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2019.10.17 知って得する塗装講座

外壁の下地を補修する方法は? 劣化を放置するリスクも徹底検証!

「外壁の下地を補修する方法にはどのようなものがあるのか?」「下地の劣化を放置するとどんな問題があるのか知りたい」とお悩みではありませんか? 新築時から10年前後たつと、外壁の下地にさまざまな劣化症状が起こっている可能性が高くなります。外壁の再塗装をする際は、下地の状態をしっかり確認し、必要な補修をする必要があるのです。

この記事では、外壁下地の劣化症状や劣化を放置するリスク・下地補修の方法などを詳しくご紹介しましょう。

この記事を読むことで、外壁下地の劣化を補修する必要性や、劣化症状ごとの補修方法などが分かるはずです。ぜひ参考にしてください。

1.外壁の下地が劣化することで起こる症状

まずは、外壁下地が劣化するとどのような症状が起こるのかをご紹介しましょう。

1-1.ひび割れ

外壁下地の劣化症状として特に多いのが、ひび割れです。ひび割れの原因には、コンクリートやモルタルが乾燥と収縮を繰り返すことや、地震の揺れなどがあります。小さなひび割れであればすぐ対処する必要はありませんが、幅0.5mm以上のひび割れは内部にまで影響が及ぶため、早めに補修しなければなりません。

1-2.モルタルの浮き

建物の寸法を調整するために塗ってあるモルタルが浮いてくることもあります。経年劣化によってモルタルが躯体から分離してしまうことが原因です。そのままにしておくとモルタル片が落下する恐れもあるでしょう。

1-3.鉄筋爆裂

鉄筋の爆裂も劣化症状の一つです。コンクリート内部の鉄筋が腐食して膨張すると、コンクリートを突き破って破裂してしまうことがあります。落下の危険性があるだけでなく、躯体内部の劣化がすすんでいる証拠です。

1-4.欠損

外部からの衝撃や内部の腐敗によってコンクリートが欠けてしまうこともあります。「ピンホール」と呼ばれる穴が開くこともあるため、注意して観察しましょう。ピンホールは、下地処理をしっかり行わずに塗装した場合に起こりやすいのが特徴です。

2.外壁下地の劣化を放置するリスクは?

外壁下地の劣化を放置することには、どのようなリスクがあるのでしょうか。

2-1.建物の外観が悪くなる

外壁下地の劣化を放置すれば、当然のことながら建物の外観が悪くなります。ひび割れやモルタルの浮き・欠損などが目立つ建物は、見た目がよくありません。建物としての資産価値も低下してしまいます。

2-2.強度が低下する

外壁下地が劣化していると躯体の強度が低下します。大きな地震が発生した際、揺れに耐えられず倒壊してしまう恐れもあるでしょう。住人の安全性がしっかり確保できないのは、大きなリスクです。

2-3.落下物による事故が発生する

モルタルのはがれやコンクリートの欠損が原因で、落下物による事故が発生する危険もあります。住人や通行人がケガをしてしまう可能性も考えられるでしょう。こうした事故を未然に防ぐためにも、外壁下地の劣化状況をしっかり確認し、補修しておくことが必要です。

3.外壁の下地補修方法を紹介

外壁の下地補修にはどのような方法があるのかをご紹介しましょう。

3-1.ひび割れの補修方法

ひび割れの補修方法は、ひび割れの大きさによって異なります。幅0.3mm以下の小さなひび割れは、シーリング材や微弾性フィラーを埋め込むことで補修するのが一般的です。幅0.3mm以上のひび割れは、エポキシ樹脂の注入やUカットシールの充填といった方法で補修します。

3-2.モルタル浮きの補修方法

モルタルが浮いている場合の補修には、エポキシ樹脂を使って密着させる工法が用いられます。モルタルの浮きが生じやすい場所には、エポキシ樹脂を注入した後、さらにネジピンを挿入してしっかり固定する必要があるでしょう。

3-3.鉄筋爆裂の補修方法

鉄筋爆裂を補修する場合は、露出した鉄筋からサビを取り除いてから埋め戻します。埋め戻す際は、周囲との段差がなくなるまでエポキシ樹脂モルタルを塗っていくのが一般的な手順です。

3-4.欠損の補修方法

穴や欠けなどの欠損を補修する場合は、エポキシ樹脂を注入します。奥深くまである欠損には、低圧法によるエポキシ樹脂注入が行われることになるでしょう。

4.外壁の下地補修に関するよくある質問

「外壁の下地補修について知りたい」という人が感じるであろう疑問とその回答をまとめました。

Q.外壁の下地補修工事に保険は適用されないのでしょうか?
A.強風や大雪などで外壁が破損した場合などは、火災保険が適用される場合もあります。

Q.外壁の下地補修を業者に依頼する際の流れを教えてください。
A.まずは無料見積もりを依頼し、その内容に納得できたら現地調査をしてもらいましょう。正式な見積もりを出してもらい、作業日時を決定するというのが一般的な流れです。

Q.外壁補修業者を選ぶ際のポイントは何でしょうか?
A.豊富な実績があるか・無料見積もりを受け付けているか・見積書の内容が明確かなどをチェックすることをおすすめします。

Q.外壁塗装における下地処理には、どのような目的があるのでしょうか?
A.下地の劣化を補修して安全性を高めるのはもちろんのこと、塗料の密着度を高めるという目的もあります。

Q.悪質な外壁補修業者の特徴を教えてください。
A.突然訪問してきて「外壁に問題がある」と不安をあおり、契約を迫ってくる業者が増えています。十分注意してください。

まとめ

外壁下地の劣化を放置するリスクや補修方法などを詳しくご紹介しました。建物の寿命をのばすためにも、外壁下地の劣化を補修することは重要です。下地が劣化しているときに起こる症状を知り、早めに補修してもらいましょう。

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