかチェックすることも大切です。

Q.ヘアークラックを補修する方法は?
A.パテ効果がある微弾性のフィラーを使ってクラックの溝を埋める方法があります。溝を埋めた後は上塗り材を塗布することが大切です。また、ホームセンターで手に入るシーリング・コーキング材を充填する方法もあります。シーリング材を使用する補修方法は、以下のとおりです。

  1. ひび割れ部分をドライバーの先やブラシなどを使ってかき出すように掃除する
  2. ひび割れ部分にシーリング材を塗りこむ
  3. 完全に乾かしたら、上から塗装する

Q.補修費用はいくらかかるのか?
A.業者に依頼する場合、ひび割れの状態や補修内容によって異なります。コーキング材をひび割れに充填する打ち増しと既存のコーキング材を取り除いてから補修する打ち替えを行うケースがほとんどです。打ち増しの費用相場は1mあたり約500~900円、打ち替えの相場は1mあたり約700~1,200円になるでしょう。ひび割れがたくさんあるほど費用もかさばるので要注意です。

Q.外壁のひび割れを防ぐコツは?
A.主な方法としては、弾性塗料を使用する方法があります。弾性塗料とは、ゴムのような伸縮性と柔軟性を持つ機能性塗料のことです。弾性塗料を外壁に塗ることでひび割れが発生しにくくなります。特に、モルタル外壁のひび割れ対策におすすめの方法です。逆に、サイディング外壁の場合は太陽の熱でサイディングが熱くなるため、塗料が劣化しやすくなります。ほかにも、ひび割れ誘発目地を使ったり、目視で定期的に状態を確認したり防ぐコツはさまざまです。

Q.優良業者を選ぶポイントは?
A.保証が整っている業者は優良業者の傾向があります。たとえば、株式会社テンイチの場合は、最長10年の保証つきです。保証期間内であればどのようなトラブルでも迅速に対応してくれます。また、近隣住民へしっかりと配慮してくれるかも要チェックです。塗装工事中は何かと近隣に迷惑がかかってしまいます。工事前に挨拶をしてくれるか・トラブルが起きても迅速に動いてくれるかは必ずチェックしておかなければなりません。

まとめ

外壁のひび割れは、どんなに小さなひびだとしても早急に補修する必要があります。ひび割れを放置するとさらに悪化してしまい、そこから雨水が浸入しては木材が腐敗する原因になるのです。建築物全体の耐久性に悪影響を及ぼすことになり、放置するほど補修費用も高くなってしまいます。早めに補修すれば最小限の費用で抑えることができるでしょう。外壁のひび割れを補修する際は、なるべく外壁の補修実績がある業者を選ぶのがポイントです。

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