2020.01.23 知って得する塗装講座
blog 外壁塗装ブログ
「そろそろ自社ビルの外壁塗装をやり直したいが、どこにどんな方法で依頼すればよいのだろう」「ビルを外壁塗装する費用目安を知りたい」とお考えでしょうか?
ビルの外壁塗装をやり直せば、企業イメージのアップにつながるなど多くのメリットがありますよね。しかし、どんな種類の塗料を使うとよいのか、どのくらい費用がかかるのかなど、よく分からないこともあるでしょう。
そこで今回は、ビルの外壁塗装について詳しく解説します。
この記事を読むことで、ビルの外壁塗装を行うポイントがよく分かります。まずは、記事を読んでみてください。
INDEX
1.ビルを外壁塗装するタイミングは?
最初に、ビルを外壁塗装する主なタイミングを見ていきましょう。
1-1.色あせや汚れなどが気になる
色あせや汚れなどが気になるときは、外壁塗装をやり直すタイミングです。外壁が色あせたり汚れたりしていると、企業イメージが悪くなります。自社ビルは、企業の顔です。外壁塗装に問題があるままにしておくと、「自社ビルの外壁塗装に手が回らないほど困っているのでは?」など、マイナスイメージが付く原因になります。
思わぬ悪評により業績を落としたくないのなら、外壁塗装をやり直して色あせや汚れを改善し、企業イメージを高めることが大切です。
1-2.外観イメージを変えたい
ビルの外観イメージを変えたいときも、外壁塗装をするタイミングです。外壁塗装をやり直して色を変更すれば、見た人の印象をガラッと変えることもできます。場合によっては、街のシンボルにもなるでしょう。古い企業イメージを変えたい、もっと多くの人に自社を知ってもらいたいといったときにもおすすめです。
1-3.外壁塗装が寿命を迎えた
外壁塗装が寿命を迎えたタイミングでやり直すのもおすすめです。外壁塗装は、塗装の種類により平均して10年程度で寿命を迎えます。寿命を迎えた外壁塗装は、色あせやハゲなどが目立つだけでなく、外壁を保護するという役目も期待できなくなるでしょう。また、ひび割れから外壁内部に雨水が浸入し、雨もりの原因になります。寿命を迎えた外壁は、早めに塗装をやり直しましょう。
2.ビルの外壁塗装に向いている塗料は?
ビルの外壁塗装にはどんな塗料が向いているか、主な塗料の種類をご紹介しながら解説します。
2-1.アクリル系塗料
アクリル系塗料は、アクリル系樹脂を主成分とした塗料です。安価に購入できる、カラーバリエーションが豊富などが主なメリットになります。半面、紫外線に弱い、耐久性に乏しい、耐用年数が5~7年と短いことなどがデメリットです。たとえば、アパレル企業などで、外観イメージを変えるために短いサイクルで外壁塗装をやり直したいケースなどに向きます。
2-2.ウレタン系塗料
ウレタン系塗料はウレタン系樹脂を主成分とした塗料で、一昔前までは、外壁塗装用塗料の主流でした。ウレタン塗料は、アクリル系塗料より耐用年数が長めで8~10年程度となり、耐久性も高くなります。最近では、より耐用年数が長い製品も出てきていますが、その分価格が高くなるのがデメリットです。
2-3.シリコン系塗料
シリコン系塗料とは、シリコン系樹脂が主成分の塗料で、価格と性能のバランスがよいことから外壁塗装に広く使われています。シリコン塗料の耐用年数は、10~15年程度です。ツヤのある仕上がりと耐水性や耐熱性などに優れることなどが特徴で、外壁塗装用の塗料に適しています。10年程度でビルの外壁塗装のやり直しを考えるのなら、シリコン系塗料がおすすめです。
2-4.フッ素系塗料
フッ素系塗料の主成分は、フッ素を含む合成樹脂です。対候性・耐久性・防汚性などあらゆる面で優れる高性能な塗料で、主に大型ビルや商業施設の外壁塗装などに使われます。フッ素系塗料は高価なので、外壁塗装の初期費用を抑えたい場合には向きません。しかし、耐用年数が12~15年あり、長い目で見れば安上がりになるといえます。ビルの外壁塗装でコストパフォーマンスを求めるのなら、フッ素系塗料がおすすめです。
2-5.光触媒(しょくばい)系塗料
光触媒系塗料は、紫外線によって汚れを分解することができるのが特徴です。分解された汚れは雨が降ると水分とよくなじみ、自然に流れ落ちてキレイになります。塗料の価格は高価ですが、耐用年数が15~20年と長いことを考えれば、十分に価値があるといえるでしょう。
ただし、光触媒系塗料は日光が当たる場所で効果を発揮するため、日影になることが多いビルの外壁塗装にはおすすめしません。
2-6.無機系塗料
無機系塗料とは、塗料の原料に石・レンガ・ガラスなどの無機物が配合された塗料のことです。紫外線による劣化の心配がないため対候性が高く、外壁塗装用の塗料に向いています。また、防汚性も高いので汚れにくく、カビやコケが発生しにくいのもメリットです。耐用年数も20~25年程度と長期で、メンテナンスの手間がかからないのにも注目でしょう。
ただし、塗料の価格が高価で初期費用がかかることや、高い塗装技術が必要になることなどがデメリットです。無機系塗料での外壁塗装を希望するときは、特に技術力の高い業者に依頼しましょう。
2-7.ラジカル系塗料
ラジカル系塗料とは、塗料に高耐候酸化チタンと光安定剤を配合し、塗膜の劣化を抑える機能がある塗料です。ラジカル系塗料は、アクリル樹脂ベース・ウレタン樹脂ベース・シリコン樹脂ベースなどに分けることができます。ベースとなる塗料の性質に+αの機能が付加さたものと考えてください。ラジカル系塗料は高性能な割に安価なことがメリットで、取り扱っている業者も少ないことがデメリットです。
3.ビルを外壁塗装するときの準備
ビルを外壁塗装するときの準備を詳しく見ていきましょう。
3-1.どんな外観に仕上げたいかなどを具体的に考える
ビルの外壁塗装をする前に、どんな外観に仕上げたいか、どんな機能を期待するかなどを具体的に考えておきましょう、業者と打ち合わせする際、具体的なイメージを持っていると話がスムーズに進みます。業者に塗料の種類や仕上がりイメージを丸投げしてしまうと、後日こんなはずではなかったということになりがちなのでいけません。満足度の高い仕上がりは、自分たちの希望をきちんと伝えることから始まるのです。
3-2.外壁塗装の予算や工期を確認する
外壁塗装の予算や工期を確認しておくことも大切です。外壁塗装の費用は、塗料の種類や塗装面積・人件費・足場代などさまざまな内容を合算して決められます。依頼者としては、安く上がるに越したことはないでしょう。しかし、安かろう・悪かろうでは困ります。費用相場を把握するためにも、複数の業者に見積もりを依頼して比較してみるとよいでしょう。後述する5-3を参考にして信頼できる業者を2~3社選び、それぞれに見積もりを依頼して比較してみてください。見積もりをチェックするときは、迅速かつ丁寧な対応をしているかも合わせて吟味するとよいでしょう。単に金額が安いだけの業者を選ぶと、何かと不満を残すことが多いからです。
3-3.外壁塗装を依頼する業者を決める
ビルの外壁塗装は、以下の条件を満たす業者に依頼すると安心です。
- ビルの外壁塗装で豊富な実績がある
- 技術力の高さや仕上がりの高品質さで定評がある
- 見積もりは無料
- リーズナブルで分かりやすい料金システム
- 希望の工期に合わせてくれる
- スタッフの言葉遣いや態度が丁寧
- 顧客からの評判がよい
- 保証やアフターサービスが手厚い
なお、当テンイチでもビルの外壁塗装を数多くお受けし、ご好評をいただいています。まずは、お気軽にお問い合わせください。
3-4.雑居ビルは入居者への告知を早めにすること
雑居ビルの外壁塗装をするときは、入居者への事前告知を早めにしておきましょう。塗装工事中は、作業の都合で窓を開けることができない時間が発生します。また、塗料の臭いや工事の音なども、気になることでしょう。入居者に不利益を与えないためには、遅くとも、工事開始日の2週間前には告知しておくことが必要です。
3-5.近隣へのあいさつも忘れないこと
ビルの外壁塗装工事前に、近隣へのあいさつも忘れないようにしてくだささい。外壁塗装工事中は、騒音・振動・臭い・車両移動などで近隣に迷惑がかかることがあります。早めにあいさつ回りをして外壁塗装工事期間を告知しておけば、思わぬクレームが来ることを防ぐことが可能です。なお、業者によっては、近隣へのあいさつ回りを代行してもらえるところもあるので確認してみるとよいでしょう。
4.ビルを外壁塗装する費用はどのくらい?
ビルを外壁塗装する費用がどのくらいかかるか、詳しくご紹介します。
4-1.塗装面積×塗料単価+足場代・人件費などがかかる
ビルを外壁塗装する場合の費用内訳は、以下のとおりです。
- 塗料代(塗装面積×塗料単価)
- 足場代
- 人件費
- 諸経費
業者によって、塗料単価・足場代・人件費・諸経費の設定金額が異なります。塗料の単価が安くてもそのほかの費用が多くかかる場合、合計で高く付くこともあるので注意してください。また、外壁の状態によっては、別途補修費用が必要になることもあります。
4-2.ビルを外壁塗装するときの費用目安を実例でチェック
ビルの外壁塗装でよくある事例を3つ挙げながら、費用目安をご紹介します。
4-2-1.3階建ての雑居ビルをシリコン系塗料で外壁塗装する
3階建ての雑居ビルをシリコン系塗料で外壁塗装した場合、以下が費用目安になります。
- 塗装面積800㎡×シリコン系塗料の1㎡単価約2,500~3,500円+足場代+人件費+諸費用=約300~380万円
4-2-2.4階建ての自社ビルをフッ素系塗料で外壁塗装する
4階建ての自社ビルをフッ素系塗料で外壁塗装する場合で、下地の補修が一部必要になるケースでは、以下が費用目安になります。
- 塗装面積1,050㎡×フッ素系塗料の1㎡単価約3,500~4,500円+下地補修費用+足場代+人件費+諸費用=約530~620万円
4-2-3.5階建てのオフィスビルを無機系塗料で外壁塗装する
5階建てのオフィスビルを無機系塗料で外壁塗装する費用目安は、以下のとおりです。
- 外壁の面積1,050㎡×無機系塗料の1㎡単価約5,000~5,500円+足場代+人件費+諸費用=約620~700万円
5.ビルの外壁塗装に関するよくある質問
最後に、ビルの外壁塗装に関する質問に回答します。それぞれ参考にしてください。
Q.外壁塗装と屋根塗装は同時に行うほうがよい?
A.なるべく同時に行うことをおすすめします。屋根塗装が寿命を迎えている場合などは、外壁塗装だけやり直すとちぐはぐな印象になりやすいからです。いずれ屋根塗装もやり直すことになると考えれば、同時に行うほうがよいでしょう。
Q.ビルの外壁塗装は雨天でも可能?
A.足場を組んだり外壁を洗浄したりなどの工程は可能ですが、塗装工程は中止になるでしょう。雨天時に無理やり作業しても、塗料を十分に乾かすことができず施工不良になりやすいからです。
Q.ビルの外壁塗装で足場を組む理由は?
A.作業員の安全を確保するためです。ビルの外壁塗装は高所で行うことが多く、ビル風の影響も受けるため危険が伴います。作業員に安定した足場を提供し、安心して作業を進めてもらうためにも足場を組むことが必要なのです。
Q.外壁塗装の仕上がりに不満があるときはどうする?
A.業者に連絡し、状況を説明してください。信頼できる業者なら、すぐに現場確認をしてくれるはずです。現場確認の結果、明らかに業者に落ち度がある場合は、やり直してもらえます。
Q.外壁塗装は同じ業者に依頼し続けたほうがよい?
A.前回の外壁塗装工事に対して特に不満がなければ、同じ業者に依頼してもよいでしょう。しかし、外壁塗装の仕上がりや保証などの面で不満があったり、そのほかに気になる業者があったりするときは、変更して構いません。
まとめ
今回は、ビルの外壁塗装について詳しく解説しました。ビルの外壁塗装は、経年や紫外線などの影響で徐々に劣化するため、定期的にやり直すことが大切です。外壁塗装は、ビルの外観イメージをアップし、耐久性や機能性を高める役割を持っています。塗料の種類やグレードによっても仕上がりや耐用年数などが異なるため、信頼できる業者とよく相談して進めるとよいでしょう。
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